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菜穂子の憧憬1-1
ロンギング
~菜穂子の憧憬~
プロローグ
「お母さん・・・・」
後ろで小学2年になったばかりの菜穂子が自分を呼ぶのを聞いて由香里は振り返った。
見ると、菜穂子は地面にしりもちをついたまま、泣きそうな顔で座り込んでいる。
「あらっ、早く立って」
遊園地の地面はきれいに掃除はされているが、昨日の雨でまだ濡れている。
由香里は菜穂子を立たせた。
「あーあ、濡れちゃって・・・」
そう言うと、由香里はバッグの中から小さなタオルを取り出した。
菜穂子のスカートを持ち上げて菜穂子のパンツをつるっとひざまで下ろす。
(えっ、お母さん…ねぇ、大勢人がいるよ。)
菜穂子が振り返ると、いつもよく遊びに来て、菜穂子と遊んでくれているお兄ちゃんがいた。
目が合った。
(ああ、お兄ちゃんも…お兄ちゃんも見てるよ。恥ずかしいよ、お母さん。菜穂子、恥ずかしいよ)
菜穂子は、真っ赤になって、顔を伏せた。
「世話の焼ける子ねぇ、もうだいじょうぶよ」
そう言いながら由香里は、菜穂子のお尻を拭き、今度はハンカチを菜穂子のお尻に当てて、元のようにパンツをはかせた。
(お兄ちゃんに…、お兄ちゃんにお尻、見られちゃったよ)
第1章
1.初めてのオナニー
「和也、ごはんだよ」
菜穂子は、弟、和也に夕飯の支度ができたことを伝えた。
「うん、すぐ行く」
返事はするが、きまって、すぐは来ない。何をやってるかは想像がついていた。
(また、見てるな)
菜穂子は和也の部屋のドアをこっそり開け、音を立てないように和也の後ろに近づいた。
「和也、明日試合でしょ、Hサイト見てる場合か?」
突然、背後で姉の声を聞いて、和也は慌てた。和也の股間は大きく盛り上がっており、それは背中越しに覗き込んだ菜穂子の目にもしっかりとらえられた。
「こら、勝手に入ってくるなよ」
和也は、前かがみになって股間を見られないようにしたが、隠せるものでもない。
菜穂子は、和也の状況も抗議もをあっさり無視して、和也の肩越しにディスプレイを覗き込んでいた。
「うわぁっ、もろじゃん。こんなの中学生が見ていいのか?」
表示されていたのは、白人女性が黒人男性の巨大なモノをのどの奥にまでくわえている、ボカシのない無修正画像だった。
「中学生はもちろん、高校生だってだめだと思うぞ」
「なるほど、そうくるか。・・・でも、こんなでっかいの・・・よく入るね・・・息できないよね?」
「たぶん・・・」
「これって女の人は気持ちいいわけじゃないよね?」
「男に聞くな!」
「そりゃ、そーだね。・・・・ねぇ、他にもあるんでしょ、見せて」
菜穂子は、勝手にマウスを動かし、どんどん画像を開けていった。
「すごいねぇ。・・・・ねぇ、和也、これコピーしてくれない?」
「サイト教えてやったろ、自分で落とせよ」
「ごめん、時間かかるし、変なとこに飛んじゃうし・・・・、怖いし、めんどくさいし・・・・・」
「しょーがねぇな、もう。・・・・動画も要る?」
「いる、いる」
和也は、ケースの中から、DVDを2枚取り出して菜穂子に渡した。
「後で返せよ」
「おっ、秘蔵の品だね。いい子だ、和也は。よし、・・・・ご飯にしよ」
葛城菜穂子、高校3年17歳。
菜穂子には、父親がいない。
母、由香里は、ランジェリーショップを経営しているが、夜の遅い仕事でいつもほとんど朝帰りで昼近くまで寝ている。
菜穂子は、小さいころからそんな母親の代わりに家事をこなしてきた。
弟の和也は中学3年、スポーツ万能、181cmの長身でバレー部のスーパーエースである。
