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由美子の背徳
IMMORAL
インモラル/由美子の背徳
俺は、人と付きあうのがうまくない。
小さいころには、近所に友達もいてよく遊んだ記憶はある。
いつ頃からだろう、遊ばなくなったのは?
10歳くらいでボクシングを始めた。
その頃からだったかもしれない。
俺は、友達と遊ばなくなった。
いつのまにか友達もいなくなった。
別に暴力的だったわけではない。
話が合わなかったのだ。
ゲームをするわけでもない。
テレビも見ない。
マンガも読まない。
女の話もしない。
俺の場合、女の話は同年代の男にしていい話でもなかった。
俺の母親は水商売で、父親は、いかがわしい写真を撮るカメラマンだ。
一度、父親の撮影した写真を同級生に見られた。
それから、何人もが友達面をしてうちに遊びに来たがったが、断った。
俺は、人と付きあうのがうまくない。
小さいころには、近所に友達もいてよく遊んだ記憶はある。
いつ頃からだろう、遊ばなくなったのは?
10歳くらいでボクシングを始めた。
その頃からだったかもしれない。
俺は、友達と遊ばなくなった。
いつのまにか友達もいなくなった。
別に暴力的だったわけではない。
話が合わなかったのだ。
ゲームをするわけでもない。
テレビも見ない。
マンガも読まない。
女の話もしない。
俺の場合、女の話は同年代の男にしていい話でもなかった。
俺の母親は水商売で、父親は、いかがわしい写真を撮るカメラマンだ。
一度、父親の撮影した写真を同級生に見られた。
それから、何人もが友達面をしてうちに遊びに来たがったが、断った。
見ず知らずの連中に囲まれて、写真を見せろと恐喝されたこともある。
別に暴力的だったわけではないが、黙ってやられるお人よしでもない。
もちろん顔は殴らない。
威勢はよかったが、腹は全く鍛えられていなかった。
それ以来、誰も俺にかかわり合わなくなった。
11歳で女を知った。
ただ、早ければいいというものでもない。
恥ずかしい話だが、俺は女というものがよくわかっていない。
普通じゃない女ばかりが相手だったせいだと思っている。
俺の回りにいた女は、ほとんどがプロだ。
普通の女はよくわからない。
自分が変わっているとは思わないが、まともだとも思ってはいない。
まともとは思えない俺をそのまま受け入れる女がいる。
世の中には、変わったやつがけっこういるものだ。
男にも…女にも…
プロローグ
「だめよ、輝夫さん、ここは…お父さまに知れたら…」
輝夫は、ドレッサーの前で髪を乾かしていた義母の美由紀を後ろから抱きしめた。
「だいじょうぶだよ。美由紀さんが言わなければ…」
輝夫は、バスローブの前を大きく開き、美由紀の豊かな乳房をあらわにして、乳首を手の平で転がした。
「だめ…お願い。後であなたの部屋に行くから…ここは、だめ…ね」
美由紀は、鏡の中の輝夫にむかって話しかける。
輝夫の手が美由紀のあごを持ち上げ、上から覆いかぶさるように、唇を重ね、舌が差し込まれた。
言葉とは裏腹に、美由紀は、その舌を受け入れ、大量に注がれる唾液を飲み込んだ。
輝夫の手は、開いたバスローブの間から、美由紀の股間に伸ばされる。
美由紀は、少し身体を後ろに倒して前を浮かし、足を開いた。
輝夫の指が、襞の割れ目に沿って、花芯を撫で、その奥の肉壺へと伸びる。
輝夫の唇が離れた。
「もう…」
美由紀は、立ち上がり、ガウンをつかむと、それを持って先に輝夫の部屋に向った。
輝夫は、美由紀の後ろを歩きながら、美由紀のバスローブに手をかけ、それを脱がせた。
「もう…ほんとに…」
美由紀は、裸で廊下を歩き、輝夫の部屋に入ると、すぐにしゃがんで輝夫のものを口で受けた。
いきり立っている肉棒を手で握り、付け根から、陰嚢へと舌を移動させ、さらに、肉棒の舌側を舐め上げていった。
上目遣いに美由紀は、輝夫を見上げ、肉棒の先端を舌でぐるぐる舐めまわすと、くいっとそれを頬張った。
輝夫は、しゃがんだ美由紀を壁に押し付け、ぐいっと根元まで押し入れた。
頬をふくらませ、根元まで口に頬張った顔で美由紀はじっと輝夫を見上げている。
