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仁美の彷徨1-2
後から、祐二がバスルームに入ってきた。
ユニットバスだが、このホテルはいくぶん広く、大人二人でもなんとか入れる広さだ。
祐二が入ってきても仁美は、なんら慌てるふうもなく、シャワーを浴び続けている。
祐二は、手にボディソープを垂らすと、黙って、仁美の背中から洗い始めた。
シャワーを止めて仁美のほうから祐二に身を委ねていった。
祐二の手が、仁美の脇から前に回り、仁美の乳房を外側から円を描くように動く。
「きれいな乳房だね」
「そうですか?でも、ちっちゃくて…」
確かに大きくはないが小さいわけではない。
丸く整った形の乳房に尖った乳首がつんと上を向いていた。
祐二は、それを指で挟んでこねた。
また、仁美の息が荒くなる。
祐二の左手が乳房から腰に回され、右手は、後ろから仁美の秘部にそえられる。
最初は腕全体を、仁美の股間にこすりつけた。
やがて、祐二の指が肉襞を広げて、くぼみに沿って上下し始め、祐二の人差し指と薬指に小さな蕾が挟まれた。
「ああ…ああああ…ああ」
仁美は股間の刺激に耐えられなくなり、前のめりになって壁に手をついた。
仁美の声が、狭いバスルームに響く。
しかし、祐二はすぐに指を離し、シャワーで仁美の身体中の石鹸を流し落とした。
すっと指を引かれたことに仁美は戸惑った。
男は、拒絶しなければ、どこまでも入ってくるものだ。
少なくとも、仁美の知っている男達はそうだった。
「今度は、わたしが…」
戸惑いながら仁美はそう言うと、手にボディソープをたらし、振り返って、祐二の体を正面から洗い始める。
手は首から脇へとさがり、すぐに祐二の肉棒へと移った。
祐二の反応をうかがう仁美。
ゆっくり祐二のものを握り、少し前後にしごく。
祐二にそれをとがめる気配は感じられない。
仁美は、今度は祐二の前で膝をついて、前から手を回し祐二のお尻を洗い始めた。
祐二の肉棒が仁美の目の前にあった。
シャワーで石鹸を洗い落とした仁美は、もう一度膝をつき、祐二のお尻を抱きかかえ、肉棒を口に含んだ。
仁美が、祐二の肉棒の先端をちゅぱちゅぱと、わざと音を立てながら舐めまわす。
(まるで、デリヘルだな)
下から見上げる仁美と視線があった。
仁美は、祐二を見上げながら、肉棒の裏を下から上へと丹念に舐め上げ、そしてまた、それを咥え、喉の奥までぐっと飲み込み、頭を前後させた。
(どんな男と付き合ってきたんだ、この子は?)
「いいですか?」
「ああ、気持ちいよ。」
「よかったぁ」
仁美がほっとしたように微笑んだ。
まるでプロの行為だったが、微笑んだ顔は、本当にうれしそうだ。
ふと、祐二の中の嗜虐の血がさわいだ。
先にバスルームを出た祐二は、バスローブを羽織って椅子に座った。
その祐二の前をバスタオルを巻いただけの仁美が通る。
祐二は、仁美の手をつかみ、自分の前に跪かせた。
「なめてもらえるか?」
仁美は、言われた通り、祐二の足の間に膝立ちして、祐二の肉棒を咥えた。
祐二は、その仁美の頭に手をやって上下させる。
「う…うぐ…うぐ、ううううぐ…」
仁美がうめいた。
祐二は、ぐっと喉の奥まで肉棒をつき立てて、そのまま仁美の顔を左右に振ってから引き抜いた。
「はぁっ…ううぅうぅぅぅ…」
仁美が苦しそうに息をすると、再び、奥まで突きたてて、それを繰り返した。
「立って」
祐二は仁美を立たせ後ろを向かせた。
仁美の息が荒い。
「テーブルに手をついて」
仁美は、言われた通り、腰を曲げて、テーブルに両手をつき、お尻を高々と祐二に向かって突き出した。張りのあるきれいなお尻だ。
「お尻もきれいだ」
そう言うと、祐二は、ゆっくりと仁美の中に挿入した。
「ああ…」
(もっと、奥に入れて…いい…ああ、動いて…お願い…深くいれて…)
小さく喘ぎ声を上げた仁美は、自ら腰を動かし始める。
「ああ…ああ…ああああ…あああ…」
(…突いて、突いて…奥に…)
祐二のものが奥に当たった。
(いい…いい…もう少し…もっと…)
がくっがくっと仁美の膝が震えた。
祐二は、ひょいと仁美を抱きかかえ、ベッドにあお向けに寝かせると、まだ、息の整わない仁美の顔をまたいで、肉棒を仁美の顔にこすりつけた。
仁美の口が、その肉棒を咥えようと、追ってくる。
やっとのことで、祐二の肉棒を口でとらえた仁美は、そのまま、先ほどと同じように喉の奥に受け入れた。
(出すか…)
祐二は射精にはこだわらないが、今日は仁美の口を使ってみたかった。
仁美の顔を挟んで膝をつき、仁美の股間に顔を埋めると、仁美の口を使って、激しく腰を上下させる。
「ふぁぁ、はわぁ、あぁ、わぁぁあああ」
仁美が言葉にならない声をあげる。
祐二は、仁美の口の中に出した。
息の苦しい仁美はすぐには飲み込めない。
祐二のものを一度口にためて、それから、すべて飲み込んだ。
「よかったですか?」
仁美が不安そうに訊いてきた。
「ああ、よかったよ。仁美は?」
「わたしもよかったです」
正直言えば、ベッドでもう一度、ちゃんとしてほしかったところだが、今日はこれでもよかった。
「祐二さん、そっちで一緒に寝ちゃだめですか?」
「いいよ。おいで」
仁美には、夢のようだった。
ほんの数日前まで、こんなこと想像すら出来なかった。
あこがれの社長の下で仕事ができ、その社長を名前で呼び、そして同じベッドにいる。
「祐二さん、また、誘ってくれますか?」
「ああ、もちろん」
「本当ですか?うれしいです」
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