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真希の妹6-2
「どうした?」
なんか気持ちの整理ができなくて、ドアの前で立ち止まってしまった。
「ううん」
別にどうということもない
真希に好きな人ができた
それだけのことだ。
わたしは中に入った。
「いらっしゃい。シャワー浴びたら来て」
レナさんの明るい声。
もう、前のお客さんは返ったようだ。
わたしは、急いでシャワーを浴びた。
「梓から聞いたわ」
部屋に入ってわたしが横になると、レナさんが話しかけてきた。
「真希ちゃんと双子なんだって?」
「ええ」
「二卵性?」
「えっ、いえ…」
思わずそう答えたが、それでよかったのか?
レナさんの言葉が途切れた。
「ごめんなさい。そんなに似てないから、二卵性なのかと思った。ごめんね」
「いえ、別に…」
別に謝られることでもない。
「レナさん」
今度はわたしから訊いた。
「何?」
「梓とお兄さんってそっくりなんですか?」
「そっくりよ」
「友達でも見分けられないって言ってましたけど、レナさんは?」
「梓がそう言ったの?」
「はい」
「その見分けられない友達ってのは、きっとわたしのことよ」
「レナさんも見分けられないんですか?」
「だって本当にそっくりなのよ」
「入れ替わってもわからない?」
「わからないわ。確かめる?」
「えっ?」
「今日、穂高も来るって言ってたから、来たら会ってみる?」
「あっ…えっ、はぁ」
(そんな急な…)
「さっ、次は、おっぱいよ」
(おっぱいって…あれでしょ)
「手を伸ばして」
レナさんは有無を言わせずにわたしの手を引っ張って、わたしの手首にベルトを巻きつけた。
「レナさん…今日は、ちょっと…」
レナさんの手が止った。
「美希ちゃん」
「はい」
「双子のあなたにこんなこというのは失礼かもしれないけど…」
レナさんの口が耳元によってきた。
「本人達はね。全くの別人だと思ってるかもしれないけど、他人はそうじゃないの」
レナさんの息が耳にかかる。
「だって、そっくりなのよ。声も、しゃべり方も、仕草も、考え方も…。区別しろって言うほうが無理」
「どっちでも同じってことですか?」
「梓は好きだけど穂高は嫌いとかって絶対にありえない。ああ、でもこれはあくまで彼らの場合はってこと。あなた方のことじゃないから、気を悪くしないでね」
「そんなに…」
「それにね。彼らもそうみたい。梓が好きな人は穂高も好きなんだって…。だから、行ってる学校も違うのよ。バイト先も別。同じところにいると同じ人を好きになってけんかの元なんだって…。縛っていい?」
レナさんはわたしの言ったことは無視してわたしの手首にベルトを巻きつけた。
しかたなく、わたしが、診察台の頭の方のパイプを握ると、例のように手首のベルトをパイプについた短い鎖に引っ掛けた。
「ちょっと待っててね」
例によって蒸しタオルを取りにいく。
(どうしよう)
この前と同じように、途中から梓が入ってくるに違いない。
でも、それは梓じゃなくてお兄さんかもしれない。
わたしが悩む間もなく、レナさんはすぐに戻ってきた。
「さぁ、始めるわよ」
レナさんがまた脇の下の脂肪をぐいぐいとおっぱいのほうに集めていく。
また、乳首が吸われ、電気マッサージ器が脇に当てられた。
「あああ…」
声は出すまいと我慢したがだめだ。
振動部が、お腹のほうに降りていく。
(もういいや)
レナさんの言う通りだ。
外見も内側もそっくり同じなら、同一人物だ。
梓だろうとお兄さんだろうと、どっちも同じだ。
レナさんが区別できないんだったら、わたしだって無理だ。
どっちも梓だと思えばいい。
おへその奥にまでじわーと振動が伝わってきた。
(もう無理。難しいことは考えられない)
また、レナさんがわたしのお腹の上に馬乗りになった。
(動けない。ああ、来る)
振動部が、例によって足の付け根から、股の真ん中に移る。
「ああ」
振動部がゆっくりとわたしの股間を上下し始めた。
今日はずっとマッサージ器だ。
(足はやらないんだ…)
抗いようのない刺激が押し寄せてくる。
「ああああぁぁぁぁぁ…」
上に乗ったレナさんを振り落とすほどの勢いでわたしは跳ねて達した。
モーター音がやんだ。
固定された腕のベルトがはずされて、レナさんがわたしにささやいた。
「足もやる?」
「うん」
断る理由が考えられない。
「そう。梓、もうそこにいるけど…」
レナさんに起こされた。
驚いた。
梓が二人いる。
わたしは慌てて、はだけられたバスローブの前をあわせた。
本当にそっくりだ。
自分で名乗ってくれない限り、見分けるなんて無理。
「さっ、どっちの梓にやってもらう?」
レナさんが意地悪く訊く。
