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理沙の慟哭1-5
5.やめて、お兄ちゃん
男の指が、ショーツの上から、クリを挟むように擦る。
性的な刺激というものは、微妙なもので、理沙には、セックスは気持ちのいいものではない。
セックス=虐待でしかなかった理沙の体は、その刺激を受け付けない。
それでも、理沙は、喘ぐふりをして、男の「お兄ちゃんと言って」というささやきを無視した。
「うつ伏せになって、お尻を上げて」
理沙は、言われた通りにするが、返事はしない。
男は、理沙のスカートを背中までめくって、ショーツ越しに股間を自分の鼻で擦るようにする。
理沙は、どんな要求にもたいていは応じる。
裸を見られて恥かしいと思うこともない。
話しかけられるのに比べれば、おしっこを見られるほうがまだましだった。
男が、理沙のショーツを膝まで下げた。
丸い、真っ白な理沙のお尻を左右に広げ、男は、舌を伸ばして理沙のアナルから、前へと舌を這わしていく。
理沙は、両手で頭を抱え、耳をふさいだ。
舌が指に変った。男は理沙の横に座り、理沙は顔を自分に向けた。
理沙の顔の前に、男のものがあった。
理沙は、顔を上げ、それを含んだ。
そうしろということなのだ。言われる前にする。
先端だけを口に入れ、舌でぐるぐると舐める。
男は腰を引いたが、理沙はついて行く。
手だろうと、口だろうと、あそこだろうと、お尻だろうと、とにかくはやくいかせる。
そうすれば、解放してもらえる。
理沙は、男のものに手を添えてしごいた。
(いけっ・・・いっちゃえ・・・・)
不意に男は、理沙の手を払い、ぐいっと突いてきた。
男の手が、理沙の股間から離れた。
理沙は、身体をまっすぐ男の方に向けると、男のものをぐっと根元まで飲み込む。
男の表情が、変わった。
理沙は、後ろに手をついて足を開いて座っている男の股間に頭を埋めた。
唇に強く力を入れて、引いた。
3度目に、男は膝を立てて腰を浮かせた。
理沙は、自ら男のお尻を抱きかけるように手を回し、ぐいぐいと咽の奥までそれを入れた。
「あ・・あ・・・・」
男は理沙の頭を押さえ、理沙の口の中にどっと放った。
どくっ・・・どくっ・・っと流れ出てくる。
多い。それは、多すぎて、理沙の口からこぼれた。
男の手がどくと、理沙はすぐに男から離れて、テーブルの上のティッシュを取り、そこに吐き出した。
飲み込めと言われているのだが、今日は多すぎた。
鼻を突く臭いに、思わず、吐きそうになる。
「ごめんなさい」
理沙は、男に謝った。
「・・・・・何が?」
男は、理沙が何を謝っているのかわからない。
「飲み込まなかった」
「ああ・・・いいよ。そのかわり、きれいにして・・・・」
理沙は、黙って、男の股間にもう一度、顔を近づけ、それを含んだ。
男は、嬉しそうに、理沙の頭を撫でた。
「お風呂に入ろうか?」
理沙はうなずいた。
ありがたいことに、男は、お兄ちゃんという言葉には、こだわっていなかった。
お風呂では、男は理沙の身体を丁寧に洗った。
お風呂から出ると、今度は、体操服にブルマだ。
泊まりの予定だが、パジャマなどは、持ってきていない。
パジャマ代わりにちょうどよかった。
といっても、どうせ脱がされてしまうのだが・・・・
2回目は、バックから、ブルマの横から差し込まれ、最後は顔にかけられた。
男は、理沙の頬に飛び散った精液を、自分の肉棒でかき寄せ、理沙の口に運んだ。
理沙は、今度は、飲み込んだ。
そして、また、男のものを舐め取った。
男は、執拗だった。
理沙の体操服とブルマを脱がせ、裸にすると、うつ伏せの理沙の背中に乗って、背中じゅうに舌を這わせた。
男の部屋に来てから、3時間。普段なら、とっくに帰れるのに・・・・。
理沙は、うつ伏せのまま、眠ってしまいたかったが、男の舌は、おぞましく、とても眠れる状況ではない。
「気持ちいい?」
いいわけがない。理沙は、返事をしない。
男は、身動きしない理沙に興味を失ったのか、ベッドを降りた。
「アイスでも食べる?」
会話などしたくない理沙は顔を上げ、男を見た。
目があった。理沙は、軽く頭を横に振った。
「そう・・・」
男は、うつ伏せの理沙の裸の背中とお尻をじっと見た。
「ねぇ、君、なんか部活でもやってる?」
