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人妻あやの失敗1-7
7.プレゼント
「ねぇ、あやさん」
「何」
「今度は、あやさんが何か作ってくれるって…」
「そうね」
「本当ですか?」
「ええ、そのつもりよ」
「じゃぁ、また会ってもらえるってことですよね」
そんなことを改まって確認する野暮さが、不思議にかわいい。
「わたし、結婚してるわよ」
もしかしてと思って、あやは既婚であることを告げた。
「わかってます。無理なときははっきりそう言ってください。あやさんにあわせます。でも、メールで、“これから、会える?”とかってのはいいですよね?」
あやは黙ってうなずいた。
「あっ、でも、この近辺で会うのは、ちょっと…」
あやは、思い出したように付け加えた。
ここは会社に近い。
「そうか。じゃぁ、ここは?」
「ここって、ここ?」
高志の部屋という意味だ。
あやには、会うのは高志の部屋でいいのだが、いかにもセックスが目的のようで即答しにくい。
「あやさん」
「何?」
「僕、はっきり訊いちゃって、いいですか?」
「何を?」
「“会いたい”じゃなくて、“食事?”とか“お酒?”とか、“セックス?”とか…。だめですか?」
「えっ?」
(“セックス?”って訊かれて、何て答えるの?)
「はっきり答えてくれるとすごく嬉しいんですけど…」
(セックスって言えばいいんだ。10歳も年下の子を相手に本気で恋するわけじゃなし…)
「うん、わかったわ」
「セックスしたいときは、ちゃんとセックスしたいって言ってくださいよ。そうしないと、僕、セックスできなくなります」
「成り行きとかっていうのはないの?」
「たっぷり時間ありますか?」
なるほど、高志のほうが現実的だ。
「会社の帰りに1時間とかせいぜい2時間でしょ」
「そうね」
「食事やお酒は、ここじゃない別の場所でしょ」
「そうね」
「成り行きようがない」
「じゃぁ、“ここ”か“外”か訊いて、それならちゃんと答えるわ」
「じゃぁ、そうしますけど…」
「けど…何?」
「ここに来たら、抱きますよ」
「そんなこと、はっきり言わないで」
もちろん、それはあやも同じだ。
「ねぇ、高志」
「ん?」
「どうして、わたしを誘ったの?」
「えっ?」
「わたし、おばさんだし、スタイルもよくないし、美人でもないし…」
「美人だと思いますけど…」
そうストレートに返されると話が続かない。
「ぽっちゃりして柔らかい感じの女性が好きなんです。がりがりに痩せた子なんて、ぜんぜん魅力ないです」
「それ、ほめてるの?」
「そのつもりなんですけど…。あやさん、僕の作ったうどん、おいしそうに食べてくれたじゃないですか。そういうの大好きなんです」
「美味しかったもの。また食べたいわ」
「ありがとう。また作ります」
「コーヒー入れましょうか?」
高志が起き上がった。
「わたしがやるわ」
「あっ、そのまま」
高志は、起きようとするあやを制して、部屋の隅に無造作に置いてあった紙の包みを取り出した。
「何?」
「あやさんが来てくれるんで、昨日、買ってきたんです」
「わたしに?」
「はい」
「開けていい?」
「どうぞ」
あやは、袋を開けた。
「ショール?」
「はい。ひざ掛けにもなります」
「ありがとう」
サプライズだった。
こんなことまったく予期してなかった。
「それと…」
高志は、もうひとつ袋を差し出した。
「まだあるの?」
(えっ?)
今度は、ちょっと趣向が違った。
「もしかして、仲良くなれたら、渡そうと思って念のために買っちゃいました」
それは下着だった。
Tバックのショーツが3枚。
「これ、あなたが買ったの?」
「はい」
「お店で?」
「はい、あやさん、お尻、すっごく魅力的で…。昨日、片づけしてる後姿見入っちゃいました。だから、それ穿いてみてくれませんか?ぜったいセクシーです」
あやのお尻は大きい。
自分では、コンプレックスなのだが、男にはそうでもないのだろう。
電車でも、痴漢というほどでもない微妙な触られ方をよくされる。
「穿くの?今?」
「はい」
あやは、白のTバックを穿いた。
「四つんばいになって」
あやは、高志にお尻を向けて四つんばいになった。
「やっぱり、すごいセクシーです」
(セクシー…、わたしが?)
それが何であれ、褒められるのは悪い気はしない。
「コーヒー入れるわ」
あやは、立ち上がるとブラもつけず、ニットのワンピースを素肌の上に直接着てキッチンに立った。
高志があやの後に来る。
「だめよ」
あやは、先に制したが、高志は意に返さない。
高志の手が、あやの生のふとももに伸びる。
さらにふとももからお尻へ
「だめよ」
あやの口を高志の口が塞いだ。
「だめ、またしたくなっちゃう」
あやの口から本音がこぼれる。
「しようか」
高志はあやのワンピースの裾をまくりあげ、Tバックをずらして再びあやの中に入ってきた。
(すごい…)
ついさっき放出したばかりなのに高志のものはもう十分な状態だった。