「どっちが、梓?」
二人とも微笑んだだけで答えない。
「言ったでしょ。どっちも梓。で、どっちも穂高」
替わりにレナさんが答えた。
「そんなぁ、意地悪」
「決められないんなら、二人にやってもらおうか?」
最初からそのつもりだったのだろう。
いきなり二人に足を持ち上げられた。
(やだ…)
わたしは、はだけられたバスローブの裾を引っ張って慌てて両手で股間を股間を隠した。
「痛い…」
左右、足は違うけど、まったく同じ場所を突いてくる。
片足だけでも痛いのに…
両足同時なんて…
真希の妹1-1
Baby Doll Ⅲ ツインズ 真希の妹
第1章
1.異性一卵性双生児
「真希、ちょっといい?」
妹の美希がわたしの部屋のドアを開けて、わたしの部屋に入ってきた。
「何?」
「これつけてみて?」
美希が差し出したのは、濃い紫のキャミソール。
「何?また…あれ?」
「そう。また…」
美希が持ってきたのは、ショーツとキャミソール。
しかもちょっと透けたセクシー系だ。
「美希、こんなのしてるの?」
「ううん。真希につけてもらおうと思って…」
「わたしに?まさか、わざわざ買ったの?」
「そう」
「何考えてんの?あんた、ばかぁ?」
「とか言って、着てみたいくせに。ほら、せっかく買ってきたんだから、早く脱いで」
美希は、わたしのシャツの裾に手をかけて上に引き上げた。
抵抗する気はない。
美希の言う通り、つけてみたいのだ。
真希と美希。
ありがちな名前の双子だけど…。
異性一卵性双生児というのをご存知?
ごく稀に、ごくごく稀に一卵性双生児であるにもかかわらず、性が違う双子というのがあるんだそうで…。
他人事のように言ってるけど、かく言ううちがそう。
わたしは加藤真希、17歳。
性別は男。
美希は、わたしより1日遅く生まれた双子の妹。
彼女は女。
彼女は、身内の自分が言うのもなんだけど、けっこうかわいい。
性は違うけど、一卵性の双子だし、顔はそっくり。
でもって、わたしはずっと女の子だと間違われながら育ってきた。
それはまぁそれだけのことだたんだけど…。
わたしが体の異常に気づいたのは中学に入ってから…。
他の男の子達がぐんぐん伸びていくのにわたしだけは元のまま。
同じくらいの身長だった美希にさえ抜かれた。
身長?
人には161cmと言ってるけど、実際は159cm。
それだけじゃない。
男なのに声変わりもしなかった。
妹は思春期になって身体が丸みを帯びてどちらかというとぽっちゃりしてきたのに、わたしは華奢なままで、しかもなで肩で首が長くて、顔も細くて丸顔の妹とは全く別人になってしまった。
ずっと女の子のように育って、ずっとからかわれてきたし、別に今さら、男らしくなりたいと思ったわけでもないけど、ただ男の子からも女の子からも置き去りになったみたいで…。
とにかくどっちかについて行きたくて、とりあえず男だから、こっそり筋トレをしたんだけど、全然筋肉なんてつかなくて…。
高校生になると、なんかおっぱいまで大きくなってきて…。
で、美希の下着をこっそりつけてみたら、美希に見つかっちゃった。
「服も貸したげようか?」
美希は驚きもせず、怒りもせずそう言って服をいくつか持ってきた。
今まで、美希がわたしの服を着ることはあったがわたしが美希の服をきることはなかった。
美希は、わたしに自分の服を着せるのが楽しいようで、その日以来、ときどき美希はわたしのところにやってきては、わたしを女性にすることに夢中になっている。
今日は、わざわざわたしのために下着まで買ってきた。
「撮るよ」
美希がカメラを構えた。
わたしの女装ごっこは、写真撮影で終わる。
キャミの上に直接ジャケットを着ただけ、下は黒のレザーのタイトミニ。
これは、美希がどうしても着たいと思って買ったが、まるっきり似合わず、ずっとしまったままで今となってはサイズもあわなくなってしまったもの。
わたしにはちょうどぴったりだ。
「ねぇ、真希。向こう向いて」
美希の手には、ビデオカメラが握られている。
わたしは美希の言うとおり美希に背中を向けた。
「机に手をついて、お尻を後ろに突き出して…」
「何なの?」
と聞いてみるが、美希が何を撮ろうとしてるのかは分かる。
美希のカメラが下からわたしの足を舐めるように上がってくる。
「真希の足ってきれい。ほんと、うらやましい」
もう何度も聞いたせりふだが、悪くない。
「ねぇ、こっち向いて、ジャケット脱いで」
ジャケットの下はちょっと透けたキャミ。
Dカップの美希には比べようもないが、わたしの乳房も少しだが膨らんでいる。
少なくとも男の子の胸ではない。
「乳首…たってるね」
美希がカメラを下ろして近寄って来た。
真希の妹1-2
2.気持ちいい?