理沙は、身体を回し、仰向けになって、上半身を起し、同じように、頭を横に振った。
「音楽でも聴く?好きなアーチストは?」
やはり同じように頭を横に振る。
「中学生でも・・・いるの?こんなことしてる子…」
最低な質問だ。
「わかりません」
「君は、どうして始めたの?街で声かけられた?」
理沙は、うつむいて返事をしない。
ほとんどしゃべらない理沙に、男は、だんだんとイラつき始めた。
男が、近寄ってきた。
理沙は、ベッドから降りようとしたが、男に腕をつままれ、また、ベッドに引き戻され、うつ伏せにされて、腰の上に乗られた。
男は、理沙の腕を背中で交差させ、タオルで縛った。
理沙の体がこわばる。
男は、腰の上から太ももの上に移動したが、両足で理沙の両太ももをしっかりと挟み、動けないようにして、お尻を手の平で強く押し始めた。
手の平に力を入れてぐるぐる、回しながら、指先を食い込ませる。
「あ・・・いっ・・・・」
指を立てて、お尻の肉をわしづかみにされる。しばらくぎゅっとつかむと、また、手の平で強く丸く押す。そして、またつかむ。だんだん、つかまれている時間が長くなる。
不意に、指でひねられた。
「うっ・・・・」
理沙は、ただ、我慢するだけだ。
みるみる理沙のお尻が、赤くなっていく。
「痛いか?」
理沙は何も言わない。
「痛かったら、お兄ちゃん、やめてって言いな」
ますます言いたくない。
男は、ベッドの横にあるサイドテーブルの引き出しから、バイブを取り出した。
男は、理沙にそれを突き入れた。
「ああ・・・いや・・・いや」
「お兄ちゃん、やめて・・・・だ」
理沙は、再び黙った。
男が、振動のレベルを上げた。
「うっ・・・・・」
それでも、理沙は、お願いしない。
「強情だね」
男は、背中で腕を縛ったままの理沙を仰向けにすると、理沙とは逆向きに、理沙の股間に顔を埋めるように理沙に乗った。
目の前のバイブを、弄びながら、男は、肉棒で、理沙の口を探し、それを見つけると、理沙の口につき立てた。
男は、理沙の口を、性器でもあるかのように、腰を前後させる。
男は、2度放出していたにもかかわらず、固さも大きさもじゅうぶんだった。
理沙は、バイブの激しい刺激に、身体をよじって耐えたが、男に口も使われて、どうにも耐える術を失ってしまった。
「あああ・・あふぁああー」
今まで全くといっていいほど喋らず、声も出さなかった理沙の声が、大きく響いた。
「やめて・・・お兄ちゃん、やめて」
男は、理沙の耳元に顔を寄せて話す。
「やめて・・・お兄ちゃん」
とうとう、理沙はそれを口にした。
「もう一度・・・」
男は、いい気分だった。
「やめて、お兄ちゃん」
「うっ・・」
“お兄ちゃん”という言葉の刺激に、2度放出していたにもかかわらず、男は、3度目も理沙の口に放った。
理沙の慟哭1-6
6.千春
部屋のベッドは狭く、いっしょにはとても寝られない。
男は、理沙にベッドを与え、自分は、床に寝た。
ベッドで一人にしてくれたのはありがたかった。
おかげで、理沙は、なんとか眠ることは出来たのだが…。
朝、ベッドに男が入ってきて、理沙を自分の上に乗せた。
男は、理沙の身体を下へ下へと押しやる。
最悪な朝だ。
男が、何を望んでいるか…理沙にはじゅうぶんに理解できたが、従いたくはなかった。
男の手が、理沙の頭を押さえ、自分のものに押し付けた。
しょうがなかった。
理沙は、男のものを咥えた。
昨夜3回、全部、口だった。
そして、朝も…
理沙は、さすがに飲み込まず、バスルームにいって、吐き出し、そのまま長々とシャワーを浴びた。
10時を過ぎて、ようやく孝之が迎えに来た。
「また、お願いするよ」とうい男の声が聞こえたが、理沙は、さっさと孝之の車に乗っていた。
「ほい、これ、小遣いだ」
理沙は、1万円札を1枚握らされた。
男からいったいいくら取ったのか、理沙は知らない。
ただ、泊まりじゃないいつもならば2千円だから、相当取ったのだろう。
こうしてお金を渡されるのもいやだ。
したくてしているわけじゃない。
お金が欲しいわけじゃない。
理沙は、ほとんどお金を使わない。
服も髪型も化粧も全く興味は無い。
いっしょに出かける友達もいない。
理沙が話をするのは、たったひとり、母、信子の従姉妹の千春だけだ。
「千春さん、ごめん、こんな遅くに…」
