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りんの挑戦3-2
2.絶叫
人前でオナニーをするのは初めてではない。
オナニーを見たがる男はけっこういる。
りんのオナニーを見ながら、自分もオナニーを始めた男もいた。
その男は、放出寸前に立ち上がり、りんにそれを握らせると、りんの顔にかけるように要求した。
りんは、自分の顔のすぐ前で男のものを手でしごき、自分の顔に向けて放出させた。
ばかばかしい行為だったが、男は、ひどく嬉しそうな顔で、その後3回呼ばれたが、3度目は別の人に代わってもらった。
そのこと自体は、別にどうということもなかったが、男は太っていた。
男のものを顔にかけようとすると、どうしても太った男の醜い下腹を目の当たりにしなければならない。りんは、仕事だという割りきりが下手だ。
“感じている振り”というのががうまくない。
本気で感じるには、その男の下腹部は醜すぎた。
りんには2回が限度だった。
今も、本当なら、初めての客、水谷の反応をうかがいながら、オナニーをするのだろうが、りんにはそんな器用な真似はできない。
それに、今は、何も考えたくなかった。
何も考えずにすむように、りんの指は、激しく動いた。
足を大きく開き、乳首を弄っていた指でクリトリスを挟み小刻みに前後させ、中に入れた指は、内壁の一点を押さえ、小刻みに振動させた。
ふぅー・・・・ふぅー・・・・
りんの息が荒くなる。
りんは、天井をむき、目を閉じた。
「あ・・・・・・ああ・・・・・・」
お客を前に、目を閉じて自分だけでいこうとしていた。
不意に乳房をつかまれた。
ぎゅっと指が食い込んだ。
(痛い・・・・)
水谷が、目の前にいた。
来そうだった波が引いていく。
りんは、足をソファからおろし、前に乗り出すと、目の前の水谷のズボンのベルトに手をかけた。
さっき向かいの窓で、若い女が祐二にしていたように、水谷のズボンを下ろした。
水谷は、ズボンもパンツも脱ぎ去り、下半身は裸になった。
シャツにネクタイにスーツを着た下半身裸の男というのは、おそらく誰がやっても絵にならない。
みっともない姿に違いない。
しかし、水谷は、そのかっこうのまま、ぎゅっとりんの頭を両手で押さえ、りんの口の中に自分のものを差し込むと、そのままソファに乗って来た。
りんは水谷に押され、背もたれに押し付けられる。
ふーっ
水谷が少し後ろに下がって、ほっとしたのも束の間、水谷は、りんの脇の下に手を入れ、りんに万歳をさせると、上にあげたりんの両手を左腕で抱え、また、りんの口の中に挿入する。
そして、あいてる右腕で、りんの後頭部を押さえた。
「ふぁうわぁ・・・ぐふぁうわぁ・・・」
水谷は、ゆっくりだが、りんの咽の奥にまで深く入ってくる。
腕を持たれ、頭を押さえられ、身体は、ソファの背もたれと水谷の身体に挟まれ、りんは、全く動けない。
(・・・くるしい・・・・)
逃れたいが、どうしようもない。
咽の奥に差し入れて、水谷が止まった。
(う・・・・・う・・・・・・う・・・あ・・うううう)
りんは、足をばたつかせ、必死に身体を揺するが、動けない。
意識が、薄れていく。
はぁー・・・ぐふぉっ・・・ぐふぉっ
ようやく水谷が腰を引き、同時にりんはむせて、ソファに横たわった。
水谷は、横たわったりんの足を持ち上げ、うつ伏せになったりんのお腹をソファの肘掛に乗せた。
りんの足は、ソファの外。くの字になったりんのお尻が高く突き出された。
りんは、まだむせていたが、水谷はそれにかまわず、ぐぐっと深く挿入する。
「ああ・・ああ・・・・」
りんの思考は完全に止まった。
刺激に対して、体が反応しているだけになっている。
「ああ・ああ・ああああ・・・・」
水谷に突かれるたびにりんは、大きな声をあげた。
(当たる・・・当たる・・・・・ああ・・あ・・・・)
「あ・・・ああ・・・・・あ・・・・ああ・・・」
ぐっと奥まで突かれ、息を止める。
水谷が急に止まって引かない。
こらえきれずにりんが、息を吐いたとき、すっと引かれる。
「ああ・・・・・・」
(来る・・・・来る・・・・・あああ・・・・)
立て続けに来た。
一回・・・・二回・・・・三回・・・・
後は、小刻みに何度も寄せてくる。
水谷が、さらに間をおいて、さっと離れた。
「ああああああ・・・・」
絶叫するりんのお尻の上に水谷は放出した。
りんは動けなかった。
水谷がズボンを穿く音がする。
それでもまだりんは動けない。
水谷が、ティッシュで拭いてくれた。
水谷が新しいコーヒーをいれて来るまで、むき出しのお尻を晒したままりんは動けなかった。
「だいじょうぶか?」
水谷の声に、ようやくりんは身体を起したが、床に座り込んだまま起き上がれない。
「コーヒーを入れたが」
「はい」
りんは、ようやく立ち上がり、まくれ上がったスカートをおろし、水谷の前に座った。
シャツの前ははだけたまま、乳房が見え隠れしているが、ボタンを留めるような細かな作業は、とてもできそうにない。
コーヒーのカップが、やけに重かったが、とにかく、何か、身体に入れたかった。
「ふーっ」
コーヒーをひと口すするのにも大きく息をついた。
「わたしは・・・・挑発されるのは、あまり好きではない」
ゆっくりした口調で水谷が話し出した。
りんは、自分のことしか考えていなかった。
窓の向こうの祐二に見せつけてやりたい、そんな思いで、確かに水谷を挑発した。
「すいません」
「いや・・・そんなにたいしたことではない。どちらかというと、といったぐらいのものだ、気にしないでくれ」
りんは、ようやくシャツの前を留めた。
「で、先ほどの件だが、明日からでもいいのかな?」
「・・・はい」
今さら断れるはずもなかった。
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