成績もまずまず、顔立ちもそこそこ、女生徒の憧れの的であった。
菜穂子は3歳離れたこのお弟がかわいくてしょうがない。
恥ずかしがりやの菜穂子だが、この弟にだけは大胆に接することができた。
逆に、過剰なくらいの自信家である弟も、姉にだけは従順であった。
夕飯の後、菜穂子は部屋で和也から借りた画像と動画を見た。
興味があるというより、本当のところは、和也がどんなものを見てるのかを知りたかったのだ。
(ふーん、画像と動画に分けてあるっていうことね)
菜穂子は動画のほうを開けた。
開けると、タイトル名がずらっと並んでいる。
(レイプ 女子高生 露出・痴漢・盗撮 他 ・・って・・・まめだねぇ )
菜穂子は、上から順番に見ていく。
こういうものを見るのは初めてではないが、菜穂子は、いつも驚かされた。
自分と同じくらいの女子高生が制服のまま、ペニスをしゃぶり、口とあそこに同時に男性を受け入れ、次々に顔にかけられ、放出した後のペニスをおいしそうにしゃぶっている。
お尻とあそこの両方で同時に受け入れているものもあった。
和也の好みなんだろう、露出・痴漢・盗撮のファイル数は他より圧倒的に多かった。
(和也、こんなのが好きなんだ・・・ふーん)
菜穂子は、露出・痴漢・盗撮という文字を見ただけで恥ずかしさを覚えたが、それでいて、妙にそそられるものがあった。
通りを裸で歩いたり、コンビニで裸で買い物したり、外でフェラしたり。
菜穂子は思わず、身を乗り出していた。
(本当にやってるの?人がいっぱい見てるよ・・・恥ずかしい)
見ている菜穂子のほうが恥ずかしくなる映像だった。
(やだ、恥ずかしい・・・・でも・・・・・・)
変な気分だった。セックスそのものの映像では、驚きはしても冷静に見られるのに、これはだめだった。
子宮の奥のほうにじわーっとくすぐったいような、しびれたような感覚があった。
電車の中で、大勢の男たちに囲まれて、どんどん服を脱がされ、あそこもおっぱいも何本もの腕にぐちゃぐちゃにされ、あげくに電車の中で男のものをしゃぶらされ、何人にも顔や胸にぶっかけられる映像を見たとき、菜穂子は今までに感じたことがないほどの興奮を覚えた。
(これって、本当の電車の中?人がいっぱいいるよ。いいの?)
菜穂子は、あまりの興奮に息苦しくなった。子宮の奥で、むずっと何かが動くような感触があった。
(何・・・・、感じてるっていうこと?)
菜穂子は、それを確かめるように、秘部に指を入れた。
(やだ、いっぱい濡れてる・・・でも、もっと・・・・・感じたい・・・)
あふれんばかりの秘部からクリトリスへと指を動かした。ほんの少し、指が触れただけで菜穂子は、いっきに高みへとのぼってしまった。
(ああっ・・・・ああっ・・・・・気持ち・・・・いいよぉ・・)
ちょっとクリトリスをいじっただけでいってしまっていた。
(いやだ、わたし、・・・・・オナニーしちゃった)
菜穂子の初体験は中学3年のときだ。
中学を卒業するとき、なんとなく卒業という雰囲気で付き合ってしまった同級生の彼と、2回経験した。
無理やりされたという感じで、ただ痛かったという記憶しかない。
今では、その時の記憶もあいまいで、その後、その彼とも会っていない。
セックスがあまりいい経験でなかったせいか、オナニーをすることもなかった。
菜穂子にとって、初めてのオナニーだった。
菜穂子の憧憬1-2
2.弟の彼女
次の日は日曜日だったが、菜穂子は模擬テストで学校へ行った。
午前中いっぱいで試験を終え、お弁当屋さんでお昼の弁当を買って帰ると、玄関に見慣れない靴がある。
女の子の靴だ。
(誰?)
居間には誰もいない。
(和也の部屋?和也が…女の子を連れてきてる?)