その夜、理沙は千春に電話した。
「どうしたの?」
「昨日ね、泊まりだったの」
「泊まり?」
「男のところで一晩」
「ひどいわね…だいじょうぶ?」
「うん。平気」
理沙は、いつもそう言う。
平気なはずが無い。
「千春さん、訊いていい?」
「何?」
「ヌードモデルって、15歳でもなれるの?」
千春は、20歳。
服飾関係の専門学校に通いながら、バイトでヌードモデルをしていた。
「理沙、モデルになりたいの?」
「わかんないけど…」
理沙はもうすぐ中学を卒業する。
今のままならどうせ、同じことさせられる。
「ヌードモデルって高校生はだめなんでしょ。でも、高校生じゃなきゃいいのよね」
「理沙…」
千春に、理沙の必死さがひしひしと伝わってきた。
「高校生でなくてもヌードモデルはだめなの。でも、ヌードじゃなきゃ大丈夫だと思う。やりたいの?」
「やりたいってわけでもないんだけど…」
やりたいはずがない。
理沙は家を出たい一心なのだ。
「なんかいい方法考えてみるわ」
「うん」
「じゃぁね」
「うん。じゃぁ」
「仕事…か」
千春は、理沙をなんとかしてやりたいと思っていた。
千春のところでは、すぐに連れ戻される。
といって面倒を見てくれと頼める知り合いもいない。
「ふーっ」
千春は大きなため息をついた。
理沙の慟哭2-1
第2章
1.家出少女
「おい、起きろ」
孝之が事務所代わりに使っているマンションの部屋に入ると、床にマットを敷いて、毛布にくるまっている女がいた。
「ああ・・・おはよ」
「“おはよ”じゃないよ。また、勝手に入って・・・」
寝ていたのは、中学3年の柴田瑞樹。
孝之の手持ちの少女の一人だが、家出を繰り返し、友達のところを泊まり歩いて、泊まり場所がなくなると、ここに来る。
事務所といっても、電話に机とイス、ソファがあるくらいで、盗られて困るものがあるわけでもない。
鍵は、いつもガス管の点検扉の中に置いてあり、彼女はそれを知っている。
「ねぇ、仕事ある?」
今朝早く、瑞樹のほうから、仕事をしたいからと連絡が入った。
「あるにはあるが、お前、ちゃんとやるか?このあいだみたいに、いなくなるんじゃないだろうな?」
「あれは、場所がわからなかったんだってば・・・で、探してたら、お巡りにつかまって・・・」
もっともらしい話だが…たいてい嘘だ。
「今、お金ないんだ。ちゃんとやるから…」
「そうか…わかった。じゃぁ、仕事をやろう。今夜だ。いいな」
「いいよ。で…さぁ、夜、仕事するから、今、お金貸してくれない?」
「だめだ」
「けち…何も食べてないんだよ。それに下着もさ・・・」
「お前は、夜までずっとここにいろ。食べるものも下着も買ってきてやる」
「何それ…まったく信用ないってこと・?」
「そういうことだ」
「ひどーい」
「それに、金は貸さない。今、俺から稼げ」
「嘘でしょ?本気で言ってるの?」
「ああ…本気だ。夜までお前のお守りだ。相手をしてやるよ」
孝之は、瑞樹を床に押し倒し、うつ伏せにしてスカートを脱がした。
「やめてよ…」
スカートを脱がされ、ショーツを膝まで降ろされた瑞樹は、足を少しばたつかせたが、必死の抵抗というわけではない。
「このあいだの埋め合わせもあるからな」
「だから、あれは…」
孝之は、もう一度、言い訳を始めようとする瑞樹の顎に手をかけ、上半身を起こすと、ノースリーブのカットソーをいっきに引き上げ、それで、瑞樹の顔をふさいだ。
「わかった。脱ぐから…」
瑞樹は、自分でカットソーを脱ぎ、膝にひっかかっていたショーツも降ろした。
「立て」
瑞樹は全裸にブラだけという格好で孝之の前に立った。
中学生とは思えない豊満な体だ。
この仕事に歳など関係ない。
客は、中学生や高校生に見える女がいいのであって、実際にそうであろうとなかろうと関係ない。
本物の中学生でも、そう見えなければ、意味はない。
まさか、身分証をみせるわけにもいかない。
孝之は、しばらく瑞樹を眺めていたが、おもむろに腕を引いて、バスルームに向った。
「おめぇ、匂うぞ。風呂ぐらい入れ」
「だから…そう言ったじゃん。下着も汚れてるって…」
「きれいに洗ってろ。着るものと食べるもの買って来てやるから…。服、持って行くぞ」
「だめだよ。お風呂から出たらどうするの?裸でいるの?」
「裸でいろ」
