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被虐(6)
被虐(6)
資料室の中には、女性がいた。
「紹介しよう。麗子、石橋常務の奥さんだ」
「中沢千夏です」
千夏は軽くお辞儀をした。
「石橋です」
麗子が立ち上がった。
麗子は、会社の制服を着ていたが、スカートが驚くほど短い。
「彼女も元は、総務部の社員だ」
麗子だけではない、高木の妻も及川の妻も、元はみな総務の社員だ。
千夏もそのことは、話に聞いている。
「ここは、役員3人の妻の職場でね。交替で2人が出て来るようにしてたんだが、うちのと社長のところの奥さんが、ほぼ同時に妊娠してしまってね。今は、麗子ひとりなんだ」
確かにデスクは、二つ並んでいる。
及川が、空いているほうのデスクのイスに座って麗子に向かって足を開くと、麗子は、その足の間にひざまづいた。
「われわれは、嗜好が同じでね。それぞれ一応籍は入れているが、妻達は、3人で共有している」
高木は、手を千夏の腰に回し、千夏をぐっと自分にひきよせて、千夏の耳元で囁いた。
(共有って…)
麗子は当然のことのように、及川のベルトを外し、ジッパーを降ろした。
及川が少しお尻を上げるのを待って、麗子は及川のスラックスを膝まで降ろし、立てひざで床に座った。
短いスカートは腰の位置にまで持ち上がってしまう。
麗子の真っ白な太ももはすべてあらわになった。
股間を覆うものが何もない。
黒い茂みが、千夏の目に入った。
麗子は、片足ずつ靴を脱がせて、及川の足を自分の太ももの上に置いて、スラックスを足から抜く。
及川のトランクスの前は既に大きく盛り上がっている。
麗子は、トランクスの前を開き、そこに手を入れて、及川のペニスを出して口に含んだ。
(あっ)
予期していたことだが、高木の手が千夏の胸元から中に差し入れられ、ブラの中に入ってきた。
千夏の背後でドアの開く音がした。
「忙しいのに、二人していないと思ったら、新しいのが入ったって事か…」
石橋の声だ。
石橋は、千夏の前のソファに座った。
乳首を弄っていた高木の手が、千夏のスカートに移された。
石橋がじっと千夏を見ている。
高木は、その石橋に見せるようにゆっくりと千夏のスカートを持ち上げていく。
「あはは、いいねぇ、なかなか…」
石橋はそう言いながら、袖をまくった腕をすぐ横で及川のペニスを舐めている麗子に向かって差し出し、その腕に麗子をまたがらせた。
麗子は、生の股間で石橋の腕を挟みながら、及川の肉棒をぐーっと喉の奥まで飲み込んで行く。
石橋が千夏の目の前で、ジッパーを下げ、ペニスを露出させた。
千夏の視線を石橋が捕らえる。
舐めろということらしい。
高木に後ろから押されて、千夏は、石橋のものを口に含んだ。
高木にショーツを下ろされた。
大勢を相手にすることはなんでもない。
見ず知らずの男達相手に、同じようなことをしてきた。
ただ、ばかばかしかった。
(そういうことだったんだ…)
総務は仕事のわりには、人が多い。
しかも技術職や一般職は、女性も服装は自由だが、総務だけは制服の着用が義務付けられている。
それはまぁ、他でもよくあることだが、問題は制服だ。
ベストは、コルセットのようにタイトにウエストを締め上げ、しかも乳房をまったく覆っていないので、胸が飛び出してしまう。
そう言えば、千夏もそうだが、総務の子達は、皆乳房が大きい。
高木の指が、千夏の秘所をまさぐり始めた。
スカートも短かかった。
麗子ほどではないが、それでも普通の会社の制服に比べればはるかに短い。
スカートの丈が短いので、後ろのスリットはぎりぎりのところまで切れ込んでいる。
そしてみな、一様にむっちりした太ももだった。
(それが、3人の好みってこと?)
高木の肉棒が、千夏の中に入ってきた。
(うっ…)
窮屈だった。
千夏は全く反応していなかった。
高木も痛いのかもしれない、奥には入って来ず、浅いところで前後させている。
「ああっ…」
麗子のあえぐ声が響いた。
石橋が、身体をねじって、麗子の股間に舌を這わしている。
憐れな光景だ。
千夏は、石橋のものの根元をぎゅっと強く握り、先端にねっとりと舌をからませて、吸い上げる。
(とっとといきなさい)
千夏のそこもようやく濡れてきたのか、高木がぐりぐりと押し込んできた。
石橋が、千夏から離れて立ち上がり、麗子に挿入した。
入れ替わるように、今度は及川が千夏の口を使い始める。
「麗子、中に出すぞ」
「出して…中に…」
二人は夫婦だ、中でもいいのだろうが、千夏は、後ろの高木が気になった。
(あっ…)
及川が何も言わず、いきなり千夏の口の中に放出してきた。
激しく動いていた石橋が、麗子のお尻を自分にひきつけてぴたっと動きを止めた。
二人の放出に刺激されたのか、高木の動きが早くなる。
千夏は、及川のものを強めに吸い上げて、早くけりをつけると、ソファの肘掛をつかんだ。
高木の動き次第では、前に逃げ出す準備だ。
「うっ」
小さくうめいて高木は千夏から離れると、及川と同じように千夏の口の中に出した。
及川が、何も言わずに部屋を出て行ったタイミングで、千夏は、高木の耳元で囁いた。
「専務、今日は、これでいいでしょうか?」
「ああ。そうだな…かまわんよ」
この部屋での勤務は、正式には明日からだ。
「ロッカーはこれを使いなさい。君用の制服も用意しておく」
立ち上がって、髪を直す千夏に向って、高木が言った。
(制服か…。それも好みなのね、きっと…?)
「では、申し訳ありませんが、今日はこれで…」
千夏は、高木に深々とお辞儀をして部屋を出た。
気分が悪かった。
そのまま千夏は、総務部にも寄らずに会社を出た。
とにかく、一分でも一秒でも早くこの建物から外に出たかった。
被虐 END