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真希の妹2-3
3.レナ
昨日、場所は、梓に教わった。
3階でエレベーターを降り、右にまっすぐ歩いて4つ目の部屋、318号室。
(ここ?)
そこは、ごく普通のマンション。
恐る恐るインターホンを押した。
“はい”
ちょっと低いが女性の声だ。
「あのぅ、加藤美希って言います。梓さんに紹介されて…」
“ちょっと待って”
しばらくしてドアが開いた。
「いらっしゃい」
さすがにまだ卵とはいえエステシャン。
すらっとした体型で、しかも…美人だ。
「加藤美希です」
「美希ちゃん。レナです」
「さぁ、どうぞ」
中に案内された。
入ってすぐが、リビングとダイニングキッチン
奥に部屋が二つあった。
「冷たい紅茶飲む?」
「えっ」
わたしが答える前に、レナさんはもう冷蔵庫を開けてペットボトルを取り出していた。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
「高校生なんだって?」
「はい」
「梓とは、どういう?」
「バイト先が同じなんです」
「じゃぁ、あんたもピザ屋でバイトしてるの?」
「はい」
「ふーん」
「あのね。ここだけの話なんだけど…いい?」
(初対面の人に“ここだけの話”を切り出すって…どんな?)
「梓がなんでピザ屋でバイトしてるか教えてあげる」
(いいの?そんなことを誰かれなく話して…)
「彼ね、ピザ配達して、そこにねチラシ配ってるのよ」
「チラシ?」
「これ。彼が自分で作ったのよ」
レナさんが、小さなチラシを見せてくれた。
ここのエステの募集チラシだ。
「配達して、相手がちょっと太ってる女性だとこっそり郵便受けにチラシを入れてくるの」
「そうなんですか?」
(そりゃ、知られちゃまずいでしょ)
「内緒よ。でね、このチラシを見て来てくれたり、彼の紹介で来てくれたときは、1回分の代金は彼に入るの」
(そりゃ、よけいにまずいでしょ)
「美希ちゃん、最初はタダだって彼に言われたんでしょ?」
「は、はい」
「それはね、彼が自分の分を要らないからって…」
「そうなんですか?」
「同じところでバイトしてる仲間じゃ、お金取れないわよね。それとも、あなたに気があるのかな?」
「まさか…」
「そうよね。気があられても迷惑だね」
「いえ、そういうことじゃ…」
「ごめんなさい。余計な話して、先にシャワー浴びてもらえる?」
「あっ…はい」
「これに着替えてね」
バスローブを渡された。
「下着はつけないで、…それだけね」
「は、はい」
わたしは、それを持ってバスルームに入った。
実は、ここに来る前に家でもシャワーを浴びて身体を洗ってきたのだが、それでも、さらに念入りに身体を洗った。
(何もつけないで、これだけか…)
シャワーを浴びて、身体を拭いて、言われた通り裸の上にバスローブを羽織った。
緊張している。
そのせいか、乳首がとんがっている。
そこにバスローブが直接当たって痛い。
バスルームを出ると、奥にある二つの部屋の右側に通され、バスタオルを二つ渡された。
「そっちの部屋に入って、ベッドに横になって。裸になって、胸と下半身をこれで覆ってね」
そう言って、レナさんは部屋を出て行った。
ベッドというよりは、診察台といった感じの台だ。
わたしは、バスローブを脱いでそこに横になり、胸と下半身をバスタオルで隠した。
しばらくして、ドアがノックされた。
「いい?」
「どうぞ」
レナさんが、トレイにいろいろ載せて入って来た。
「始めるわよ」
「お願いします」
「緊張しないで、力を抜いて…。今日はお腹と太もも…いい?」
「はい」
レナさんの手がわたしの脇腹に置かれた。
手のひらがすでに温かかった。
あまりブログの使い方分かっていませんが私のページのリンクに追加させていただきました。これからも宜しくお願いします。