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広美の思惑3-5
5.サプライズ
静子の口が離れ、女が俊一にまたがった。
騎乗位も悪くない。
下から揺れる乳房を眺めるのは好きだが、今はそれを見ることはできない。
両腕を伸ばし、乳房を揉むこともできない。
(縛られるってことは、何もするなということか…)
快感にあえぐ女の表情を見るのも男の快感のひとつだ。
ペニスからの直接的な快感などたかがしれている。
目をふさがれては、楽しみは半減する。
おまけに手を使えないのでは、さらに半減だ。
(こりゃ、男には向かないな)
静子がまた俊一の顔に戻ってきて、俊一の舌を吸う。
不意にベッドがぐっと沈んだ。
誰かがベッドに乗った。
(誰だ?)
俊一にまたがった女が、身体を前に倒し、俊一に密着させる。
(男か?)
開いた俊一の足の間にその男が入った。
「ああ・・あああ・・」
女の声。
(広美の声ではないが…)
俊一のペニスを裏側からなぞるように男のものが女のアナルから侵入してきた。
「彼女のご主人も来てるの」
「いいの?」
と俊一は訊いてみたが、おかしな質問だ。
俊一は自分からは何もしてはいない。
「いいわ。だいじょうぶよ」
(うっ…しかし…)
まさに初めての体験だ。
AVなどでは前後二穴に同時に挿入するのをよく見るが、実際に自分がそれを体験するとは思ってもみなかった
予想に反して、それほど圧迫感が増したようには感じない。
ただ、動きは完全に伝わってくる。
(顔で擦られた後は、ちんぽで擦られてる…)
俊一は、少し緊張した。
身動きが取れないので、外に出すということはまず無理だ。
3度目なので、そうすぐにやってくるとは思えないが、後ろの男よりも先に放出するわけには行かない。
ただ、興奮を無理に抑えようとすると、勃起が継続しないかもしれない。
それでなくとも、男がいると聞いて、かなり萎え気味なのだ。
これでしぼんだら、もう今日はたたないだろうと思う。
(いかないように…なえないように…やっかいだな)
「静子」
「何?」
「もういいよ。目隠し取って、手をほどいて」
「わかったわ」
静子は先に手のほうを解いた。
目隠しは俊一が自分ではずした。
男と目があった。
俊一と同い年くらいだろうか・・・。
「はじめまして」
と言ったのだろう。
ほとんど声にはなっていない。
男の口がそういうふうに動いて、男は軽く頭を下げた。
俊一もうなずいた。
ぴったり密着している女は、少しぽっちゃりしているが、色が白く童顔でかわいい。
彼女の挨拶は無く、にこっと微笑んで俊一の唇に舌を這わせる。
「お友達の沙希ちゃんと研二さん」
紹介はたったそれだけで終わった。
「俊一」
「何?」
「代わってくれない?」
「ああ、いいよ」
静子は、俊一の横に並んで仰向けになると、沙希に言った。
「わたしを中に入れて…」
沙希は、俊一から離れて静子の上に乗って、今度は静子に舌を絡ませる。
女同士のキスは、なかなかエロティックだ。
俊一は、下になった静子の顔をまたぎ、舌をからませている静子の口と沙希の口の間にペニスを割り込ませた。
沙希の口と静子の口で肉棒がサンドイッチされる。
やはり男の快感は目から来るようだ。
萎えかけていた肉棒が、また硬さをとりもどした。
「はぁ・・あああ」
研二が、沙希のアナルにバイブを挿入する。
「あああ・・・・・」
今度は静子の声だ。
研二は静子に挿入したようだ。
俊一のペニスは、上下から舌で強く圧迫されているが、俊一はさらに沙希の頭を押さえ、静子の口と密着させた。
沙希の唾液が容赦なく静子の口の中に流れ込む。
二人の女の口をこんなふうに使えるなんてそうあることではない。
ここで出すと、さすがにもう絶対に無理だ。
上下に並んだおまんこを眺めながら、静子の中に出すというのも捨てがたい魅力ではあったが、この状況は、それを上回っている。
静子と沙希の口が、ときどき大きく開き始める。
研二からの刺激がきつくなっているに違いない。
沙希の少し反った背中のラインと豊満なお尻のふくらみは、それだけでもそそられる。
俊一は、上下に重なった二人の乳房の間に手のひらを差し込み、上下の乳首の感触を楽しむ。
思わず、沙希の乳房をぎゅっとつかんでしまう。
「わぁぁあああぁあぁああ…」
達してしまったのか沙希が、横を向いた。
俊一は、それでもかまわずに沙希の頬と静子の口でペニスを挟んで擦る。
もう、このまま出す気だ。
そのつもりで俊一は激しく腰を前後させるが、さすがに3回目ともなると、精子もずいぶんと奥のほうから運ばれてくるという感じだ。
かれかけた泉の底深くから、やっと汲み上げて来た精液が、ようやく肉棒の根元までやってきた。
「口に出すよ」
俊一はそう言って、止った。
じわーっと奥から熱いものが上がってくる。
それは、飛び出すことは無く、先端からにじみ出て沙希の頬を伝って静子の口の中に流れ落ちた。
「静ちゃん。俺もいくよ。いい?」
研二の声だ。
とっくにいってしまった沙希は、静子の上から転がるように横に落ちる。
「いいわ。出して…」
研二の体が固まった。
「ふーっ…ふーっ…」
荒かった静子の息が落ち着き始める。
おもむろに静子が起き上がり沙希の顔をまたぐ。
沙希は口を大きく開け、静子の股間から流れ出すものを受け止めた。
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