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樹奈の憂鬱2-3
人妻☆じゅなの秘密日記
3.それを訊きたいんです
その日以来、邦彦は、ことあるたびに電話をかけてきた。
「相手の男と会ったんですけど・・・・」
「今日、ホテルの下見に行って来ました」
「病気がないことを証明するので病院を予約しました」
煮え切らない邦彦を置き去りにして、話はどんどん進んでいっている。
俊哉は、次第にばからしくなってきていた。
いやなんだから、やめるといえばいいのだ。
それが言えないんなら、やるしかない。
また、携帯が鳴った。
「下着が送られて来たんです」
「下着?」
「Tバックの・・・・」
相手は、完全にその気だ。
当然だろう。
やる気がないのに、夫婦を交換するバカはいない。
「それを穿いて来いっていうことか?」
「たぶん・・・どうしたらいいですか?送り返すとか・・・」
「で、奥さんは?」
「それが・・・・」
邦彦はくちごもった。
「開けて・・・、穿いてみるって・・・」
(おいおい、穿いたら送り返せないだろう)
「穿いてるのか?」
「ええ」
(奥さんは、やる気満々じゃねぇか)
「穿いちまったもの、返せないだろう」
「そ・・・そうですね」
(ばかやろうが・・・・)
「いい加減、覚悟を決めろよ。やるのかやらないのか」
相手は、邦彦に断らせないようにあれこれと手を打ってきている。
(最初に、いやだと言っておけば・・・。ぐだぐだと体裁つくろってるからこんなことになっちまうんだ。自業自得だろ)
「後で、先輩のとこ行っていいですか?」
「ああ、いいけど・・・。覚悟決めて来いよ」
「はぁ・・・」
煮え切らない返事だった。
「何やってんだ、お前?」
樹奈は、上まで脱いで、ブラだけになって鏡に向かってお尻を突き出していた。
「いいじゃない。家の中なんだから・・・。誰に見られるわけじゃなし」
樹奈は、今度は邦彦のほうに向かってお尻を突き出し、足を開いた。
「お尻の穴・・・見えてない?」
樹奈が穿いているのは、いくつか送られてきた中の真っ赤なシースルーのTバックだ。
お尻の穴は見えないが、穴がどこにあるかは見える。
セクシーには違いない。
邦彦は、樹奈のお尻が好きだ。
よく樹奈のお尻を抱きかかえ、舐めまわした。
困惑している邦彦の顔が鏡に映っている。
(何が、“僕は浮気はしない”よ。子供じゃあるまいし・・・。わたしにまで押し付けるないでよ)
樹奈は、まっすぐ立って、自分の股間を覗いた。
「前も細い・・・ヘアが出ちゃうわ」
虚勢を張っている邦彦を困らせてやりたかった。
(できないんだから早く、できないって言えばいいのに・・・。見栄はって・・・いつもそう・・・)
邦彦は、からかわれているのはわかっている。
それなのに下半身がうずく。
邦彦は、樹奈から目をそらし、ジャケットを握って、玄関に向かった。
「どこか行くの?」
「ああ、ちょっと・・・」
どこというあてはない。
ただ、むしょうに腹が立った。
樹奈に・・・。これを送りつけてきた相手の男に・・・そして、自分自身に・・・。
邦彦は、俊哉のところに向かった。
「ルールを決めましょうって・・・・」
さっきから、ひとりでずっとしゃべっていた邦彦が、ようやく俊哉を見た。
「ルール?」
「ええ。不安なら、絶対にしてはいけないって言うことを決めてくださいって言うんですよ」
「セックスはだめなんだろう?」
俊哉は、いいかげんうんざりして、ストレートに指摘した。
「いえ、それは・・・・」