「触っていい?」
美希の手がわたしの胸に伸びてきた。
「固くなってる」
美希に指で乳首を挟まれて、ちょっとくすぐったくて胸を後ろに引いた。
「男の子も乳首、固くなるんだ?」
「さぁ…」
“男の子も”と言われても、自分が本当に男の子なのかどうかわからない。
「感じる?」
「うん」
「どんな感じ?くすぐったい?」
「ううん。でも、むずむずして、なんか変な感じ」
「あはっ、同じ」
美希がうれしそうに笑った。
わたしは、このむずむずした感じが好きだ。
中学生の時、友達がオナニーの話しをするので、わたしも勃起した自分のペニスを握ってしごいてみたことがある。
でも、なんか力いっぱいゴシゴシするその格好が我ながら醜悪で、射精する前に途中でやめた。
そのとき、なぜか乳首をいじってた。
そこは触れるだけでツンと感じる。
力任せにゴシゴシすることもない。
それからは、もっぱら乳首をいじった。
同時にペニスにも触るが、しごくのではなく、親指と人差し指で小さな輪を作って、その輪でペニスの先端だけを刺激した。
どちらもむずむずした感触だ。
「触っていい?」
今度はわたしが手を伸ばした。
美希はタンクトップ。
わたしは、そのタンクトップをずらして美希の乳房を晒した。
美希の乳房はわたしのとは比較にならない。
バストは86cmのDカップ。
「柔らかいね」
「真希のおっぱいも柔らかいよ」
ありがたい言葉だけど、そんなはずはない。
84cmのAカップ。
わたしのはバストではなく胸囲。
柔らかいのは乳首の周辺、ほんの少しだけ。
「美希は、おっぱいおっきくていいね」
「でも、真希もなんかだんだん大きくなってる。前はほんとにぺっちゃんこだったのに…」
美希の言うとおり、それは事実だ。
別にホルモンを投与しているわけでもない。
自然に大きくなってきた。
最近特にそう感じる。
「でも、もっと大きくなったら…どうするの?ブラいるでしょ」
美希は、わざとわたしの乳房の周りのお肉を寄せて乳房を大きくして見せた。
そうなのだ。
わたしは男。
大きなおっぱいをうらやましがること自体がおかしいし、実際問題、大きくなると困る。
今は、仕方なくきつめのシャツで胸を締めている。
でも、正直に言うと胸は締め付けたくない。
胸が大きくなりたいって思ってるから…。
美希の言うようにブラをつけようかって本気で考えてるけど、とりあえず夏の制服の間は無理。
ブラが透けて見えちゃう。
「ねぇ、乳首で感じるとあそこって大きくなるの?」
「ううん。でも、勃ってるときは乳首も立ってて、感じやすくなるの」
「ふーん。じゃぁ今は勃ってないの?」
わたしはうなずいた。
「触っていい?」
美希が私の股間に手を伸ばしてきたので、わたしは足を開いて美希が触りやすくした。
自分のものなのだが、どうもそういう感じがしない。
だから、触られても見られても、なんか他人事のような感じがしてピンとこない。
美希はショーツの脇から手を入れてわたしのペニスをぎゅっと握った。
「柔らかい」
手で揉むようにくにゅくにゅし始める。
「あっ、大きくなってく」
それはすぐに大きくなった。
「見ていい?」
わたしがうなずくと、美希はわたしのショーツをずらし、ペニスを外に出した。
「おっきくなってる」
そう言って美希はわたしの顔を見たが、なんとも言いようがない。
こいつはわたしの意志とは関係なく大きくなる。
美希がわたしのペニスをぎゅっと握って上下に動かしだした。
「気持ちいい?」
自分でするのは馴染めないけど、誰かにしてもらうのは悪くない。
わたしは素直にうなずいたが、なぜか急に恥ずかしくなって目を閉じた。
不意にわたしのペニスの先端が温かい粘膜で覆われた。
真希の妹1-3
3.美希の口
「美希…」
「ふふっ」
美希がいたづらっぽい目でわたしを見上げる。
(からかわれてる?)