輝夫は、美由紀が壁に頭をぶつけないように、美由紀の頭の後ろを手で抱え、激しく突いた。こうやって美由紀の口にするのを輝夫は好んだ。
「出るよ…う…う」
輝夫の動きが止まった。
美由紀は、輝夫の肉棒からほとばしるものをこぼさないようにうけとめた。
若い輝夫のものは、量が多く、飲み込むのに苦労する。
美由紀は、輝夫のものを咥えたまま、何回かに分けて、口の中の輝夫のものを飲み込み、そうしてる間にもさらにこぼれ出るものもきれいに舐め取っていった。
いつものことだった。
美由紀が輝夫のものをきれいにし終わる頃には、輝夫のものは、またその太さと固さを取り戻している。
ベッドに行くのはそれからだった。
由美子の背徳1-1
第1章
1.義兄
「もしもし、元木ですけど…ああ…珠美?」
珠美が直接電話に出た。
「ああ、由美子」
「あのさぁ、数学、わかんないの…教えてくれない?」
「うーん…ごめん、ちょっと無理かな」
中学3年生の由美子は、定期テストを控えて、苦手の数学に手こずって、親友の珠美に電話をしたのだが、意外にも珠美に拒否された。
「だめ…なの…」
予想外の返答に、由美子は戸惑った。
「ごめん…ちょっと、今、彼が来てるんだ」
「あっ…そういうこと…じゃぁ、しょうがないね…」
「ごめんね」
由美子は、急いで電話を切った。なぜか、みっともなく感じられて、それが腹立たしかった。
珠美が、彼と…勉強をしているはずはない。
(テスト中だっていうのに…しかも、朝っぱらから…)
日曜の午前中ではあるが、もうすぐ昼だ。
もう朝っぱらというほどの時間でないことは由美子にもわかってはいたが…。
由美子は、数学の問題を持って、自分の部屋を出た。
「お兄ちゃん、…いい?」
由美子は、輝夫の部屋のドアを少し開けて、外から訊いた。
「ああ、いいよ」
「ちょっと…数学教えてくれないかなぁ…明後日、試験なんだぁ」
そう言いながら、由美子が輝夫の部屋に入ると、輝夫はベッドで横になっていた。
「寝てたの?」
「いや…起きた」
輝夫は、医学部に通う大学生だが、このところ忙しいようで、家に帰って来ても部屋に閉じこもりっぱなしだ。由美子はお兄ちゃんと呼んではいるが、実の兄ではない。
由美子の母は、由美子が9歳のときに離婚。12歳の時に看護婦として働いていた元木医院の院長、元木泰造と再婚したのだ。
輝夫は、病気で亡くなった前妻の子で、由美子より6歳上だ。
「ごめん…起した?」
「いいんだ。起きるとこだったんだ」
輝夫は、180cmの長身で、顔もスタイルも悪くはない。
しかも医者の卵だ。
由美子には憧れのお兄ちゃんだったが、輝夫はと言えば、突然、やって来た妹とどう付き合ったらいいのか…相変わらず、他人行儀な物言いだった。
「いいの?」
「ああ、いいよ。…座って…」
輝夫は、ベッドの脇にある小さなテーブルに座ると、その横にクッションを置いた。
由美子は輝夫の横に並んで座って、テーブルの上に問題集を広げた。
「これ?」
「うん…よくわからないんだ、そこ」
「因数分解だね」
「うん。そう」
輝夫は、レポート用紙を取り出し、由美子が印をつけてある問題を見ると、由美子にシャーペンを渡した。
いつまでもよそよそしい輝夫となんとか話がしたかった由美子に、勉強を教わるという口実はもってこいだ。
実際、数学が苦手だったし、それはまさに好都合な思い付きで、輝夫は、由美子の期待通り、丁寧に教えてくれた。
輝夫の説明を聞きながら、由美子は、輝夫の口元をじっと見ている。
「そうじゃなくて…貸して」
輝夫は、由美子の手からシャーペンを取った。
手が触れる一瞬、由美子の胸が、どきっと音を立てる。
「こういうこと…わかる?…じゃぁ、後は計算。やって…」
輝夫は、また由美子の手を取り、シャーペンを返した。
「これで…あってる?」
答えを出し、由美子が輝夫に訊く。
輝夫の顔が、由美子のすぐ横に来て、由美子の書いた答えを覗き込む。
「ああ、あってる」
「ありがとう…助かっちゃった」
「ああ…試験、がんばれ」
輝夫はそっけない。
すぐに追い出されそうだ。
「ねぇ、起きるんなら…コーヒーいる?」