(そんなだから、奥さんに愛想をつかされるんだよ、お前は・・・)
「セックスがありなら、どんなルールがいるんだよ?奥さんがそいつとセックスするのがいやなんだろ?違うのか?フェラはだめ、キスするな、手を握るなとかって言うのか?」
邦彦はそれもいやなことを俊哉は知っている。
「1m以内に近寄るな。話もするな・・・」
俊哉は続けた。
「ふざけないでくださいよ。冗談じゃないんですから・・・」
「ふざけてねぇよ。どれもいやなんだろ」
邦彦は黙り込む。
邦彦は、妻が、他の男と話をするだけでやきもちを焼くような、けつの穴の小さい男だと思われるのがいやなのだ。
そう思われまいと、虚勢を張ること自体、けつの穴が小さいのだが、本人はそれには気づいていない。
「覚悟を決めて来いといったろ」
俊哉は、わざと吐き捨てるように言った。
邦彦は、うつむいたままだ。
出かける前の、自分をさげすんだ樹奈の表情を思い浮かべた。
他の男にもTバックのお尻を突き出す女だ。
(やれないと思ってるんだろ。ばかにするな。痛い目にあわせてやる)
ようやく覚悟が決まった。
「やる・・・つもりです」
「いいのか?それで・・・。奥さんは他の男とやるぞ」
「もう、やってるんです」
「他の男に抱かれた妻といっしょに暮らせるのか?」
「俊哉さんは、できてますよね?・・・・それを・・・・訊きたいんです」
邦彦は、まっすぐ俊哉の顔を見た。
テーマ : セクシーなランジェリー - ジャンル : アダルト
樹奈の憂鬱2-4
人妻☆じゅなの秘密日記
4.目隠し
「で、ご主人は?」
午前中、今度は瑞樹が樹奈のところにやってきた。
「舞い上がっちゃって・・・・どっかへ出て行ったわ」
樹奈は、昨日の邦彦の狼狽振りを伝えた。
「かわいそうに・・・・」
そういいながら瑞樹の目は笑っている。
「自業自得よ。度胸もないくせに見栄を張るから・・・」
「そうね。できませんて言えば、それで済みなのにね」
瑞樹も同調する。
瑞樹は、立ち上がり、座ってる樹奈の前でしゃがんだ。
樹奈のほうから足を広げた。
短いスカートの奥に赤いものが見える。
樹奈は、昨日のTバックを穿いていた。
「足、上にあげて」
足を椅子の上にあげて、M字に開脚する。
瑞樹は、真正面から樹奈の股間と顔を交互に見た。
(はずかしいわ・・・・瑞樹さん)
「もっと、広げて」
自分で足を開くのは、開かせられるのより、はるかに恥ずかしい。
しかも、瑞樹はじっと、顔を見ている。
瑞樹の指が、股間を這った。
(顔を見ないで。お願いだから・・・)
樹奈は、恥ずかしくて、息苦しかった。
瑞樹はやっと、見るのをやめて、樹奈を立たせた。
瑞樹が、アイマスクを取り出す。
「つけるの?」
「うん。つけて・・・」
樹奈がマスクをすると、瑞樹は樹奈の手をとり、体の前で交差させた。
「手、縛るの?」
樹奈はなぜかそんな予感がして訊いてみた。
「いや?」
樹奈は首を振った。
「瑞樹さん」
「何?」
「わたし、ずっと瑞樹さんがうらやましかったの」
「わたしが?」
「竹内さん、瑞樹さんにはいろいろするけどわたしには、ごく普通のことしかしなかった」
「だって、わたしと樹奈ちゃんじゃ、違うでしょ」
「そうなんだろうけど、でも、わたしは子供みたいで…」
「ふーん。そんなふうに思ってたの?」
「ええ。怒らないでね」
「怒ってないわ」
瑞樹は、話しながら、樹奈の腕を縛っていく。
痛くはない。
瑞樹は、樹奈をベッドの前まで引っ張っていき、Tバックを脱がせる。
「暴れないでね、ベッドに座らせるだけだから」
瑞樹は、樹奈を座らせると樹奈から離れた。
(どこにいるの?)
