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続・広美の思惑2-3
3.もっと恥かしいこと
「どう・・・うちに寄る?」
広美は、うなずいた。
誘われるまでもなく、広美はそのつもりだった。
ノーパンだという意識が、ずっと広美を緊張させていた。
このまま一人にされては、ちょっと困るほど身体はうずいている。
駅前でタクシーに乗り、静子は、なぜかマンションの手前でタクシーを止めた。
車を降りると、広美はすぐに、静子の手を取った。
昨日、お漏らしをしたバス停が見える。
(また・・・・?それで、ここで降りたの?)
バス停に近づくにつれ、心臓の鼓動が早くなる。
バス停の脇で静子が止まった。
(ああ・・・やっぱり・・・・)
「ねぇ、広美」
「はい」
広美の緊張が、静子の腕を伝った。
「違うわよ・・・でも、もっと恥かしいこと」
静子も広美が何を考えているのかわかっている。
「・・・・もっと・・・恥かしい?」
(恥かしいこと・・・・恥かしいこと・・・・・)
広美が待っていた言葉だったのかもしれない。
「おいで」
バス停脇の植え込みの中に静子が消えた。
そこは、小さな公園で、木が数本立っている。
静子は、広美をその木の陰に引っ張っていった。
「スカート脱いで」
(えぇぇぇ・・・・・・)
「スカート・・・脱ぐの?」
「そう」
「でも・・・はいてないのよ」
「わかってるわよ。そんなこと」
静子の言い方がきつい。
広美はウエストのホックに手をかけて、それでも何度かためらって静子を見た。
静子は、首を横に振る。
(ああ・・・あ・・・・いじわる)
「早く脱ぎなさい」
さらに静子がきつく促す。
広美は、スカートを脱ぎ、ブラウスの裾をできるだけ下に引っ張った。
(ああぁっ・・・・・)
たかがスカート一枚。
ノーパンで歩きながら、広美は、ほとんど裸みたいなものだと思っていたが、それは大間違いだった。
全く比較にならない。
広美は、座り込んだ。
とても立っていられない。
「さっ・・・行こう」
静子は、広美のスカートを持って歩き出した。
(うそっ・・・・・・)
予想外だった。
広美は、この木の陰で、静子にされるのだと思って脱いだ。
まさか、この格好で歩かされるとは・・・・・
「だめ・・・静子さん・・・・だめ・・・待って・・・」
追いかけたかったが・・・・動けない。
数メートルはなれたところで、静子が振り返った。
「ずっと、そこにいるの?はやくおいで」
「そんなぁ・・・・」
静子が、また歩き出した。
本気だ。
戻ってきてくれたりしない。
(ああ・あああああ・・あ・あ・・・・・)
広美は、木の陰から飛び出して、静子の後を追った。
走ると、お尻の肉が揺れる。
(裸だ・・・わたし・・・裸だ・・・)
なぜだかわからないが、涙が出てきた。
静子に追いついて、また静子の腕を取って、しがみついた。
「静子さん・・・お願い・・・・だめよ・・・スカート・・・ねぇ・・・」
「うちまで歩くのよ」
「そんなぁ、無理よ。お願い」
「声が大きいわ。気づかれるわよ」
(そうか・・・そういえば・・・・)
広美は、周りを見た。公園の裏の道は、人通りも少なく、外灯がそれほど明るくない。
車道側は静子が歩いている。
(黙って・・・普通に歩いてれば・・・でも、恥かしい)
広美は、ブラウスの裾を下に引っ張り、できるだけ肩を落とし、猫背になり、静子にぴったりと寄り添った。
とても顔を上げられない。
うつむいて歩いた。
「広美」
静子のマンションが目の前になって、静子が立ち止まった。
「うん?」
「恥かしい?」
「死にそう」
静子の手が、広美のお尻のほうから、股間に入ってきた。
静子の指は、いやらしい音を立ててすっぽり広美の中に入った。
「死にそう?」
「ああん・・・いじわる」
「ここまで・・・ね。ここからは・・・ちょっとまずいから・・・」
静子は、広美にスカートを渡した。
スカートさえ穿けば、広美はそう思っていた。
そうすれば、どうっていうことはないはずだった。
それなのに、何も変らない。
広美は、ただ歩いているだけなのに、息が苦しかった。
ようやく静子の部屋に着いた。
「静子さん・・・」
広美は、喘ぎながら静子の名前を口にした。
「ねぇ、シャワー浴びていい?」
広美は、そう言うと、静子の返事も待たずに、バスルームに入った。