「ごめん…。怒った?」
わたしの思いが顔に出たのか、美希は謝った。
「ううん。平気。ちょっとびっくりしただけ」
「気持ちいい?」
「うん」
美希は今度は、舌を出して、ペニスの裏を下から上へと舐め上げた。
「美希、したことあるの?」
「まさか。初めてよ」
「友達がね、話してくれるの」
「友達って?」
「明日香」
「萩原明日香?」
「そう。ドMなんだって…自分で言ってた」
「ふーん」
美希は、舐めるのをやめ、わたしの胸に頬をすり寄せてきた。
美希の手がわたしのものを柔らかく包む。
「ちっちゃい頃、よく触ったわ。覚えてる?」
それはわたしも覚えてる。
「周りには双子って言われて…、ホントに似てたわよね。そっくりなのに真希にはおちんちんがあって、わたしにはないの。どうして?って思ったわ」
確かに、美希はよくそう言っていた。
美希の股間は、つるつるっで何もない。
小学校の3年生か4年生くらいまでは、美希は “ふにゃふにゃして気持ちいい”って、わたしのおちんちんを握って遊んでいたが、いつの頃からか、しなくなった。
5年生だったか?その頃には、部屋もわかれた。
たぶん、美希がそう言ったからだ。
「5年生の時、わたし生理が来たの」
初めて聞く話だ。
「わたしは女で、真希とは違うんだって、そのとき思って…」
美希がわたしの胸に顔をうずめてきた。
「わたしは、おっぱいが出てきて、肩やお尻がどんどん丸くなっていくのに、真希はそのまま。あんなにそっくりだったのに、どんどん離れていって…。双子なのに…。なんか、他人になっていくみたいで…」
美希が、そんなふうに思っていたとは思わなかった。
「そうなんだ?わたしは、美希がどんどん女っぽくなっていくのに、自分はぜんぜん変わらなくて、自分だけ取り残されたようで、寂しかったのよ。美希は離れていくし…嫌われたかと思ってた」
「そんなことないよ」
美希が真剣な顔を向けた。
「このあいだ、真希がわたしのブラをつけてるじゃない」
「びっくりしたよ。急に入ってくるんだもの。心臓が口から飛び出るかと思った」
「ごめん。でもね、あのとき、思ったんだ。真希は変わってないって…。自分が女っぽくなったでしょ。だから真希はきっと男っぽくなってるって勝手に思ってたの。それなのに、真希は前のまんま。それどころか、女の子みたいにおっぱいもふくらんでて…。なんだかすっごくうれしくなっちゃって…」
「女、女って言わないでよ。これでも本人はけっこう複雑なんだから…」
「ごめん」
美希がまた身体を起こした。
「舐めていい?」
わたしはうなずいた。
美希の手の中でわたしのものは既に大きく膨らんでいる。
美希は、わざとわたしのほうを見ながら、大きく張った先端を口の中に頬張った。
むずっとした感覚。
思わず腰を引いて後ずさりしたくなるような…。
わたしは、美希の髪をたくしあげて美希の顔をまじまじと眺めた。
美希の頬がしぼみ、強く吸われるとキューンとした疼きが湧き上がってくる。
気持ちいいのは確かだが、わたしには、舐めている美希の表情のほうが気になった。
いたずら顔が楽しそうな表情に変わって、それがいつのまにか悩ましげな表情になっていた。
「美希?」
美希はわたしのものを加えたまま目だけをわたしに向ける。
(舐めるのって、どんな感じ?)