廊下を挟んで和也の部屋と菜穂子の部屋は向かい合っている。
菜穂子は、ゆっくり、普通に和也の部屋を通り過ぎ、自分の部屋に入った。
いつもよりちょっと大きめの音を立ててドアを閉めた。
部屋に入るなり、CDをかけたが、別に音楽が聞きたいわけではない。
菜穂子の耳は向かいの和也の部屋に集中した。
しばらくして、和也の部屋のドアが開いた。
どうやら彼女が帰るようだ。
どんな子なのか、気にはなったが、菜穂子は部屋を出られない。
玄関のドアが開いた。
菜穂子は、ようやくドアを開けて部屋を出る。
ほんの一瞬、彼女の後姿が目に入った。
背が高く、髪の長い子だ。
「じゃぁ、また明日」
和也の声。
「うん」
細いかわいい声だ。
「ただいま、ごめんね、遅くなっちゃって…、お弁当買ってきたから食べよ」
居間に戻ってきた和也に声をかけた。
「うん」
和也が、こころなしか不安そうにうなずいた。
「和也、今の…彼女?」
触れたくはない話題だったが、黙っているのも変だ。
「うん、まぁ」
あいまいだが、それを認めた。
「髪、長かったね」
「見たの?」
「えっ、ちょっと後姿だけ…」
なんとなく後ろめたかった。
ぎこちない空気。
食卓につき、食べ始めたが、会話はない。
というより、元々しゃべるのは菜穂子のほうなので、一方的に菜穂子が作った空気だったのかもしれない。
会話のない重苦しい空気に、菜穂子は思い出したように、和也から借りたえっちな動画を話題にした。
「ねぁ、和也、アダルトサイトって、他の子も見てんの?」
「なんだよ、突然」
「あんなの簡単に見られるんでしょ、じゃぁ、みんな見てるよね、きっと」
「いや、みんなパソコン持ってるわけじゃないし、でも、マニアはいるね。いろいろ教えてくれるよ」
「で、あれ見ながら、ひとりえっちするんだ?」
「しねぇーよ」
「うそだね、知ってるぞ」
「まぁ、たまには、するかな?」
「3日に2回は、“たまに”なのか?」
「おい、おい。いいだろ、どうでも。ってか、あれ見て、しないほうが不健全だろ」
「でも、彼女がいるんじゃない」
菜穂子は、和也を少し困らせてやりたくなった。
「してもらえないの?」
「聞くか、普通、そんなこと?」
「えっちした?」
「しないよ」
「正直に言え。したろ?」
「しないよ。聞くなよ、もう…」
菜穂子はなぜか少し切ない思いを感じながらも平静を装った
「背が高かったよね?」
「バレー部」
「そうなんだ?」
菜穂子の中で切なさが、少しずつ腹立たしさに変わっていく。
和也をもっといじめたくなっていた。
「和也、舐めてもらうのが好きなんでしょ。あれ、フェラだらけだったぞ」
「そういうのが多いんだよ、仕方ないだろ」
「彼女にしてもらった?」
「まさか」
「いやがられた?」
「いやがられるもなにも、普通、言えないだろ、そんなこと」
「ふーん、和也にも言えないことがあるんだ?」
「何だよ、それ?」
「してもらいたいんでしょ?」
「怒るぞ、ほんとに」
「・・してやろうか?」
「えっ」
和也も驚いたが、言った菜穂子自身も驚いていた。
(なんてこと、どうしよう?とんでもないこと言っちゃったわ)
「からかってんのか?」
怒ったように和也が顔をふせた。
(怒らしちゃった、どうしよう?)
「ごめん、ちょっと悪乗り」
「でも、からかったんじゃないよ。本気だから…」
うつむきながら、菜穂子はそう言うと、食べ終わった弁当の容器を持って急いでキッチンに行った。
軽く笑って済ますべきだった。
でも、できなかった。
和也は、バスルームに向かった。
バレーの練習から帰ってきて、汗も流していない。
(本気って?)
