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続・広美の思惑2-1
第2章
1.約束
「ふーっ」
家に帰った広美は、床に置かれたクッションを抱えるように座った。
土曜日だが、静子は午後から仕事のようで、広美は帰ってきた。
自分では気づかなかったが、緊張していたのかもしれない。
広美は、座るとクッションを抱きかかえるように眠ってしまった。
(何時だろう?)
広美が起きたのは、午後4時。
(買い物に行かないと・・・・)
1週間分とは言わないが、それでも週末には、まとめて買い物をする。
広美はバスルームに向った。
服を脱ぎ・・・・トイレに行こうとして・・・・やめた。
静子の家から帰るときに静子に言われたことが3つあった。
“家では、裸でいなさい”
“おしっこは、立ってしなさい”
“外出するときもノーパン・ノーブラでいなさい”
その時なぜか、広美は、はいと返事をしてしまった。
立ってするおしっこ。
そうしろとは言われたが、監視されているわけではない。
仮に監視されていたとして・・・だからなんだというのだ。
従う義務はない。
従う必要がないことはじゅうぶん分かっているが・・・広美は、バスルームのドアを開けた。
立ってしてみたかった。
昨日のバス停での経験が、脳裏に蘇った。
広美は、少し足を開いて立った。
どきどきして来た。
(やだ・・・誰も見てるわけじゃないのに・・・わたし・・・)
それでも、どきどきは止まらない。
緊張して・・・なかなか出ない。
ようやく出た。
(ああ・・・・ぁ・・・)
たかが、おしっこなのに・・・出た瞬間、ぞくっとする快感が身体を走る。
(変態・・・きっと、わたし・・・・・変)
家では裸。
外出するときもノーパン・ノーブラ・・・ってことは、ブラとパンティーは要らないということだ。
バスルームを出て、裸のまま、髪を乾かしながら、広美は思った。
(でも・・・ふーっ・・・どうしよう。近所だし・・・・)
スーパーは、歩いて5分。
知ってるご近所さんにもよく出会う。
(ジーンズなら・・・ノーパンでも問題ないわ。ジーンズはだめとは言われなかったし・・・)
さんざん悩んで、結局、広美は、スカートにした。
膝上くらいのスカート。
ミニは、とてもとても・・・・。
上は、厚地のスウェット。
いつもは、自転車で行くのだが、今日は、歩いた。
まだ、ノーパンで自転車に乗る勇気はない。
気づかれるはずもないのに心臓が高鳴り、わずか5分の距離なのに、2度も立ち止まって、休んだ。
広美は、何度も振り返った。
陳列棚の最下段のスナック菓子を取る。
後ろには誰もいない。
膝を折って、しゃがんで取ることもできる。でも・・・腰をかがめてみる。
後ろに人はいない・・・・はず。
広美の横を小さな子供がするするとすりぬけた。
(えっ・・・・)
振り返ると、その子のお母さんらしい若い女性がカートを押して立っている。
広美がじゃまで通れないようだ。目があった。
(見えてるはずない・・・だいじょうぶ)
広美は、立って通路を開けた。
彼女は、小さく頭を下げて通り過ぎる。
心臓が飛び出しそうだ。
立ってもすぐには動けない。
めまいがしそうだった。
家に帰った広美は、玄関ですべて脱いで全裸になった。
そういう命令でもあったが、それよりもなによりも脱ぎたかった。
脱いで、弄りたかった。
それも、できるだけ恥かしい格好で・・・
ドアの鍵を開けた。
その玄関のドアに向って、足を広げて仰向けに寝た。
指でクリを挟む。
上下に擦る。強く強く擦る。
お尻を浮かせた。
「ああ・・あああ・・ああ・・・」
声も殺さない。
誰かが、ドアを開けたら・・・・
すぐに達した。
達してもまだ、擦った。
何度でもいきたかった。