スポンサーサイト
新しい記事を書く事で広告が消せます。
りんの挑戦2-2
2.派遣社員
向かいのビルで仕事を終え、りんはその足で祐二のマンションに向った。
部屋に入ると、コーヒーのいい香りがした。
「コーヒーでも飲んでてくれ」
「はい」
祐二は、りんを迎えた後、またデスクでパソコンに向った。
りんは、コーヒーをカップに注いで、奥の窓のある部屋に行き、外を眺めた。
隣のビルの7階の窓、昨日男が、ここを覗いていた窓。
そしてつい数時間前、自分がそこで仕事をしていた窓。
暗い窓に小さな明かりがともった。
わざわざりんに見せるための合図のように、灯りがついて・・・消えた。
(今日もいるの?・・・・わたしを待ってたの?・・・・でも、どうして来るってわかるの?・・・・)
りんは、しばらくその窓を眺めていた。
祐二が、毎日のように、この窓辺で女性を抱いていたとしたら・・・・
それに隣のビルの社員が気づいたとしたら・・・・
(そうか。わたしが来るからっていうわけじゃないんだ。毎日、誰かが覗きに来てるのかも、そうね、きっと・・・・)
オフィスビルと1階がテナントのマンションでは、多少各階の高さが違う。
祐二のこの部屋は、隣のビルの7階と8階のちょうど中間だ。
覗くには、もちろん8階のほうが覗きやすいが、8階は、たしか役員室と会議室だと説明を受けた。
(役員室の下は覗き部屋・・・・隣のビルを見てないで、上を目指しなさい。覗きやさん)
「それに着替えてくれないか?」
背中で祐二の声がした。
振り返ると、部屋の入り口に祐二が立っていた。
祐二の視線の先、窓の横に置いてあるイスの上に服が置かれている。
「はい」
りんは、置かれた服を手に取ってみる。下着もある。
(全部・・・脱がなきゃだめみたいね)
祐二は、コーヒーを片手に、壁際のイスに座った。
りんは、上着を脱ぐと、祐二に背中を向け、窓に向ってスカートを降ろした。
わざとお尻を後ろに突き出すようにして脱ぐ。丸く張りのあるりんの双丘が露わになる。
パンストをお尻の下までおろし、今度は祐二のほうを向き、窓にもたれてストッキングを片足ずつ抜いていく。ショーツは淡いピンクのTバック。お尻が直接窓に触れる。
祐二は、ただ、黙ってじっと見ている。
りんは、祐二のほうを見ながら、今度は、ブラウスのボタンを外し、また背中を向けてブラウスを脱ぐ。
手を背中に回し、ブラのホックをはずす。ブラは、淡いピンクのハーフカップ。
また振り返り、祐二に見えるように、ブラをとり、乳房を晒す。
用意されていたのは、真っ赤なシースルーのブラ。カップの下にワイヤーが入って乳房を下から持ち上げるように支える。りんは、前屈みになって、乳房を中に寄せた。乳首が固く尖っている。
祐二の視線も刺激的だが、誰だかわからない視線もりんを興奮させる。
(見られてる。・・・・感じる。・・・・乳首が痛いわ)
真っ赤なストッキングとガーターベルトが用意されていたが、ショーツは用意されていない。
それでも、りんは、躊躇なくショーツを脱いだ。
全裸に真っ赤なシースルーブラだけの格好で、りんはイスに座った。
片足ずつ、ストッキングを持ち上げると、立ち上がり、横を向いてガーターベルトに留める。
白のブラウスに濃紺というよりは紫に近いスーツ。
タイトスカートは、少し短めで、後ろにお尻が見えるほどの深いスリットが入っていた。
「祐二さん」
着替え終わったりんが、祐二に呼びかけた。
「どうして・・・これを?」
「そういう趣味なんだ」
「OLが好きですか?」
祐二が用意したのは、いわゆるOLのユニフォームで、しかもりんが派遣された隣の会社の制服と同じだった。明日には、りんにも支給されるはずだ。
「ここは、わたしのオフィスなんでね」
「じゃぁ、わたしは派遣社員…ですか?」
「派遣社員か?…なるほど、それは、いいねぇ」
「祐二さん」
「なんだ?」
「昼間もここで仕事をなさってらっしゃるんですか?」
「しばらくは、そうだね。ここで仕事していることのほうが多いねぇ」
「あのぉ…そこの窓」
りんが、そう言って隣のビルに視線を移すと、祐二が隣にやってきた。
「昼間にときどき、そこの7階の窓を覗いてみてください」
「そこを…?」
「ええ・・・きっと、同じ格好をした女性がいますから・・・」
「ほう・・・・」
りんは、横に立った祐二の股間に手をやり、祐二の唇を求めた。
« りんの挑戦2-1 l Home l 樹奈の憂鬱1-5 »