「コーヒー?…って、何、由美子がいれてくれるの?」
「ううん。缶コーヒー…」
「あっそう。…もらおうかな」
「わかった。じゃぁ、持ってきてあげる」
由美子は、立ち上がると、座っている輝夫の目の前を通った。
由美子は、太っているわけではない。
体脂肪率も標準以下だ。
体重も、身長から考えれば、むしろ軽いくらいなのだが、太ももとお尻は、かなりボリュームがあった。
それが、輝夫の目の前を移動した。
「由美子」
輝夫は、キッチンに向った由美子に呼びかけた。
「なーに?」
「俺がそっちにいくから、持ってこなくていい」
「そう。わかった」
輝夫が、遅れてリビングに行くと、由美子が缶コーヒーを持ってきた。
「はい」
「ありがと…お母さんは?」
「病院」
「ふーん?…由美子、お昼はどうする?」
「なんか、適当に…お兄ちゃんは?…なんか作ってあげようか?」
由美子は、母が働いていたため、料理は得意だ。
「頼んでいいか…腹が減った」
「そう…じゃぁ、わたしもお昼にしようかな」
由美子は、飲みかけの缶コーヒーを置くと、傍らに置いてあったエプロンを身につけた。
胸元が大きくあいた薄いブルーのカットソーに淡いピンクのミニのフレアスカートの由美子が、母親がいつも使っている濃い紫のエプロンを身につけると、両肩にほんの少し、カットソーが見えるだけで、そのほとんどが、エプロンに隠れてしまう。
濃い紫のエプロンは、由美子の太ももの白さを際立たせた。
「ちょっと、待っててね、すぐ作るから…」
由美子は、冷蔵庫を覗いたが…ミニのスカートから、少しだがお尻が覗いている。
スカートと同じ淡いピンクのショーツだった。
「シャワー浴びてくる」
輝夫は、おもむろに立ち上がり、バスルームに向った。
由美子の背徳1-2
2.普通に…
起きたばかりで、ある程度の体積のあった輝夫のペニスは、完全に屹立してしまっていた。
(まいったな…どうしようか…?)
シャワーを浴びておさまるものでもない。
輝夫は、自分のものを握った。
まさか、中学生の由美子を見て、自分がこうなるとは思ってもみなかった。
輝夫は、女性にはもてたが、小さい頃に母親を亡くしたせいか、同年代や年下の女性には、今まで全く興味がなかった。
輝夫は、自分のものを、ぎゅっと強く握り、しごきはじめた。
そうする以外に、おさまりそうになかった。
「お兄ちゃん、電話」
由美子の声だ。
輝夫は慌てた。
電話と言われて、すぐに出て行ける状態ではない。
「名前と番号聞いて、後でこっちから、かけるから…」
「お母さんなの…公衆電話だって…」
義母は、父親の病院で仕事をしているが、私用の電話は、公衆電話を使う。
(出なきゃだめか…)
輝夫は、しょうがなくバスルームのドアを開けた。
すると、すぐそこに由美子がいた。
「はい」
由美子は、電話を輝夫に渡す。
まさか、ドアの前に由美子がいるとは思わなかった。
すぐに由美子はキッチンに戻っていったが…
(見られたか?…まったく…)
電話の内容は、今日は帰れないから、夜も何か適当にしてくれということだった。
帰ってこない理由に見当はついていた。
輝夫は父、泰造の性癖を知っている。
そればかりではない。
義母の性癖も知っている。
泰造と義母美由紀の行為は、家庭でできるようなプレイではない。
そのため、週に1回程度だが、二人は外で泊まってくる。
輝夫は、トランクスとジーンズを穿いた。
トランクスだけでは、歩くことも出来ない。
ジーンズにバスローブという変な格好で、リビングに戻った。
「お母さん…帰ってこないって?…」
由美子は、レトルトだが、麻婆豆腐を作っていた。
声の調子は、いつもと同じだ。
「ああ」
(気づかれなかったようだ…)
少し安心して、輝夫は、ソファに座って、飲みかけて置いてあった由美子の缶コーヒーを飲んだ。
由美子は、まだ、どきどきしていた。男のものを見たのは初めてだった。
(あんな大きくなるんだ…)
まだ、しっかりとまぶたに焼き付いている。
まっすぐ、輝夫の顔を見られないと思った。
(どうしよう…落ち着かなきゃ…普通に…普通に…兄妹なんだから…)
「そっちに持っていこうか?」