和也は、ぼんやり、さっきの菜穂子の表情を思い浮かべながら頭を洗い出した。
シャワーを浴びてすぐ頭を洗うのがいつもの手順だ。
しばらくすると、扉のすりガラスに人の影が映った。
「入っていい?」
菜穂子だ。
(入る?)
和也が小学生のころは、ずーっといっしょにお風呂に入ってきたが…。
和也の返事も待たず、菜穂子は入ってきた。
「こら、入っていいって言ってないぞ」
「洗ったげる」
菜穂子は、和也の抗議を無視した。
「いいよ、自分で洗うから」
「何言ってんの、さっ、早く」
菜穂子は強引だった。
和也は、菜穂子に背中を向けて座った。
菜穂子は、以前のように和也の背中を洗い始める。
背中が終わると、後ろから手を前に回し、前を洗った。
時々、菜穂子の乳首が和也の背中に触れる。
そのたびに、和也が、ぴくっと反応するのが、菜穂子にもわかった。
菜穂子はわざと、その乳房をしっかりと和也の背中に密着させて前を洗う。
和也は、ただじっと耐えていた。
「はい、立って」
和也を立たせた。
後ろから、和也のお尻、足を洗う。
それが終わると…。
「こっち向いて」
菜穂子は、和也を自分のほうに向かそうとした。
「いいよ、もう」
和也は、弱弱しい声でそう言った。
「そう?じゃぁ、流すわね」
菜穂子も立って、シャワーで和也の石鹸を流した。
菜穂子の憧憬1-3
3.弟の性器
和也の背中を流し終わった。
(どうするの、菜穂子?)
ここでやめたら、たぶんこれっきり。
「ここも、きれいにしないとね」
菜穂子は、そっと、後ろから和也を抱きかかえ、和也の耳元で言った。
そう言うと、すでに大きくなった和也のペニスを握り、前に向かせ、自分はかがんでひざをつき、また石鹸を手につけて和也のそれを洗い出す。
やめろと言えば、たぶん、それで終わりだ。
でもそれでは、菜穂子が気の毒だ。
こんなこと、軽い気持ちでできるものじゃない。
菜穂子のおっぱいが和也の目に入った。
股間の茂みも…。
和也は、されるままにじっとしていた。
菜穂子の手でじかにいじられた和也のペニスが体積を増していく。
(どうしよう、どんどん大きくなってく)
そのつもりではあったのだが、実際にそうなって、菜穂子は少し慌てた。
たぶん、和也はその気だ。
もう後には戻れない。
石鹸をシャワーで洗い流しながら、菜穂子は思い切った。
「じっとしててね」
そう言うと、菜穂子は和也のそれを口に含んだ。
自分から、舐めてはみたものの、実は菜穂子にとってそれは初めてのことだ。
正直、どうしていいかわからない。
和也から借りた動画を思い浮かべた。
菜穂子が一番ショックを受けたのは、太いペニスを根元までぐっと飲み込んだやつだ。
(できるかな?)