だんだんと樹奈は不安になる。
ブーン
モーター音がした。
「やだ・・・瑞樹さん、それ・・・・」
瑞樹は仰向けの樹奈のお尻を持ち上げ、中に少しだけバイブの先を入れて、ゆっくりまわすようにこね始めた。
「ああ・・・ああああ・・・・・・・ああああ・・・・」
瑞樹はゆっくり、ゆっくり、バイブを樹奈の中に納めていく。
根元に微妙な突起があるようで、それが内壁の上のほうを激しく振動させる。
「ああ・・ああああああ・・・・・だめ・・・だめ・・・」
瑞樹は、上をむいている樹奈のお尻の穴にクリームを塗り始めた。
「瑞樹さん、なんか痒い。むずむずする」
「でしょ。そういうクリームなの」
「気持ちよくはないよ」
「そうぉ?じゃぁ、これでどう?」
瑞樹が、樹奈のお尻の周辺を手の平でなで始めた。
「ああ・・・気持ちいい・・・・・ちょっと変な感じだけど・・・」
「そう・・・入れていい?」
目隠しされているので樹奈には何も見えない。
「何を?」
「アナル用のローター」
「太いの?」
「細いけど・・・だんだん太くなってるわ」
「やめてって言ったらやめてくれる?」
「ええ」
瑞樹は、樹奈を四つんばいにさせてお尻にローターを差し込んでいく。
丸い玉が串刺しになったような形で、根元に行くほど玉が大きくなる。
樹奈のアナルが、玉をひとつ、またひとつ飲み込んでいく。お尻の穴の周辺が最もむず痒く、そこに玉が擦れるのが気持ちよかった。
「うぅぅぅぅ・・・・・うっ・・ぅぅぅぅぅ・・・」
樹奈は、低くうめくが、痛いとは言わない。
それでも、だんだん瑞樹がゆっくり慎重に玉を差し込むようになると、樹奈のお尻から太腿にかけて力が入ってきた。
「だ・・・だめ・・・・もう、だめ・・・・い・・いい・・・いい・・痛っ・・・・」
根元まであと2つ玉を残して、樹奈はうめいた。
「もう一個、我慢してね」
瑞樹はそう言って、もう一個押し込んだ。
「いたーーーーい」
「もう終わり、もう入れないわ、だいじょうぶよ。・・・・樹奈、お尻浮かして?」
「ちょっと待って・・・・もうちょっと・・・」
だんだん、お尻の痛みがひいてくる。
それを待って、樹奈はお尻をつんと浮かした。
瑞樹は、今度は、樹奈の前の方に、太目のローターを差し入れる。
「瑞樹さん・・・それもきつい」
「樹奈・・・狭いのね」
「それが太いんじゃないの?」
「わたしは、このくらいがいいのよ。これ、両方についてるから、ごめんね、わたしのサイズに合わせてね」
「いいよ。だいじょうぶ」
瑞樹は、樹奈のウエストに回した革のベルトに、樹奈の両方に差し込んだローターを固定するためのヒモをつないだ。
瑞樹は、樹奈の腰の辺りに枕をしき、樹奈の足を高々と持ち上げた。
仰向けの樹奈の股間から、太いローターがまっすぐ伸びている。
瑞樹は、それを自分の股間へと導き、ゆっくり深く沈めていった。
「これも、動かすわよ」
瑞樹はそういうと、スイッチを入れた。
「ふわぁっ」
お尻の中の単調な振動に前から不規則な動きが加わり、それにお尻周辺の掻痒感もあいまって、いきなり激しい快感がやって来た。
上に乗った瑞樹の体重が心地よく感じられて、樹奈は、すぐにあごをあげ、唇を開いて、瑞樹の唇を誘った。
そこに瑞樹のちょっと厚めの唇が重なり、大量の唾液が流れ込んできた。樹奈は、ごくっと大きな音を立てて瑞樹の唾液を飲み込んだ。
瑞樹は、樹奈の乳首を指で挟みながら、上半身を起した。
ローターがぐっと奥まで入ってくる。それは下になっている樹奈も同じだ。
「あああ・・・・・」
樹奈が声を上げた。乳首をつまんでいる指に力が入った。
「いい・・・・つっ・・・」
瑞樹は、さらに乳首をひねった。
「ああああ・・あああ・・・・・」
「痛い?」
「痛い・・・痛い・・・」
「そう・・・ごめんね」
瑞樹は、そう言いながら、さらに強くひねる。
「ああ・・ああ・・・・・・」
樹奈は、必死に堪えた。
やがて、瑞樹の息がだんだん荒くなって来て、とうとう、瑞樹の指から力が抜け、瑞樹は、両手を樹奈の肩の上について、自分を支えた。
「はぁ・・・・はぁ・・・・・ああ、あああああ」
瑞樹が声を上げる。
乳首の痛みから解放されて、樹奈にも一気にやってきた。
「ああ・・ああああ・・・・ああああ・・・・いく・・いく・・・・いくぅ・・・」
「いこう・・・・いって・・・・・いって・・・」
瑞樹が樹奈の上にかぶさった。
「ああああ・あ・あああ・・・・・」
二人、ほぼ、同時に達してたが、ローターは止まらない。
上にかぶさったまま瑞樹が動かない。
「瑞樹さん・・・・・・瑞樹さん・・・・」
樹奈の声にようやく瑞樹が身体を起し、ローターを止め、瑞樹が離れた。
樹奈の憂鬱2-5
人妻☆じゅなの秘密日記
5.離婚?