由美子は、輝夫に訊いた。
「ああ、たのむよ」
輝夫の声は、普通だ。
(普通に…普通に…)
由美子は、呪文のように頭の中で繰り返しながら、リビングのテーブルの上に麻婆豆腐を置いた。
輝夫の股間に目がいった。
ジーンズの前が真っ直ぐ縦に盛り上がっている。
(だめ…見ちゃだめ…)
テーブルにお皿を置く由美子の胸元から少し中が覗いた。
白い柔らかそうな乳房がこんもりともりあがっているのが見える。
輝夫は、ソファに深く座りなおした。
由美子の胸の谷間を覗くためだったが、股間の盛り上がりを隠すためでもあった。
「あれ、わたしのコーヒー、飲んじゃった?」
「ああ、悪い」
「ううん。いいけど…」
そう言うと、由美子は、再び冷蔵庫を開けて、腰を曲げて、中を覗きこんだ。
後ろで輝夫が、立ち上がっていた。
由美子の背徳1-2
3.血はつながってないし…
由美子は、足音が近づいてくるのに気づいた。
冷蔵庫の中を覗いたまま、由美子は輝夫を待った。
輝夫は、由美子のすぐ後ろで止まり、由美子の肩に輝夫の手がかかった。
「何?…お兄ちゃんも何か要る?」
振り向きながら、由美子は言った。
(ああ…ばかなセリフ…雰囲気が台無しだわ…)
「あ…ああ…何かある?」
輝夫は、振り返った由美子の表情のあどけなさに戸惑った。
(まずい…この手…どうしよう…)
輝夫は、由美子の肩にかけた手で、由美子を少し脇に押して、自分も冷蔵庫を覗いた。
「お茶かな…ご飯だし…」
(ばか、ばか…飲み物探しに来ただけじゃないの…何、浮ついてんのよ、わたし…)
「そうだな」
(何が、そうだなだよ。ばかか、俺は…)
輝夫の真後ろに立っていた由美子が、テーブルに戻ろうと身体を回転させるのと、輝夫がお茶のペットボトルを冷蔵庫から取り出して、冷蔵庫の扉を閉めようと後ずさるのとが同時だった。
由美子と輝夫のお尻がぶつかった。
由美子は、反動で、大きく前に飛ばされた。
「あっ…」
缶のダイエット飲料を握っていた由美子は、うまく手を突くことができず、そのまま前のめりに床に突っ伏した。
その反動でスカートはまくれ、高く持ち上がったお尻は、淡いピンクのショーツが丸出しだった。
「ごめん…だいじょうぶか?」
輝夫は、由美子を起そうと由美子の脇から手を入れた。
柔らかい乳房の感触が手の平に広がる。
由美子は、動かない。
スカートがまくれ上がっていることは知っているが、輝夫が起してくれるのを待った。
輝夫は、すぐには由美子を起さなかった。
由美子の乳房にかぶさった手が、ためらいがちにゆっくりと動く。
少ししてようやく輝夫は、由美子の上半身を持ち上げた。
由美子が輝夫のほうを向く。
今度は、もう何も言わない。
輝夫も何も言わない。
輝夫は、由美子の目を見て、ゆっくり唇を近づけていく。
由美子は目を閉じた。
膝で立ったまま、輝夫は、由美子の下唇を唇で咥えた。
由美子が、少し口を開く。
輝夫の唇が、由美子の唇に重なり、由美子の開いた口の中に輝夫の舌が少しだけ侵入する。
由美子は、キスの経験はある。
相手は、親友の珠美の付き合っている彼氏だ。
珠美はそれを知らない。
別に、その男が好きだというわけではなかった。
珠美が、最近、その彼の話ばかりをするので、ちょっと悪戯してみたくなっただけだ。
ただ、3日前、珠美から、その彼とセックスしたことを聞かされた時、珠美の話を平然と訊いてはいたが、なぜか、腹立たしかった。
今日も二人はいっしょだ…。
珠美に対抗する気持ちがあったのかもしれない。
輝夫の舌が、由美子の口の中、深く入ってきた。
と、同時に、輝夫の手が、由美子のお尻に回される。
(えっ?…)
やっと、由美子は事態を把握した。
(お兄ちゃん…うそ…まさか…)
輝夫は、由美子のカットソーをまくり上げ、ブラを持ち上げ、直接乳房に手をかけた。
エプロンの脇から、乳房がこぼれ出る。
由美子は、こうなるとは想像していなかったが、それでもいいかもしれないと思った。
(血がつながってるわけじゃないし…)
由美子が、何か言うかもしれない。
拒絶されたら…。
泣き出したら…。
輝夫は、由美子の反応をじっと見ていたが、どうやら、拒絶はなさそうだ。
