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由美子の背徳1-4
4.やだ、お兄ちゃん
「お兄ちゃん…」
性急な輝夫の行為に、由美子はついていけない。
それでもいいと覚悟はしたものの、由美子の気持ちより、輝夫の行為が、いくぶん早すぎた。
由美子は、ショーツにかかった輝夫の手を上から押さえたが、その手を、輝夫は無言のまま、強い力で払いのけた。
(えっ…そんな…)
輝夫は、由美子には優しいお兄ちゃんで、まさか、強引に手を払いのけられるとは思わなかった。
あっというまに、ショーツは膝までおろされ、片足を持ち上げられて、すっと抜かれてしまった。
(お兄ちゃん…こわいよ…)
いつもの優しい輝夫とは別人だ。
由美子の体がこわばった。
由美子の体が急に重くなった。
手も足もがちがちに力が入って重い。
足を広げてもすぐに閉じる。
それを、また、広げる、拒絶するわけではないが、重い。
そしてまた、すぐ閉じる。
(これじゃ、まるでレイプだな…)
「ごめんな…由美子…びっくりしてる?」
由美子は、黙ってうなずいた。
「怒ってるか?」
今度は、ゆっくり首を振った。
「由美子…ちょっと、うつ伏せになって」
輝夫は、由美子をうつ伏せにして、伸ばされた由美子の足の膝の裏に座った。
足は閉じているが、それでよかった。
むき出しのふとももを撫でるように下から上へと手の平を上下させる。
何度か上下させながら、手は、少しずつ、上に上にと移動した。
輝夫の声を聞いて、なぜか由美子は心が和んだ。
無言で力任せに犯されるという恐怖から解放されて、かなり気が楽になった。
太ももを這う輝夫の手も気持ちいい。太ももを、こんなふうに大胆に触られるのは、もちろん初めてだ。
(触られている…触られている…)
触られていると思っただけで、太ももの付け根あたりにしびれを感じる。
触っている手が、上に上がってきていることも分かっていた。
輝夫は、太ももを越え、お尻の双丘まで、手を伸ばす。
スカートがまくれ上がり、お尻があらわになった。
(ああ…お尻…見られてる…お尻…)
由美子は、恥かしかったが、うつ伏せでは、手はお尻の下までは届かない。
輝夫の行為を止めさせる手段がなかった。
輝夫の手が、太ももに戻らなくなった。
お尻を丸く丸く、外から内に向って円を描くように撫で上げる。
さらに、輝夫は、由美子の横に並んで横になると、ぴっちり閉じられた足の間に指をこじ入れ、ゆっくり襞を掻きわけ、小さな蕾まで、その指を伸ばした。
由美子は、少しだけ、お尻を持ち上げ、輝夫の指が動きやすいように空間を作ってやった。
輝夫の指が、ゆっくり入ってきた。
緊張して由美子の足が、また閉じた。
「お兄ちゃんは、だめか?」
輝夫にそう囁かれ、
「そんなことない…けど…ちょっと怖い」
由美子は口を開いたが、声が震えていた。
「怖いか…由美子は初めてか?」
「うん」
小さな声で、うなずいた。
「初めての男が…俺じゃ、だめか?」
「……」
由美子は、じっと輝夫の顔を見ていたが…。
「いいよ…いいけど…乱暴にしないで…怖いから…」
輝夫の腕が、うつ伏せの由美子のお腹の下に入ってきて、お腹を持ち上げられた。
さっき冷蔵庫の前で倒れたのと同じ格好。お腹に回された手が、股間に移動し、クリトリスを擦り、上からの手が、由美子の中に侵入した。
「ああ…あ…」
快感という感覚は、まだ、由美子にはわからない。
声を抑えられない感覚が、じーんと子宮の奥に響いて来た。
「立って…」
由美子は、膝立ちさせられ、着ているものを全部脱がされた。
「おいで」
全裸の由美子の手を引いて、輝夫は、由美子を歩かせた。
「やだ…お兄ちゃん…」
由美子は、輝夫の部屋まで10mくらい、輝夫に手を引かれながら廊下を全裸で歩いた。
たった10mの距離で、息が上がってしまった由美子を自分のベッドに寝かすと、輝夫は自分もそこで裸になった。
バスルームで覗いたときよりも、さらにそれは大きくなっているように由美子には感じられた。
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