とにかく、口に含んで、まず、舌でそれの先を舐めた。
「おねぇ…」
和也はびっくりしたが、動くことができなかった。
菜穂子は、和也のものを咥えて、ゆっくりと吸い上げる。
和也のものは菜穂子の口の中でさらに体積を増したような気がした。
菜穂子は、唇に力を入れて、ぐっと根元まで口の中に押し込んでいくが、半分くらいまでで限界だ。
それ以上、奥へは苦しくてとても入らない。
(無理よ、こんなものが、喉に入るはずないわ)
とても根元までは無理だ。
菜穂子は、和也の反応が気になって、ちらっと上を見上げた。
和也が慌てて視線をそらす。
「和也、気持ちいい?」
「うん」
「そう、よかった」
菜穂子は素直に、ただ嬉しかった。
顎が苦しくなったので、今度はそれを根元から先に向かってなめあげた。
和也の息が少し荒くなっているのが菜穂子にもわかる。
「おねえ、出そうだ」
菜穂子は、もう一度和也のペニスを咥え、今度は、さっきより早く口を動かした。
「う、だめだ、出るよ」
言い終わらないうちに和也の放出が始まった。
どくっどくっと大量に出た。
それを、菜穂子は口で受け止めて、飲み込んだ。
「飲み込んだの?平気?」
「うん、平気だよ」
匂いも、それほど嫌ではなかった。
ちょっと舌先が痛いが…。
「ごめんよ」
なぜか、和也は謝った。
「だいじょうぶよ、ちょっと、苦かったけどね」
「ごめんよ」
「だいじょうぶよ、それより、今度は和也がおねぇを洗ってくれる?」
和也は、黙って石鹸とスポンジを手に取った。
「手で、洗ってくれる?」
「手で?、いいよ」
和也は、ボディソープを手にいっぱいに出し、自分にされたのと同じことを姉にし始めた。
肩から首、背中、わきの下から手を前に回し菜穂子の乳房を洗う。
乳房は、外側から中に寄せるようにし、乳首をこねた。
「あっ」
菜穂子は思わず声をあげた。
菜穂子は乳首が異常に感じる。
菜穂子の反応に気づいたのか、和也は、左手を乳房に残したまま、右手だけを下へと移動させて少し足を開いて腰掛けている菜穂子の股間に腕を入れた。
和也は女性の性器をじっくりと生で見るのは初めてだ。
右の太もも、股間、左の太ももと順番に手のひらで洗っていく。
菜穂子は、太ももよりも、股間よりも、あいかわらずこねられている乳首の感触がたまらなかった。
背中から腰の辺りまでむずむずする。
(ああ、もうだめ)
とうとうがまんできなくなって、和也の手を優しく払って言った。
「和也、お尻も洗って」
▼“菜穂子の憧憬”を最初から読む
菜穂子の憧憬1-4
4.かわいい
菜穂子は、ゆっくり立ち上がり、両足を開いて、手を壁につき和也のほうにお尻を突き出した。
和也は少しかがんで、目の前の菜穂子のお尻に手を伸ばしかけてやめた。
開いた足の間から、菜穂子の秘部がのぞく。
和也は、そこに見いった。
(和也、お願い、さわって)
何もされないで、ただ見られる方がはるかに恥ずかしい。
ようやく、和也が手を伸ばし、菜穂子のまぁるくつやつやしたお尻をなで始めた。
菜穂子の豊かな双丘を左右に広げて、お尻の穴、そして、今度はピンク色の菜穂子の秘部の両襞を指で押し広げ、露骨に中までじっと覗き込んだ。
(あぁ、わたし、なんて格好してるんだろう)
菜穂子は、足を開いて、和也の顔の前にお尻を突き出している自分の格好を想像した。
(ああ、だめ、わた、変)
心臓がどうにかなってしまいそうだ。
「和也、洗ってくれる」
声がかすれた。
「うん」
和也は、そこもゆっくりと手で洗った。
温かく、にゅるっとした感触が和也の手に伝わる。
和也の手が菜穂子の感じる突起に触れるたびに、菜穂子の身体がぴくっと震えた。
「和也、もうちょっと上」
「ここ?」
和也の指にちょっとした突起物が触れた。
「そう、そこ、それ、あっ」
「気持ちいい?」
「いい、気持ちいいわ」
それを聞くとなぜか和也はさっと腕をひっこめ、シャワーで石鹸を流しだした。
(えっ、どうして?)