孝之は、そう言い残して、瑞樹が脱いだ服を持って出て行った。
孝之が帰ってくると、瑞樹は、毛布にくるまってビデオを見ていた。
さすがに服がなければどこにもいけない。
「遅いよ…お腹すいて死んじゃうとこだった」
「ほい」
孝之は、ハンバーガーとオレンジジュースを瑞樹に渡した。
「これだけ?ポテトとかってないの?」
「太るからよせ」
「うわっ…ひどい。太ってないよ、わたし」
瑞樹は、太ってはいないが、かなりぎりぎりのぽちゃ体型ではある。
太ってないと強調できるほど、痩せているわけではない。
「太るからって言っただろ。太ってるからって言ったわけじゃない」
瑞樹は聞いてない。
すでに瑞樹は、ハンバーガーを食べ始めていた。
「ねぇ、このビデオ」
「ん?」
「これ、中学生?」
「さぁ?」
「なんか本物の中学生みたい。いいの?こんなの」
「自分のことは棚に上げて…か?」
「わたしは、ビデオに出るわけじゃないもの」
今度は、孝之が無視した。
食べ終わった瑞樹に、下着と服を渡した。
「着てみろ」
「やだ。何、これ」
淡いピンクのタンクトップに同じ色のショートパンツ
「子供じゃないんだから…」
「子供じゃないと困るんだよ」
「ふーん?…きゃはっ…イチゴのパンツ」
瑞樹は、ひとつひとつはしゃぎながら手に取った。
「そっちは?」
「セーラー服」
「出た。お約束」
「これが売りだからな」
「こんなもんがねぇ…まったく、おじさんという生き物は…」
瑞樹は、仕事の相手をおじさんと決めているようだった。
「あれ?ねぇ、ブラは?それから、わたしの服は?」
「ない」
「ノーブラでこれ着んの?」
「ああ、そうだ」
瑞樹は座ったまま、まずタンクトップを着た。瑞樹の乳房は、けっこう大きく、薄いタンクトップから乳首がつんと突き出ている。
「やだぁ、乳首でてるよ…」
その乳首を孝之がつまんだ。
「痛い、つまむな」
瑞樹は、座ったまま、壁際まで後ずさる。
「で、わたしの服は?」
「ない」
「うそ?」
「捨てた」
「えーっ、勝手に、なによ。“お気に”だったのに・・・」
「4500円だ」
「なんのこと?」
「飯と服の代金だ」
孝之は、瑞樹の腕を背中に回し、おもちゃの手錠をかけた。
「やだ、何すんの?」
「4500円の仕事だ」
孝之は、ズボンを脱ぎ、下半身を晒すと、座ったままの瑞樹を壁に押し付けた。
「やめろぉ」
わめく瑞樹の口を孝之は、自分の肉棒でふさいだ。
両腕で瑞樹の頭をつかんで、頭を壁に押し付けると、腰を使って肉棒をぐいぐい押し込む。
ぐわっ…ぐうぇっ…
苦しそうにあえぐ瑞樹には、おかまいなしだ。
やわらかかった孝之のものが、太く固くなり、よけいに息苦しい。
孝之は、瑞樹を持ち上げると、ソファの背にコートでもかけるように置いた。
お尻が上を向き、頭がソファにめり込んでいる。
「きれいに洗ったか?」
孝之は、瑞樹のお尻を左右に広げ、瑞樹の中に指を差し入れる。
「お前…」
孝之は、指でぐるぐると瑞樹の中を掻き広げた。
「オナニーしてただろ」
「へへ、他にすることないし」
「まったく、すけべなガキが…」
孝之は、早々に瑞樹の口の中に出して、それをきれいに舐めとらせると、すっと立ち上がった。
別に孝之は、瑞樹としたいわけではない。
瑞樹の服を持ち去ったのも、瑞樹の中に指を突っ込んだのも、病気でないことを確かめるためだ。
とりあえず、だいじょうぶそうではある。
「出かけるぞ」
孝之は瑞樹を立たせた。
「夜じゃなかったの?」
「早くなった。服を着ろ」
瑞樹が服を着ると、孝之はすぐに、瑞樹を連れて駐車場に向った。
理沙の慟哭2-2
2.少女監禁
「これをつけろ」
「何?…目隠し?…なんで?」
「いいからつけろ。先方の希望だ」
瑞樹は、しかたなく渡されたアイマスクをつけた。
「なんか、気分悪いよ。シート倒していい?」
「ああ、寝てていいぞ」
瑞樹は、よく寝る。
どこでも平気で寝る。
だれとでも寝る。
「起きろ」
孝之に身体を揺すられた。
あまりいい目覚め方ではない。
頭がぼーっとしている。
「ちょっと待って…すぐは無理」
瑞樹は、大きなあくびをして、それから、シートを戻した。
孝之がドアを開けた。
「ねぇ、これ、とっちゃだめ?」
「まだだ」
瑞樹は、孝之に脇を抱えられるようにして歩いた。
孝之が立ち止まった。
ピン!