瑞樹が帰ると竹内はもう帰っていた。
「あら、早いのね。何?それ」
瑞樹は、竹内が見ているDVDを覗き見た。
「これか?早瀬君の奥さんだ」
早瀬稔、竹内の部下だが、瑞樹との関係は竹内より長い。
瑞樹は、竹内と結婚する前は、SMクラブに出ていた。
稔はその頃の常連で、竹内を連れてきたのは稔だった。
竹内は稔に影響されたようなものだ。
「奥さんって・・・弥生さん?」
縛られ、稔のものを泣きながら咥えている弥生が映し出されているが、瑞樹は、稔の結婚式で見たきりで、弥生のことは、はっきりとは覚えていない。
「ああ」
「でも、稔さん、奥さんとは普通だって……」
「だったんだが、奥さん、浮気したらしいんだ」
「奥さんが?」
おっとりしたおとなしそうな印象で、浮気をするようには思えなかったが…、人は見かけにはよらない。
「ふーん、で、こうなってるわけ?」
画面は、バスルームで弥生が、おしっこを浴びせられているところだった。
「そういうことだ。前から、こうしたくてうずうずしてたからな」
「でも、奥さん……大丈夫なの?こんなことしたことなかったんでしょ、今まで?」
「ああ。…逃げられたみたいだ」
「いなくなっちゃったの?」
「いや、会社には来ている。どっかに泊まってるんだろう」
「初めての人に、いきなりこれじゃ…逃げるわよ、普通」
「お前ぐらいになってれば、どうってこともないのにな」
竹内は、テレビを覗き込んでいる瑞樹を引き寄せ、上半身をうつ伏せに自分の膝の上に置いた。
「で、樹奈のほうはどうだった?」
竹内は、瑞樹のスカートをまくりあげてショーツを下ろしてお尻をむき出しにする。
「彼女、あなたが送ったTバック穿いてたわよ」
「そうか?で、亭主は?」
瑞樹の股間に指を這わせる。
「舞い上がって、夕べはどこかに出かけたって言ってたわ」
「はは…そりゃ、いいや」
「あんっ…」
竹内が瑞樹のお尻の肉をぎゅっと鷲づかみにした。
「見栄はるからだ。できもしないのに…」
「樹奈さんもそう言ってたわ」
「樹奈と俺が、しないはずがないだろ。ばかじゃないか…」
「ご主人、樹奈さんしか知らないんじゃないの?」
「かもしれんな。…お前は、つまらないかもな」
「ううん。そんなことないわ。童貞君みたいにおどおどしてるんだろうなぁって」
「そういうのもいいのか?」
「このあいだ、稔さんとこの企画で若い子ばかりとやったのよ」
「ほう?」
その話は、初耳だ。
「あれ?言わなかったかしら…?」
「初めて聞いた。いつの話だ?」
「ええっと…先々週の水か木」
竹内が4日ほど出張していたときだ。
「でね、全部で5人いたんだけど…。ひとり、緊張しちゃって、たたないのよ」
瑞樹は話しながら、竹内のものを取り出した。
「顔を真っ赤にして、もうかわいそうなくらい…。なのに、わたしが咥えて舐めると、あっという間に大きくなって、ぱっと口の中。そしたら、またしゅんとしちゃって…」
「かわいかったのか?」
「ええ。飲んであげて、口できれいにしてあげたら、また、ぐーんって…」
瑞樹は、そこで話をやめて、竹内のものを口に含んだ。
「それで、病み付きか?」
「まさか…。でも、そういう初々しいのもいいなって思っただけ…」
「さぁ、初々しいかどうかはわからんぞ」
瑞樹が、もう一度、咥えようとするのを竹内が止めた。
「今日は、だめだ」
「どうしたの?」
「明日、ちょっとな…」
「誰かとするの?」
「稔の奥さんとな…」
「出て行ったんじゃないの?」
「だから、俺が引き戻すんだよ」
「これを使って?」
瑞樹は、竹内のものをもういっかい、強く握った。
「まぁ、そういうことだ」