菜穂子は、拍子抜けして和也のほうを振り返った。
が、和也はやめたわけではなかった。
すぐに今度は菜穂子のそこを舐めだした。
和也は、突起を舌でなめ、唇ではじいた。
「ああああ」
菜穂子は声を出した。
まさか、和也がそんなことをするなんて思ってもいない。
予想外のことに菜穂子の興奮はいっきにたかまった。
すぐに、立っていられないほどになり、太ももが震えだした。
「もう、いいわ。和也、ありがと、もう…いいわ」
菜穂子が振り返ると、そこには嬉しそうに微笑んでる和也の顔があった。
(かわいい)
菜穂子は素直にそう思った。
「あら」
下を見ると、和也のものは再び大きくなっている。
「また、こんなになってる」
菜穂子はそう言うと、和也の前にかがみ、今度は手でしごきだした。
「だめ、だめだよ」
和也は今度は、抗ったが菜穂子はそれを放さない。
2回目の放出は、菜穂子の胸だった。
放出したばかりの和也のものを菜穂子はまた咥える。
過敏になっているせいで和也は思わず腰を引いたが、菜穂子はかまわず、和也のそれをしゃぶり続けた。
お風呂から上がると、二人はそれぞれの部屋に入った。
なんとなく気恥ずかしかった。
菜穂子は、ベッドでねころんだが、体のほてりがおさまりそうにない。
(眠れそうにないわ)
菜穂子は和也との行為を反芻するかのようにオナニーを始めた。
菜穂子の左手が自然に乳首へ、右手は股間へと伸びていった。
(和也にお尻もあそこも見せた。ああぁ、恥ずかしい、気持ちいいって言っちゃったし…)
すぐに子宮が熱くなって指がぐしょぐしょになった。
ぐしょぐしょの自分のそこを見たいと思った。
ベッドの横にはクローゼットがあり、その扉の内側には大きな鏡がついている。
菜穂子は、その扉を開け、鏡に向かって両足を開き、自分の秘部をうつした。
(ああ、いやらしい格好)
「菜穂子は、今日、弟のチンチンをしゃぶりました」
菜穂子は、小さな声でそう口にした。
(わたし、きっと変態)
「そうだ」
(どうせ変態なんだし)
菜穂子はひとり納得して、デジカメを取り出して、鏡の中の自分の股間にピントを合わせた。
▼“菜穂子の憧憬”を最初から読む
菜穂子の憧憬1-5
5.弟とセックス
それから時々、菜穂子は和也をお風呂に誘った。
罪悪感はほとんどないが、多少の後ろめたさはある。
和也も同じなのだろう、誘われれば嫌がりはしないが、食事を終えるとことさらに菜穂子を待つわけでなく、さっさと一人でお風呂に向かう。
食事の後片付けをする菜穂子とはタイミングが合わない。
「和也、今日、一緒に入る?」
食事中に思い切って菜穂子が声をかけると、
「ああ」
無表情にポツンと答えたが、食事が終わるとさっさと一人先にバスルームに向かった。
(もう、和也ったら…)
菜穂子は、後片付けもそこそこにバスルームに向った。
和也は、先に身体を洗っていた。
(そういうことか…)
菜穂子はシャワーも浴びずにいきなり和也の前にしゃがんでペニスを咥えた。
「気持ちいい?」
和也は黙ってうなずく。
菜穂子の口の中で、和也のペニスはみるみる大きくなっていく。
まだ、小さなペニスが口の中で膨らんでいく感覚が菜穂子は好きだ。
放出した後、ちっちゃくなったペニスもやわらかくて気持ちがいい。
一度、ちっちゃくなった和也のペニスに頬ずりしていることろを和也に見られて恥ずかしかった。
菜穂子は、ペニスを手で持ち上げ、下のほうから念入りになめた。
ちらちらと和也の反応をうかがう。
(よかった、感じてるみたい)
今度は、先端をソフトクリームをなめるようになめまわし、すぐに口に含んで唇と舌で吸い上げた。
和也が腰を引いたが、かまわずにまた吸い上げる。
「だめだってっ、出ちゃうよ」
こらえきれずに和也が声を出した。
「出していいよ、飲んだげるから」
菜穂子の口の中で和也のペニスが少し震えると和也はいっきに放出した。
菜穂子は、すべてを口で受け、さらに放出の終わった和也のペニスをきれいになめてやった。
「和也、洗って」
いつものように和也は、手のひらいっぱいにボディーソープをたらし、菜穂子の体を手で洗い始めた。
和也は、後ろから菜穂子のおっぱいを撫で回すのが好きだ。
やわらかく、気持ちがいい。
乳首を手のひらで転がすようにしてやると、菜穂子は小さな喘ぎ声を出した。
「おねぇ、立って」
まっすぐ立った菜穂子を後ろから抱き、左手は乳首を指の間ではさみ、右手は股間へと伸ばした。
菜穂子のお尻に再び大きくなった和也のペニスがあたっている。
菜穂子はこの感触が好きだ。
和也の指は、菜穂子のクリトリスをこね、そのまま菜穂子の中に進入してきた。
「うっ」
今度は、菜穂子が声を上げる番だった。
和也が二本の指をゆっくりと出し入れする。
あたたかくぬるぬるした感触が気持ちいい。
菜穂子は壁に両手をついた。
和也のほうにお尻が突き出される。
「おねぇ」
「なに?」
「入れていいか?」
「えっ…」
当然の要求には違いないのだが、菜穂子はそうなることをなぜか考えていなかった。
(弟とえっちする?)