エレベーターの音だ。
瑞樹は、孝之に背中を押されるようにして中に入った。
「とっていいぞ」
やっと、瑞樹はアイマスクをはずした。
エレベーターは11階で止まったが、エレベーターホールに出て、孝之が通路に誰もいないのを確認すると、瑞樹は、また目隠しをされた。
まっすぐ、10mくらい歩いただろうか?
孝之は立ち止まり、インターホンで到着を告げると、ドアが開いた。
玄関を入ると、孝之ではない男の腕につかまれた。
誰の腕だか分からない腕に引っ張られて瑞樹は、部屋に入った。
(なんか…変)
誰も声を発しない。
客はともかく、孝之は、客にあいさつくらいはする。
その孝之の声もしない。
瑞樹は、いやな予感がした。
孝之の事務所で見ていた、ラベルのないビデオ
少女が、監禁されてレイプされていた。
その彼女も、最初は目隠しをされていた。
5,6歩、歩いて止まった。
不意に男に、前から瑞樹を抱きしめられる。
身動きが出来ない。
瑞樹は、手首にリストバンドを入れられ、その上から縛られた。
別の男の手だ。
「なに、すんの?」
怖くなって瑞樹は、小さな声で訊いた。
「黙れ…しゃべるな」
声は、横から聞こえた。
(人がいっぱい…いる)
「ああぁっ」
縛られた腕を上に引っ張られた。
前から瑞樹を抱きしめていた男が、瑞樹から離れた。
何分たったのだろう。
誰もしゃべらない。
沈黙の中で、瑞樹の恐怖は増大していく。
いくつか足音がしている。
近づいて、止まる。
(見られてる…それだけ?)
恐怖に張り詰めていた気持ちが少し緩んだ。
不意にお尻を触られた。
それが、合図かのように、一斉に手が伸びてくる。
「う・・う・・う・・・わぁ・・・」
瑞樹は、気持ちが少し緩んだ分、思わぬ出来事に、軽いパニックに陥った。
お尻に乳房に、あそこにも太股にも手が伸びてくる。
スカートをまくられる。
タンクトップが下げられ、乳房をつかまれる。
ショーツがおろされて、右足を抜かれる。
「わぁぁぁぁー」
片足を持ち上げられた。
前にもアナルにも、指が侵入してくる。
だれも、一言も発しない。
(何人・・・・いるのぉ?)