「それじゃ、元には戻らないわね」
「元に戻らなくてもいいんだよ。俺は…」
「勝手な人。でも、樹奈ちゃんとこも、後でどうなるんだろう?」
「離婚だろうな」
「なんか嬉しそうね」
「ああ、これからって時に結婚されちまったからなぁ」
そう言うと、
竹内は、さっさとひとりバスルームに向かった。
樹奈の憂鬱2-6
人妻☆じゅなの秘密日記
6.美菜子
「美菜子」
「うん?」
「スワッピングのルールって、何か思いつくか?」
「何よ。突然?」
「うん…、俺の後輩なんだが、スワッピングをするらしいんだ…」
「ふーん」
「で、相手との間で取り決めをしときたいらしんだけどな…」
俊哉は、なにか奥歯に物がはさまったような言い方をした。
「取り決め?中に出しちゃだめとかってこと?」
「ああ、まぁ、そんなとこだ」
「初めてなの?後輩さん」
「ああ」
「だいじょうぶなの?興味本位にやって、壊れてく夫婦っていっぱいあるのよ」
「ああ、わかってる」
俊哉は、また、なにか考え込んでいる。
「もう、壊れてるかもしれないんだ」
「どういうこと?」
俊哉は、邦彦のことを美菜子に詳しく話した。
「ばかばかしい話だろ。いやだって言う勇気がないって言うか、プライドなんだろうな、それも…」
「それで自分は、相手の奥さんとしないつもりなの?」
俊哉は、ばか話のつもりだった。
邦彦の相談ももういいかげんうんざりで、どうなろうと自業自得だと投げていたのだが、美菜子が妙に真剣に食いついてきた。
「そうらしい」
「で、奥さんがしちゃったら、俺はしてないのにお前はしたって怒るつもり?」
「なんだろうな。たぶん…」
「だって別々の部屋なんだから、やってないって言われればそれまでじゃない」
「俺もそう思う」
「やってないって言われて信じるの?」
「信じないだろうな」
「別れたいの?」
「どうだろう?ただ、相手の不倫を罵りたいだけなんじゃないのか、今は…」
「そんなことしてなんになるの?そのときは、気が晴れるだろうけど、離婚を覚悟してるの?」
「いや。そのつもりはないらしい」
「彼になくても奥さんにはあるかもしれないわ」
「たしかに…」
「それで、奥さんの浮気はまちがいないの?」
「ああ、たぶん。Tバックだって、もしかしたら、彼女が送らせたのかもしれんし…」
美菜子は黙ったまま応えない。
「それで、俺に聞くのさ。自分の彼女が他の男と寝て、嫉妬しないのか?って」
美菜子は黙ったままだ。
俊哉は、ひとりで話しを続けた。
「嫉妬はするさ、しないはずがないだろって言ってやった」
美菜子が自分の話を聞いていないような気がして、俊哉は美菜子の顔を覗き込んだ。
「どうかしたのか?」
「うん?…わたし、その男が許せない」
(相手の男?……)
「他人の家庭を壊して、楽しい?」
俊哉は、美菜子の怒った顔を初めて見た。
「わたし、水商売でしょ。お店のお客さんはたいてい奥さんがいるわ。わたしにはお客さんなんだけど、奥さん方にしてみれば、わたしは旦那の不倫の相手なの。わたしは、馴染みのお客さんなら、奥さんの誕生日も子供の誕生日も結婚記念日も知ってる」
俊哉は、美菜子を抱きしめた。
「きっと、そいつは、人の家庭に波風立てて、それを楽しんでる。それが頭にくる。そいつは、何も困らない。家庭が壊れるわけでもなんでもない」
「もういい。美菜子…。わかった。お前の言いたいことはわかった。そうだな。美菜子の言う通りだ。邦彦だけが自業自得じゃかわいそうだな。そいつにも痛い目にあってもらわないとな…」
「俊哉」
「うん?」
「わたしだって、嫉妬するわ」