(別に血がつながってるわけじゃないし…)
輝夫は、ゆっくりと、由美子を仰向けに倒した。
(義母さんに知れたら、大変だな…。まぁ、その時はその時だ)
輝夫は、由美子の淡いピンクのショーツに手をかけた。
由美子の背徳1-4
4.やだ、お兄ちゃん
「お兄ちゃん…」
性急な輝夫の行為に、由美子はついていけない。
それでもいいと覚悟はしたものの、由美子の気持ちより、輝夫の行為が、いくぶん早すぎた。
由美子は、ショーツにかかった輝夫の手を上から押さえたが、その手を、輝夫は無言のまま、強い力で払いのけた。
(えっ…そんな…)
輝夫は、由美子には優しいお兄ちゃんで、まさか、強引に手を払いのけられるとは思わなかった。
あっというまに、ショーツは膝までおろされ、片足を持ち上げられて、すっと抜かれてしまった。
(お兄ちゃん…こわいよ…)
いつもの優しい輝夫とは別人だ。
由美子の体がこわばった。
由美子の体が急に重くなった。
手も足もがちがちに力が入って重い。
足を広げてもすぐに閉じる。
それを、また、広げる、拒絶するわけではないが、重い。
そしてまた、すぐ閉じる。
(これじゃ、まるでレイプだな…)
「ごめんな…由美子…びっくりしてる?」
由美子は、黙ってうなずいた。
「怒ってるか?」
今度は、ゆっくり首を振った。
「由美子…ちょっと、うつ伏せになって」
輝夫は、由美子をうつ伏せにして、伸ばされた由美子の足の膝の裏に座った。
足は閉じているが、それでよかった。
むき出しのふとももを撫でるように下から上へと手の平を上下させる。
何度か上下させながら、手は、少しずつ、上に上にと移動した。
輝夫の声を聞いて、なぜか由美子は心が和んだ。
無言で力任せに犯されるという恐怖から解放されて、かなり気が楽になった。
太ももを這う輝夫の手も気持ちいい。太ももを、こんなふうに大胆に触られるのは、もちろん初めてだ。
(触られている…触られている…)
触られていると思っただけで、太ももの付け根あたりにしびれを感じる。
触っている手が、上に上がってきていることも分かっていた。
輝夫は、太ももを越え、お尻の双丘まで、手を伸ばす。
スカートがまくれ上がり、お尻があらわになった。
(ああ…お尻…見られてる…お尻…)
由美子は、恥かしかったが、うつ伏せでは、手はお尻の下までは届かない。
輝夫の行為を止めさせる手段がなかった。
輝夫の手が、太ももに戻らなくなった。
お尻を丸く丸く、外から内に向って円を描くように撫で上げる。
さらに、輝夫は、由美子の横に並んで横になると、ぴっちり閉じられた足の間に指をこじ入れ、ゆっくり襞を掻きわけ、小さな蕾まで、その指を伸ばした。
由美子は、少しだけ、お尻を持ち上げ、輝夫の指が動きやすいように空間を作ってやった。
輝夫の指が、ゆっくり入ってきた。
緊張して由美子の足が、また閉じた。
「お兄ちゃんは、だめか?」
輝夫にそう囁かれ、
「そんなことない…けど…ちょっと怖い」
由美子は口を開いたが、声が震えていた。
「怖いか…由美子は初めてか?」
「うん」
小さな声で、うなずいた。
「初めての男が…俺じゃ、だめか?」
「……」
由美子は、じっと輝夫の顔を見ていたが…。
「いいよ…いいけど…乱暴にしないで…怖いから…」
輝夫の腕が、うつ伏せの由美子のお腹の下に入ってきて、お腹を持ち上げられた。
さっき冷蔵庫の前で倒れたのと同じ格好。お腹に回された手が、股間に移動し、クリトリスを擦り、上からの手が、由美子の中に侵入した。
「ああ…あ…」
快感という感覚は、まだ、由美子にはわからない。
声を抑えられない感覚が、じーんと子宮の奥に響いて来た。
「立って…」
由美子は、膝立ちさせられ、着ているものを全部脱がされた。
「おいで」
全裸の由美子の手を引いて、輝夫は、由美子を歩かせた。
「やだ…お兄ちゃん…」
由美子は、輝夫の部屋まで10mくらい、輝夫に手を引かれながら廊下を全裸で歩いた。
たった10mの距離で、息が上がってしまった由美子を自分のベッドに寝かすと、輝夫は自分もそこで裸になった。
バスルームで覗いたときよりも、さらにそれは大きくなっているように由美子には感じられた。