そう聞きたかったが、口に出せない。
美希の唇に力が入って、口を上下させるスピードが早くなった。
(違うってば…)
美希は、わたしが、イキたいのだと勘違いしたのかもしれない。
(えっ?)
ぐっと口の中にわたしの肉棒を含んだ美希の口が、そこからさらにゆっくりと下がっていく。
わたしのペニスの先端が熱い粘膜に覆われた。
「ぐふぉっ」
いきなり美希がむせた。
「はぁっ…ごめん。できないわ」
美希は、喉の奥にまでの飲み込もうとしたようだ。
「明日香はできるんだって…」
「ねぇ、美希?」
「ん?」
「どんな感じ?」
思い切って聞いた。
「苦しいわ。でも、…できるかも…」
「ううん。そうじゃなくて、フェラって、女の子はどうなの?」
「どうって…」
おちんちんを口に入れても、女の子が気持ちいいはずもない。
「真希は気持ちいい?」
「うん」
「真希が気持ちいいんなら、わたしも気持ちいい」
「何それ」
「人を気持ちよくさせるって、気持ちいいよ」
「そういうこと?」
「それだけじゃないけど…。男のしたいようにされるのが好きなんだって…、明日香は…」
「美希は?」
「わかるような気もする」
「ふーん」
「ねぇ、真希?」
「うん」
「気持ちよくなりたい?」
美希のわたしの肉棒を握る手に力がこもった。
別に放出したいという気はなかったが、わたしはうなずいた。
美希は、わたしのペニスの根元をぎゅっと強く握って、手も上下させながら、口でも強く吸い始めた。
美希が強く激しく頭を上下させるが、わたしの精液はまだ奥のほうにしまわれたままで、出てくる気配もない。
「ぐふぉっ」
人と比べたことがないのではっきりとはわからないが、わたしのペニスは、それほど大きくはないと思っている。
でも、大きくはないと言ってもすっぽりと根元まで口の中だけで収まるものでもないはずだが、そのわたしのペニスがすっぽりと美希の口の中におさまった。
(美希…)
おちんちんの付け根のもっと奥のほうでぐいっと扉が開いた。
何度かに一回、美希はわたしのものをぐっと喉の奥にまで飲み込んだ。
(あっ…)
開いてしまった扉から熱いものがどんどん外に向ってせりあがってくる。
(あっ…、だめ、もう…)
わたしの状態を察したのか、それとも少し漏れたか、美希がさらに強くわたしのものを吸い上げる。
(あっ、美希、でちゃう)
わたしは美希の口の中に放出した。
真希の妹1-4
4.口なら…
美希の表情が一瞬曇ったが、すぐに悪戯っぽい笑顔に覆われた。
「へへ…」
勝ち誇ったような笑顔で美希がわたしを見る。
きっとわたしは今、“申し訳ない”というような顔をしているに違いない。
美希が口をあけた。
そこにはもうわたしの放ったものはなかった。
「飲み込んだんの?」
美希がうなずく。
「美希」
なにか胸がキュンとして、わたしは美希を抱きしめた。
「そんなに苦くない」
「そうなの?」
「明日香がね、苦いって言ってたの」
「ふーん」
「でも、ぜんぜん苦くない」
(苦くないんだ…わたしの…)
美希は明日香の情報を疑っているようだったが、わたしは別のことを思ってた。
(やっぱり、わたしどこか違うんだ。普通の男の子とは…)
「美希」
「ん?」
「交替よ」
わたしは美希をベッドに倒し、デニムのホットパンツをショーツごと強引に引っ張って足から引き抜いた。
「やだ。だめよ。真希、わたしは…いいのよ」
それほど必死に抵抗されたわけではないが、無理矢理脱がすのは、いやな作業だ。
わたしが美希の足をぐいと左右に広げると、美希は腰をねじって、さらに股間に手を当ててそこを隠した。
(ふーっ)
ため息なんかついては美希に悪いけど、…疲れる。
わたしは少し乱暴に美希の手を払いのけた。
わたしの中でHな気分が、どんどんしぼんでいく。
(やっぱりだ…)
同じような体験がある。
中学3年の時に、同じクラスだった女の子に、突然、誕生日なのと彼女の部屋に誘われて…。
