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知美の恋人5-7
7.痛みと快感
バスルームを出て、辰夫は知美を自分の部屋に入れた。
辰夫は知美をうつ伏せに寝かせた。
色白の知美のお尻がピンク色に染まっている。
「だいじょうぶか?」
「うん」
もう泣いてはいないが、目はうつろだ。
ウィスキーに酔っているのかもしれない。
辰夫は、背中に回した知美の手を解放した。
「知美」
辰夫は、知美の横に寝て、自分の身体の上に知美を乗せた。
知美の唇が辰夫の唇に重なる。
知美は、乳房で辰夫の体をこするように上から徐々に下へとさがって行く。
辰夫の足を自分の太ももで挟み、ペニスに乳房を押し付けた。
そうしろと誰に教わったわけでもない。
知美は、辰夫のものをぎゅっと握り締める。
搾り出したいわけではない。
搾り出すのとは反対に先端はゆるく握り、根元に向って押し込むように強く握る。
ペニスの先端を舐め、口に含む。
丹念に舌で舐めまわすが吸わない。
奥いっぱいまで口に含む。
唇に力を入れ、押し込むように口に入れ、吸いながら元に戻る。
「はぁ」
大きく息を吸って、喉の奥まで辰夫のものを飲み込む。
太く大きな辰夫のものを根元まで喉に入れる。
辰夫の固い陰毛が鼻に当たる。
「はぁ」
息苦しい。
数回に一度しか喉には入れられない。
辰夫が動いた。
いよいよだ。
知美はうつぶせにさせられた。
下腹部に枕が入れられる。
つんと突き出したお尻の穴にワセリンが塗られた。
「辰夫」
「ん?」
「腕、縛って」
知美が両腕を背中で交差させた。
辰夫はサポーターで、元のように知美の腕を背中で拘束する。
辰夫のものがお尻の穴に当てられる。
「はぁ」
小さなため息。
ゆっくりと先端が穴に入れられる。
「ん…う…うっ」
辰夫が止った。
じっとしたまま動かない。
「ふーっ」
知美が溜めていた息を吐いた。
また、辰夫が動き出す。
「うっ」
知美が息を止めて痛みをこらえる。
辰夫はまた止って動かない。
数センチ入れては止り、知美が痛みになれるのを待つ。
数分の時をかけて、ようやく辰夫のものがすっぽりと知美のお尻に納まった。
知美のお尻に辰夫の下腹部が密着した。
知美は、少し足を開いた。
さらに重く辰夫の体重が知美のお尻に乗った。
辰夫はすぐには動かない。
直接的な強い痛みが、鈍く重い痛みに替わっていく。
息を止めなくても耐えられる痛み。
辰夫が動き出した。
ゆっくりと下がっていく。
動かれると痛いが、最初ほどではない。
また、ゆっくりと挿入される。
ゆっくり、ゆっくり
鈍い痛みが下半身全体に広がって徐々に感じなくなっていく。
「あ…あぁぁぁ」
痛みなのか?
「あ…あぁぁぁ」
快感なのか?
知美にはわからない。
辰夫は休まなくなった。
知美のお尻の肉をぎゅっと鷲づかみにして左右に大きく広げ、激しく突いていく。
玄関が開く音がした。
「あ…あああ、あぁぁぁ」
知美の声が大きくなる。
「いく、いっちゃう」
辰夫の部屋の扉は開いたままだ。
「中に出すぞ」
「出して、中に出して」
佳美が開いたドアから中を覗いた。
辰夫の動きがさらに激しくなる。
知美が身体が激しく上下してベッドがきしんだ。
「いって、辰夫、いって…」
辰夫の動きが止った。
辰夫が知美の背中にぴったりとかぶさる。
知美も動かない。
佳美の寝室のドアがしまった。
辰夫が知美の腕をほどく。
「いった?」
小さな声で知美が訊く。
「ああ」
「よかった?」
「ああ」
「よかった」
辰夫は、自分のものが小さくなっていくまでずっと知美の中にとどまった。
「お母さん、見てた?」
「ああ」
「いいの?」
「何が?」
「なんとなく」
ようやく辰夫が知美から離れた。
「行くの?」
「シャワーだ」
バスルームに向かいかけた辰夫が立ち止まった。
「行くか?」
「お母さんのとこ?」
「ああ」
「わたしも?」
「いやか?」
「いいけど」
「じゃぁ」
辰夫はバスルームに向かった。
「わたしもシャワー浴びる」
知美はひとり言のように呟いた。
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