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オンナごころと少年と(3)
作:桃沢りく
3
女の肢体の中で、一番興味がある場所っていったら、やっぱりアソコかな。
僕だって、いつでもそんなことばかり考えてるわけじゃない。
普通に顔を見て好みだとかそうじゃないとか、キレイな髪だと思ったり、大きいオッパイとか、ついジッと見ちゃったり、もちろん服の上からだけど。そんなことは日常茶飯事だ。
でも、今みたいな状況下では、考えることなんて限られてしまう。
スカートの中に頭を突っ込んだ僕は、手に持った小さなライトのオレンジ色の光に照らされた女のアソコを見ている。
初めて本物を見た衝撃は少し薄れて、教えられたクリトリスに指先で触れてみた。
「ん……ふっ……」
祥子さんが息を吐くのが聞こえる。
不思議だ。
目の前のものは、ただ、女のアソコとしか思えないのに、この肢体は本当は祥子さんの肢体で、僕が指でいじっているのも祥子さんの一部なんだよね。
祥子さんは、いとこの和之兄さんの奥さんで、いつも明るくて元気で、僕よりはずっと年上だけど、子供のように無邪気なところのある女性だ。
僕は、いつからか祥子さんを好きになっていた。
そして、今日、こんなチャンスがやってきたのに、なんだか気持ちは複雑だ。
目の前のアソコが祥子さんのものだと思うと、気持ちが萎縮してしまう。和之兄さんの顔が頭に浮かんでしまうからかな。
だけど、僕が頭を突っ込んでいるスカートの中には雌の匂いが充満していて、アリンコほどの僕の理性なんてすぐに消し飛んだ。
祥子さんの指がクリトリスに被った皮をめくり上げて押さえている。
真珠玉のように丸くてつやつやしたクリトリスに触れていた指を、僕は離した。
そして、ギリギリまで顔を近づけて、舌先で舐めた。
「あっ……」
祥子さんは、僕がそこを舐めたことがわかったみたいだった。
閉じてしまわないように押さえている太腿の滑らかさや、鼻先に触れる硬い陰毛のくすぐったさが、やけにリアルに感じられる。
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