初めてキスをした。
わたしはそんなつもりは全くなかったのだが、彼女がそのつもりだった。
初めておっぱいを揉んだ。
彼女のおっぱいはまだ小さくて…
初めて乳首を吸った。
乳首も小さかった。
彼女は、緊張でがちがちで、なんかすごく悪いことをしてるような気分になって…。
わたしのものは、一度、固くはなったのだが、すぐにふにゃふにゃになって…。
その後は、もう勃起しなかった。
なんか申し訳なくて、彼女を気持ちよくさせようとあそこを舐めた。
指も使った。
でも、彼女のあえぐ声を聞いても、やっぱり勃起しなかった。
それ以来、女の子とは付き合っていない。
なんとなく勃起しないような気がして…。
普段は、アダルトサイトやAVでちゃんと勃起する。
男が好きというわけではない。
ちゃんと女の子で勃起する。
でも、実際に自分がやるとなると、気分が続かない。
今もそうだ。
わたしのおちんちんは、きっと普段よりも小さくなっているに違いない。
わたしもそうだが、美希のヘアも薄い。
わたしは、美希の股間の筋に鼻を押し当てて、鼻でそこを押し広げた。
「あん…」
美希の声がもれる。
あえぐ声を聞くのは好きだ。
舌を固くして、美希の小さな突起を強く圧迫する。
開いた美希の足に力が入った。
悪くない。
わたしはさらに強くそこを刺激した。
美希のそこから熱い液体がにじみ出てきた。
「ああん」
美希がごそごそと体の向きを変えてわたしのほうに体を寄せてきた。
美希の手がふにゃふにゃになっているわたしのものをつかんだ。
(一度、出してるんだもの…)
自分に対するいい訳だ。
年寄りじゃあるまいし…。
美希が、大きく動いて、もう一方の手でわたしの足を抱えて引っ張る。
(またげってこと?)
わたしは、美希の股間に舌を這わせながら、美希の上に乗って顔をまたいだ。
美希は、またわたしのものを口に入れた。
(あっ…美希…)
わたしはあせった。
せっかく舐めてもらっても、もう大きくはならない。
(どうしよう?)
急いで、えっちなことを思い浮かべようとしたが、それが効果がないことは自分でわかっている。
(どうしよう?)
美希のあそこから溢れてくる液体が舌で舐め取れるくらいのおびただしい量になってきた。
それがわたしの顔中に広がる。
どきっとする感覚だった。
わたしは、舐めるのをやめ、美希の股間に顔中をこすりつけた。
どきどきした。
血液が流れる音が聞こえるほど…。
(あああ…)
下半身がじーんと熱くなってきた。
わたしのものは、美希の口の中で再び大きくなった。
美希のぐしょぐしょになった股間に顔をこすりつけながら、わたしは、美希の口の中に自分のものを深く押し入れた。
(えっ…)
私の下腹部に美希の顔がぴったりとくっついた。
(全部入ってる)
わたしのものが美希の口の中に根元まで全部入っている。
美希が下からわたしのお尻を抱えるように手を伸ばしてきた。
(いきたい…)
わたしは、腰を前後させて美希の喉に突きいれた。
(ああああ…いく…いっちゃう)
わたしは、顔中を美希の股間にこすりつけながら、再び美希の口の中に出した。
わたしが、すぐに離れようとすると、美希がわたしのお尻を抱えて放さない。
わたしのものは、急速にしぼんでいったが、それでも美希はそれを口に入れたまましばらく動かなかった。
「美希、二回もごめんね」
ようやく美希に解放されて、わたしは美希に並んで横になった。
「ううん。やだ、真希の顔、てかてか…」
美希がわたしの顔を舐めようとするのを制して、わたしは顔を洗いに行った。
部屋に戻ると、美希はもう服を着ていた。
「真希」
「ん?」
「ごめんね」
「何が…」
「こんなことしちゃって」
そう言えば、始めたのは美希のほうだ。
「ううん」
「ねぇ、真希」
「うん?」
「口ならいいよね」
「何が?」
「兄妹(きょうだい)だけど…、口ならいいよね」
「美希」
わたしは、美希を抱きしめて、唇を強く強く重ねた。