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デイリーライフ・由香里の日常
Baby dollⅠ 由香里の日常
【作品概要】
大学生の由香里は、ヌードモデルをしている友人の茜にすすめられて、撮影現場を見学した。
撮影現場の茜は普段の彼女とは別人で、由香里は、そんな茜に憧れ、自分もモデルをすることを決心した。
裸を見られるのは恥ずかしいが、由香里にとってそれはいやなことではない。
連続するシャッター音は快感でもあった。
本人自身も気づいていない由香里の“見られたい願望”を見抜くカメラマンがいた。
工藤重雄。
緊縛師としても知られるカメラマンだ。
やがて、由香里自身もそれに気づいていくが、そのこととは別に、由香里は、だんだんとストレスを感じるようになっていた。
地方の大手建設会社の一人娘である彼女は、男性と付き合う機会もなく、いまだにバージンだった。
そのことを知られまいという意識が働き、そのストレスがしばしば過呼吸の症状を引き起こした。
工藤は、そんな由香里をある男に会わせる。
男、中川祐二は、巧みに由香里をリードして、由香里の潜在的な願望を引き出していく。
祐二に縛られる由香里。
裸で浜辺を歩かされる由香里。
その浜辺で、撮影されているところを小学生の男の子に見られる。
見られることに快感を感じていた由香里だが、それが少年だと、いっそう激しく胸が高鳴った。
そんなある日、父の直行が突然、再婚を口にする。
父の口から聞かされる亡くなった母親の過去。
由香里の性癖は、亡くなった母、尚子のもの。
その母を知るカメラマン工藤。
そんな由香里のいっさいの性癖を知った上で、由香里に求婚する祐二。
激変する環境に戸惑いを感じながらも運命に抗うことなく、それを受け入れる由香里。
やがて由香里は、おだやかな日常を取り戻す。
新しい母、千鶴には息子がいた。
雅紀。
11歳の少年だった。
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