とにかく洗わないと、自分の匂いでむせるようだった。
静子が入ってきた。
広美は、すぐに、ボディーソープを手にいっぱいたらし、静子の体を手で念入りに洗い始める。
(柔らかい・・・)
広美は、静子の乳房を撫で、股間に腕を通してお尻の穴を洗い、それから、しゃがんで両足を洗った。
「ありがとう。今度はわたしが洗ってあげる」
「いえ、わたしはもう・・・・」
「いいから」
そう言うと、静子は、自分と広美の石鹸を流し、広美の足元にしゃがんで、肉襞に舌をからませ、舌で襞を掻き分け、クリトリスを舌でつついた。
「ああ・・・・」
広美は、声をあげ、壁に手をつき体を支えた。
(静子さん・・・そんなこと・・・)
広美は、体をずらし、立ち上がった静子に今度は自分の方から口づけした。静子は、少し口を開け、広美の舌を待った。広美は舌を入れた。自分から舌を入れるのは初めてだ。
静子は広美の舌が入ってくると、少しひざを曲げ、自分を下にして、流れ込んでくる広美の唾液を飲んだ。唇が離れると、今度は広美がしゃがんで、静子のものを舐めた。静子のように上手にクリトリスをとらえられなかったが、全体を舐めまわし、ようやくそこにたどり着いた。
静子は、広美の頭を押さえ、広美の顔中に自分のクリトリスをこすりつけた。顔にぬめっとした液体がまとわりつく。静子の匂いがした。
広美は、先に出て、裸のままで静子を待った。
静子はバスタオルを巻いだけで出てきて、裸の広美を見て黙って大きくうなずいた。
「いい子ね」
そう言って、また広美にキスをした。
広美は、静子の唇の感触が気に入っていた。
(やわらかい唇・・・)
静子の舌は、ゆっくりと広美の口の中を丹念に動いた。広美は、静子のキスだけで息が上がってしまう。
(静子さん・・・苦しいわ・・・・静子さん・・・・)
ようやく静子の唇は、広美の唇を離れた。
「ベッドに行く?」
「はい」
静子は、広美を四つんばいにさせた。
モーター音が聞こえた。
(ああ・・・来るわ・・・来る)
激しい振動が、クリを直撃する。
「ああああ・・・あ・・・・」
広美は、頭を抱えた。
「お尻を上げて」
頭を枕に押し付け、広美はお尻だけを高く上げた。
アナルを這った。・・・そこから、前へ・・・入り口をぐりぐりとこねながら、入らず、またクリへ・・・。
「お願い・・・入れて・・・」
がまん出来ずに広美のほうからお願いした。
ゆっくり入ってくる。浅く・・・浅く・・・浅く・・・そしてずぅーっと奥へはいってくる。R
「はぁ・・ああああ・・あああ・・・」
お尻を上げていられない。
「あああ・あ・あ・あ・あ・・・」
静子は、うつ伏せになった広美を横に向かせた。
広美の片足を持ち上げ、その足を抱きしめる。ゆっくり、広美の前に静子の足が伸びてきた。
横向きの広美の足の間に静子が仰向けで入ってくる。
広美の中に収まっているバイブは、双頭らしい。もう一方が、静子の中に入っていく。
広美の股間に静子の股間がくっついた。
むにゅっという感じが股間に伝わった。温かい。広美もだが静子も濡れて溢れている。
静子は抱えた広美の足の指を口に含んだ。指の間にも丹念に舌を這わす。
(静子さん・・・・)
広美も同じことをする。
「あああ・・ああ・・・・」
急に振動が激しくなった。
広美は、足の指に静子の舌を感じたが、自分は、もうとても無理だった。
「ああ・ああ・あ・・あ・・あ・・・静子・・さん・」
広美は静子の足をしっかりとかかえてがくんがくんと身体をふるわせる。
それでも、振動は止まらない。
「あああ・ああ・・・あああーーー」
何度も何度も押し寄せてくる。
「ダメ・・ダメ・・・静子さん・・・だめぇー・・あああ・・・」
(はやく・・・いって・・・静子さん、いって・・・・いってぇー)
静子の足も震えた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
振動は止まったが、二人とも動けない。
ようやく静子が、身体を起した。
身体をくの字にまげて、浅い息を繰り返している広美の背中を静子が抱いた。
「ねぇ・・広美」
「うん?」
「これから、日曜日はいっしょに過ごそう。いい?」
「うん」
嬉しい言葉だったが・・・・少し、怖くもあった。
「あっ・・・それと・・・雨の日もね」
「雨の日?」
「そう・・・雨の日」
雨の日・・・つい、昨日のことが、もう遠い昔のような気がしていた。