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沙希の悪戯2-5
5. 初めて
「志保さん、いっしょにお風呂入ります?」
奈緒美が、志保に声をかけた。
「そうですね。マッサージは、お風呂でしましょうか?ここのお風呂は異常だし…」
奈緒美の家はかなりの広さだ。
ただし、優作のものではない。
キャバ嬢だった奈緒美の家だ。
バスルームもラブホ並だ。
エアマットまで置かれている。
バスルームをラブホ並みに改装したのは優作だ。
奈緒美は、先に身体を洗い、エアマットにうつ伏せに寝た。
「始めるわね」
志保は、少し熱めのシャワーを奈緒美の身体全体にかけた。
一箇所に集中しないように、小刻みに震わせながら…。
真っ白な奈緒美の肌が、みるみるピンク色に染まっていく。
男なら、きっとそそられる光景に違いない。
志保は、奈緒美の足元に座り、足の裏のツボを親指で強く押した。
痛いのか、時おり、奈緒美のお尻に力が入りきゅっと締まる。
奈緒美の体は、横幅はないが、前後の厚みはすごい。
うつ伏せになるとお尻がつんともちあがる。
足首からふくらはぎ、ふともも、そしてお尻。
「きれいなお尻」
志保は本当にうらやましそうにそう口にした。
男性器はついてはいるが、今まで女性を犯したいなんて思ったことは一度もなかった。
そんな志保でさえ、奈緒美のお尻を見ていると股間のものが立ち上がってくる。
志保が呼ばれたのは、今日が二度目。
最初は、思わず勃起した自分のものに困惑したが、今日は違う。
お尻のマッサージを終えた志保は、奈緒美の太ももを自分の太ももで挟むようにして奈緒美に馬乗りになる。
その格好で奈緒美の背中、脇をマッサージすると、奈緒美のお尻に勃起した性器が触れる。
前回は、そうならないように腰を浮かしたが、奈緒美に自分の上に座ってくれとお願いされた。
乗る側には、乗られる側の気持ちはわからない。
乗る側はどうということもないだろうが、乗られる側は、かなり重い。
相当の圧迫感を感じる。
この圧迫感を苦痛と思うか快感と感じるか。
奈緒美はそれを気持ちいいと感じる女だった。
「はい、じゃぁ今度は仰向けになってください」
志保は、奈緒美が仰向けになってから話しかけた。
「ご主人、優しくていい人ですね」
優作は決してイケメンではない。
単なるサラリーマンでお金があるわけでもない。
でもなぜかもてる。
それも特にプロの女性たちには評判がいい。
志保も元々ニューハーフバーにいたのだが、優作に紹介されて今の仕事に変わった。
奈緒美だって元はキャバ嬢だ。
「わたしね、セックスってあまり好きじゃなかったの」
奈緒美が唐突に話し出す。
「そうなんですか?」
志保は奈緒美の腰周りと脇を重点的にマッサージする。
「だって、仕事みたいなもんでしょ」
「まぁ、そうですね」
「わたし、お酒飲めないから、たいていは無理に飲まされて、いいようにされてたわけ。セックスも客も好きじゃなかったから、酔ったふりして寝てたらすむから、まぁ、それでもよかったんだけどね」
生々しい話だが、志保にしても同じようなものだ。
「でもさ、わたしが酔ってると思って、ひどいことするのよ。生で中に出したり、わざわざ人を呼んで大勢でやったり、ビデオ撮ったり…」
「ひどいわね」
志保の手が奈緒美の乳房に移った。
「しょせん、商売女だからね。でね、お店も流行ってなかったし、やめようと思ってたら、彼が来たの」
「ご主人?」
「そう。なんか突然やってきて、しばらくしたら、しゃきっとした黒服が入ってきて、お店ががらっと変わったの」
「へぇ」
「そうなると、なんか辞めにくくなっちゃって…」
「そりゃ、ナンバーワンが抜けたら大変でしょ」
「まさか、わたしなんか、ぜんぜんよ。そうね、後から数えたほうが早かったかな?」
「嘘、ナンバーワンだったって聞きましたけど」
「やめる最後の月だけね。店を移るわけじゃなくて引退だったから、みんなが盛り上げてくれて…」
「結婚?」
「そう。変わった人。ときどき、店長が、お店で彼を接待するの。店の子、誰でも選べるのに、わたしを指名するの。しかも指名料は自分で払うって」
「気に入ったんだ。奈緒美さんが…」
「違うわよ。わたしはあまり飲めないから、安上がりだし、人気もないから…。店に気を遣ったのよ」
「そんな…」
志保は、オイルを手にとって奈緒美の身体に塗り込んでいく。
「彼はすぐに帰ろうとするんだけど、店長が強引にわたしをいっしょに外に出すの」
「なんか、それってちょっと辛いですね」
「うん。でもね、外に出ると別人なの。豪華って言うわけじゃないけど食事して…。すっごいいろいろ話してくれて、楽しくて…。いっぱいかまってくれて、しかも口説くの。口説かなくたって、わたしはそう指示されてるのに…」
「わかります。そういうとこ、優作さんらしいです」
「わたしね、それまでは、男ってのは、女を使って勝手に好きなようにやりたいことをするものなんだって思ってたの。でも、彼ったら、いっしょうけんめいわたしを気持ちよくさせようとするの。わたしはセックス好きじゃないから、なかなか反応できなくて…。申し訳なくて、逆にこの人をいかせてあげようって思ったの。そんなこと思ったの、生まれて初めて」
「ふーん、なんかいい話ですね」
志保は、奈緒美の身体を数枚の大きなタオルで包んだ。
「上に乗っかってもいいですか?」
奈緒美はうなずいた。
「わたし、舐めるの好きなの」
志保に上に乗られて、志保の顔が見えなくなると奈緒美は、ひとり言のように語りだした。
「それまでは、舐めさせられてたの。口に出されるのなんて大嫌いだった」
それは志保にもわかる。
「彼をいかせたくて、舐めたの。ときどき彼の顔を見上げたわ。嬉しそうにわたしをずっと見てくれてるの。なんかこっちまで嬉しくなって…。男の人の上に乗ったのもその日が初めて。どうしてもわたしがいかせてあげたかったんだけど、結局、上下変わられて、わたしが先にいかされたわ。…いったのも、そのときが初めて」
「奈緒美さん」
「ん?」
「わたしも、生まれてはじめてのことがあるの」
「何?」
「奈緒美さんとしたい」
「わたしと?」
「わたしね、今まで自分の男の身体が嫌だったの。でも、今日は、これが嫌じゃない」
志保は、奈緒美の顔の前に固くなった男のものを突き出した。
「いいわよ」
奈緒美が口を開いて待った。
廊下を歩く足音が聞こえた。
「ひとり増えたけど…いい?」
奈緒美の問いに志保は楽しそうにうなずいた。
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