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理沙の慟哭1-5
5.やめて、お兄ちゃん
男の指が、ショーツの上から、クリを挟むように擦る。
性的な刺激というものは、微妙なもので、理沙には、セックスは気持ちのいいものではない。
セックス=虐待でしかなかった理沙の体は、その刺激を受け付けない。
それでも、理沙は、喘ぐふりをして、男の「お兄ちゃんと言って」というささやきを無視した。
「うつ伏せになって、お尻を上げて」
理沙は、言われた通りにするが、返事はしない。
男は、理沙のスカートを背中までめくって、ショーツ越しに股間を自分の鼻で擦るようにする。
理沙は、どんな要求にもたいていは応じる。
裸を見られて恥かしいと思うこともない。
話しかけられるのに比べれば、おしっこを見られるほうがまだましだった。
男が、理沙のショーツを膝まで下げた。
丸い、真っ白な理沙のお尻を左右に広げ、男は、舌を伸ばして理沙のアナルから、前へと舌を這わしていく。
理沙は、両手で頭を抱え、耳をふさいだ。
舌が指に変った。男は理沙の横に座り、理沙は顔を自分に向けた。
理沙の顔の前に、男のものがあった。
理沙は、顔を上げ、それを含んだ。
そうしろということなのだ。言われる前にする。
先端だけを口に入れ、舌でぐるぐると舐める。
男は腰を引いたが、理沙はついて行く。
手だろうと、口だろうと、あそこだろうと、お尻だろうと、とにかくはやくいかせる。
そうすれば、解放してもらえる。
理沙は、男のものに手を添えてしごいた。
(いけっ・・・いっちゃえ・・・・)
不意に男は、理沙の手を払い、ぐいっと突いてきた。
男の手が、理沙の股間から離れた。
理沙は、身体をまっすぐ男の方に向けると、男のものをぐっと根元まで飲み込む。
男の表情が、変わった。
理沙は、後ろに手をついて足を開いて座っている男の股間に頭を埋めた。
唇に強く力を入れて、引いた。
3度目に、男は膝を立てて腰を浮かせた。
理沙は、自ら男のお尻を抱きかけるように手を回し、ぐいぐいと咽の奥までそれを入れた。
「あ・・あ・・・・」
男は理沙の頭を押さえ、理沙の口の中にどっと放った。
どくっ・・・どくっ・・っと流れ出てくる。
多い。それは、多すぎて、理沙の口からこぼれた。
男の手がどくと、理沙はすぐに男から離れて、テーブルの上のティッシュを取り、そこに吐き出した。
飲み込めと言われているのだが、今日は多すぎた。
鼻を突く臭いに、思わず、吐きそうになる。
「ごめんなさい」
理沙は、男に謝った。
「・・・・・何が?」
男は、理沙が何を謝っているのかわからない。
「飲み込まなかった」
「ああ・・・いいよ。そのかわり、きれいにして・・・・」
理沙は、黙って、男の股間にもう一度、顔を近づけ、それを含んだ。
男は、嬉しそうに、理沙の頭を撫でた。
「お風呂に入ろうか?」
理沙はうなずいた。
ありがたいことに、男は、お兄ちゃんという言葉には、こだわっていなかった。
お風呂では、男は理沙の身体を丁寧に洗った。
お風呂から出ると、今度は、体操服にブルマだ。
泊まりの予定だが、パジャマなどは、持ってきていない。
パジャマ代わりにちょうどよかった。
といっても、どうせ脱がされてしまうのだが・・・・
2回目は、バックから、ブルマの横から差し込まれ、最後は顔にかけられた。
男は、理沙の頬に飛び散った精液を、自分の肉棒でかき寄せ、理沙の口に運んだ。
理沙は、今度は、飲み込んだ。
そして、また、男のものを舐め取った。
男は、執拗だった。
理沙の体操服とブルマを脱がせ、裸にすると、うつ伏せの理沙の背中に乗って、背中じゅうに舌を這わせた。
男の部屋に来てから、3時間。普段なら、とっくに帰れるのに・・・・。
理沙は、うつ伏せのまま、眠ってしまいたかったが、男の舌は、おぞましく、とても眠れる状況ではない。
「気持ちいい?」
いいわけがない。理沙は、返事をしない。
男は、身動きしない理沙に興味を失ったのか、ベッドを降りた。
「アイスでも食べる?」
会話などしたくない理沙は顔を上げ、男を見た。
目があった。理沙は、軽く頭を横に振った。
「そう・・・」
男は、うつ伏せの理沙の裸の背中とお尻をじっと見た。
「ねぇ、君、なんか部活でもやってる?」
理沙は、身体を回し、仰向けになって、上半身を起し、同じように、頭を横に振った。
「音楽でも聴く?好きなアーチストは?」
やはり同じように頭を横に振る。
「中学生でも・・・いるの?こんなことしてる子…」
最低な質問だ。
「わかりません」
「君は、どうして始めたの?街で声かけられた?」
理沙は、うつむいて返事をしない。
ほとんどしゃべらない理沙に、男は、だんだんとイラつき始めた。
男が、近寄ってきた。
理沙は、ベッドから降りようとしたが、男に腕をつままれ、また、ベッドに引き戻され、うつ伏せにされて、腰の上に乗られた。
男は、理沙の腕を背中で交差させ、タオルで縛った。
理沙の体がこわばる。
男は、腰の上から太ももの上に移動したが、両足で理沙の両太ももをしっかりと挟み、動けないようにして、お尻を手の平で強く押し始めた。
手の平に力を入れてぐるぐる、回しながら、指先を食い込ませる。
「あ・・・いっ・・・・」
指を立てて、お尻の肉をわしづかみにされる。しばらくぎゅっとつかむと、また、手の平で強く丸く押す。そして、またつかむ。だんだん、つかまれている時間が長くなる。
不意に、指でひねられた。
「うっ・・・・」
理沙は、ただ、我慢するだけだ。
みるみる理沙のお尻が、赤くなっていく。
「痛いか?」
理沙は何も言わない。
「痛かったら、お兄ちゃん、やめてって言いな」
ますます言いたくない。
男は、ベッドの横にあるサイドテーブルの引き出しから、バイブを取り出した。
男は、理沙にそれを突き入れた。
「ああ・・・いや・・・いや」
「お兄ちゃん、やめて・・・・だ」
理沙は、再び黙った。
男が、振動のレベルを上げた。
「うっ・・・・・」
それでも、理沙は、お願いしない。
「強情だね」
男は、背中で腕を縛ったままの理沙を仰向けにすると、理沙とは逆向きに、理沙の股間に顔を埋めるように理沙に乗った。
目の前のバイブを、弄びながら、男は、肉棒で、理沙の口を探し、それを見つけると、理沙の口につき立てた。
男は、理沙の口を、性器でもあるかのように、腰を前後させる。
男は、2度放出していたにもかかわらず、固さも大きさもじゅうぶんだった。
理沙は、バイブの激しい刺激に、身体をよじって耐えたが、男に口も使われて、どうにも耐える術を失ってしまった。
「あああ・・あふぁああー」
今まで全くといっていいほど喋らず、声も出さなかった理沙の声が、大きく響いた。
「やめて・・・お兄ちゃん、やめて」
男は、理沙の耳元に顔を寄せて話す。
「やめて・・・お兄ちゃん」
とうとう、理沙はそれを口にした。
「もう一度・・・」
男は、いい気分だった。
「やめて、お兄ちゃん」
「うっ・・」
“お兄ちゃん”という言葉の刺激に、2度放出していたにもかかわらず、男は、3度目も理沙の口に放った。