とっさに返事ができず菜穂子は黙った。
「口でしてもらうの好きだし、気持ちいいんだけど…」
和也がぼそっとつぶやく。
「和也、あのさ…」
菜穂子はようやく答えた。
「もし、和也が中で出しちゃうと妊娠するかもしれないでしょ」
「中には出さないよ」
「自信ある?絶対に出さない?」
「うん、絶対」
中学生の和也にそう言われても信じるのは到底無理だ。
「じゃぁね、和也、出そうになったら、早めにそう言って…いい?」
「うん、言うよ」
「じゃぁ、いいわ」
菜穂子は壁に手を突いて、お尻を高く突き出した。
和也は菜穂子のお尻を抱えるようにして菜穂子の中にペニスを差し入れた。
指で感じたのと同じ熱さとぬるぬるした感じがペニスにも伝わる。
和也は、ゆっくりと慎重に腰を動かした。
「和也、気持ちいい?」
「うん、おねぇは?」
「いいよ、気持ちいい。和也のが入ってるんだね」
「うん、入ってるよ」
菜穂子にも初めてに近い快感だった。
和也はゆっくりと動き出した。
ゆっくり侵入してきて、止って、最後に少しだけツンと突いてすっと引く。
すっと引かれるときに一瞬、きゅんとなる。
「あっ…あっ、あああ」
菜穂子は声をあげた。
和也はそれがうれしかった。
一度放出しているので、二度目はすぐにはやってこない。
和也は、少し動きを早めた。
「あっ…」
菜穂子の頭が左右に揺れる。
和也は、菜穂子のお尻にぴったりと密着するまで奥深く挿入して、菜穂子の乳房に手を伸ばした。
菜穂子が乳房に異様に反応するのは知っている。
和也の指が菜穂子の乳首に触れたとたん、菜穂子はのけぞった。
「あああ…ん」
菜穂子が小さくお尻を振りはじめた。
動けという催促なのだろう。
和也は再び、深く突き上げた。
「ああああ」
(やばいかな?)
もっともっと菜穂子をよがらせたかったが、そうもいかなくなってきた。
ペニスの根元のほうで、熱いものが今にも吹き出さんばかりの勢いになってきている。
「おねぇ…」
和也のそのひとことで菜穂子は察した。
さっと和也からお尻を離すと、菜穂子は向きを変えて、和也の前にしゃがんで目の前の和也のペニスを口に咥えた。
まだだ…。
菜穂子は、和也のお尻に両手を回し、和也のペニスを口でしごく。
「うっ」
和也は小さくうめいてふたたび、菜穂子の口に放出した。
ごくっ
菜穂子は、それを飲み干した。
「ごめんね、和也」
菜穂子は、早く離れてしまったのを謝った。
「いいよ、気持ちよかったから」
「そう、よかった」
(とりあえず、よかった。でも、・・・どうしよう)
菜穂子の心配は、中に出されたらどうしようということだ。
「やっぱりゴムかな」
菜穂子は誰に言うともなくつぶやいて、バスルームを出た。