瑞樹は、完全にパニックになった。
「いやーっ」
瑞樹は大声でわめいた。
怖かった。
ビシッ
いきなり頬を張られた。
腕を吊られて、体中を触られ、舐められながら、瑞樹は、恐怖で何の抵抗もできなかった。
手足を持たれ、ベッドに横に寝かされる。
頭と足がベッドからはみ出している。
腕は左右に広げられ、ベッドに押し付けられた。
上下、同時に男が入ってくる。
痛く…苦しい。
瑞樹は、苦しくない姿勢、痛くない体勢を探した。
頭を、ベッドから落とし、咽と口を一直線にする。
背中を丸め、腰を浮かし、足を上げた。
男が、その足を肩に乗せる。
口の男が先だった。
男は、瑞樹の口じゅうにまき散らかした。
口から溢れた白濁した液体が、頬を通って、髪の毛の中に入っていく。
アイマスクの中にも入ってきた。目が開けられない。
吐き出したかったが、できそうにない。
飲み込む気は、さらさらなかったが、ザーメンがたまった口の中に、次の男のものが入ってきた。
大量に口から溢れたが、一部は、男のもので咽に押し込まれた。
下の口を使っている男の動きが早まって、止まった。
(やだ、中は…やだ)
男は、瑞樹から離れたが、すぐに次の肉棒が入ってくる。
「ぎわっ」
乳首に激痛が走った。
なにかで挟まれた。
もういっぽうも…。
瑞樹は、激しく動いたが、肩と腰を押し付けられて動けない。
誰かが、瑞樹の胸に跨った。
その男は、瑞樹の豊かな乳房を左右から寄せて、そこに肉棒を挟んだ。
乳房を揺すられるたびに、挟まれた乳首に激痛が走る。
2人目が、口に出すと、瑞樹の乳房を使っていた男は、瑞樹の顔にかけた。
何も出来なかった。
されるままだ。
瑞樹は、もう、考えることをやめた。
後から2人、瑞樹の顔に放出した。
立たされた。
男のものが髪にこびり付いているのがわかる。
瑞樹は、バスルームに連れて行かれた。
ようやくアイマスクがはずされたが、瑞樹は、男達の顔を見ようとはしない。
男は、全部で5人。
だが、そんなこと、どうでもよかった。
腕を引かれ、中に入ると、お湯のないバスタブに入れられ、座らされた。
バスタブの外に5人の男が並んだ。
瑞樹は、うつむいてただ座っていた。
どうにかできるものでもない。
肩に生温かい液体がかかった。
ひとつ・・・・ふたつ・・・・みっつ・・・・
肩に・・・・頭に・・・・顔に・・・・乳房に・・・・首に・・・・
瑞樹は、うつむいて息を止めた。
涙が止まらなかった。
外で誰かが大声を出したが、何を言っているのかわからない。
男達が慌ててバスルームを飛び出した。
「警察だ。全員動くな」
開いたドアから、声が聞こえた。
テーマ : セクシーなランジェリー - ジャンル : アダルト
理沙の慟哭2-3
3.私も飲んだ
「どうしたの?理沙」
朝、千春が、仕事に出ようとしたところに、理沙がやって来た。
「千春さん、ごめん、急に」
理沙はそう言うと、申し訳なさそうに入ってきた。
「どうしたの?」
「お父さんがね…捕まったみたい」
理沙は、唐突に話し出した。
「捕まった?いつ?」
理沙の父、孝之が、未成年者の略取・誘拐で逮捕されたのだ。
「警察の人がいっぱい来て、部屋中のものを持ってった」
「理沙、ずっとそこにいたの?」
理沙はうなずいた。
「そう?怖かった?」
理沙は、首を振っただけでそれ以上何も言わない。
理沙は、口数が少ない。
不器用で、無愛想で、可愛げがない。
いつも精一杯、意地を張ってだいじょうぶだと言うが、誰が見ても、だいじょうぶでないことが多い。
一生懸命、人を自分から遠ざけようとしているのだ。
「で、お母さんは?」
「しばらく帰ってこないって」
「そう」
「入って」
千春は、理沙を部屋に入れた。
「理沙、学校どうするの?」
「休む」
父親が逮捕されたのだ。
無理に学校に行くこともない。
とりあえず千春は、理沙を部屋に入れて仕事に出た。
帰ってみると、理沙は寝ていた。
千春は、寝ている理沙の前のテーブルを片付けて理沙の横に布団を敷いた。
「理沙」
「うん?」
寝ぼけた顔で、理沙が頭をあげた。
「お布団で寝よう」
千春は、子供に話しかけるように言う。
「うん」
「服脱いで」
「うん」
千春は、返事をしただけで、すぐにまた、横になろうとする理沙の服を脱がしてやる。
服を脱がされながら、理沙は、少し意識がはっきりしてきた。
「ああ…千春、おかえり」
「ただいま」
「何時?」
「1時半かな」
「ふーん。今、帰ってきたの?遅かったね」
「うん。ちょっと、撮影の後、誘われて飲んでたから」
「そう。私も飲んだ」
「わかってるわよ」
テーブルの上に、缶チューハイの缶があった。
「ごめん」
「いいわよ。電気消すわよ」
「うん」
千春は、横になって丸まっている理沙を背中から抱きかかえるようにくっついて寝た。
理沙は、こうされるのが好きだ
千春も、それを知っている。