「そうか?俺が、そう言ったら、やつは、嫉妬っていう言葉の意味が違ってないですかって…」
「彼は…、やっぱり痛い目にあったほうがいいわね」
「俺もそう思う」
樹奈の憂鬱3-1
人妻☆じゅなの秘密日記
第3章
1.知らない男
「美菜子」
シャワーを浴びた美菜子を俊哉が呼んだ。
「何?」
ソファでコーヒーを飲んでいる俊哉の横に座った。
「これつけて」
俊哉がアイマスクを取り出した。
「たまーに、ホテルに来たと思ったら、また、目隠し?」
「ああ」
「コーヒー飲んでもいい?」
美菜子は、俊哉のコーヒーカップを取って一口、口に含んでから、アイマスクを自分でつけた。
「大勢、来るの?」
「いや、ひとりだ」
目隠しされるときは、きまって俊哉以外の男が来る。
大勢のときもあれば、一人か二人というときもある。
美菜子がそれを望んでいるわけではない。
美菜子は、ただ、俊哉が好きに自分を使うのが好きなのだ。
「脱いだほうがいい?」
「そうだな」
美菜子は、バスローブを脱いだ。
153cm、美菜子は小柄だ。
乳房も大きくはない。
この女のどこに魅力があるのか、俊哉にもはっきりとはわからない。
ただ、美菜子は、いつの間にかそばにいて
いつまでもそばにいるように思わせるのだ。
俊哉は、美菜子をベッドに寝かせた。
俊哉の足音が遠ざかっていく。
数分して、別の足音が入ってきた。
足音は、ひとりだ。
(俊哉は・・・来ないの?)
美菜子を他の男に抱かせるときも、俊哉は近くにいたのだが、今日は、いない。
男は、途中、何度か立ち止まりながら、ようやくベッドの横にたどり着いた。
服を脱ぐ音はしたが、男がやってこない。
(見てるの?・・・・)
美菜子は、仰向けに寝たまますっと両手をまっすぐ天井に向かってあげた。
男の手が、美菜子の手をつかんだ。
男が、ベッドに上がってきて、つかんだ腕を、美菜子の頭のほうに倒す。
男の顔が近づいてきたが、また止まった。
美菜子は、少し口を開いて待つ。
男の唇が、かぶさった。
男の舌は、ぎこちない。
遠慮しているのかもしれない、恐る恐るという感じで動く。
男の舌が、美菜子の首筋から、乳房へと移動する。
手が乳房に乗るが、こわばったように動かない。
いつもは、目隠しされたときは、美菜子は一言も相手に話しかけない。
ただ、今日は、男のようすが違った。
「好きに使っていいわ。どこでも、あなたがしたいように・・・・」
男の動きが、ぴたっと止まった。
美菜子は、自分からは動かない。
腕も、頭の上に置かれた、そのままの状態だ。
(されるまま・・・なのか?)
男は、美菜子の状態を起こし、逆に自分が仰向けになって、美菜子の顔を自分の股間に押し付けた。
まだ、小さいままの男のものを美菜子は口に入れる。
じわーっとした舌の温かさが、伝わってきた。
男のものは、美菜子の口の中で、すぐに大きくなった。
美菜子の頭を両手で押さえ、口の中に大きくなった自分の肉棒を美菜子の口の中に押し込んでくる。
美菜子を試すように、荒々しく美菜子の頭を押し付ける。
男は、上体を起こし、美菜子の頭を足のあいだに挟むような格好で美菜子と体を入れ替え、今度は、自分が上になって、深く美菜子の喉の奥にまで挿入した。
苦しくなった美菜子が、顔をそむけるが、その口を男は執拗に追う。
男のものは、もう完全に大きく固くなっている。
この姿勢で喉に入れるのは苦しい。
男がようやく離れた。
男は、美菜子の両腕をつかみ、万歳の格好をさせ、美菜子の口に舌を入れる。
男の唾液が大量に美菜子の口の中に入ってくる。
男の舌は、首筋を這い、美菜子の脇の下をくすぐる。
美菜子は、身をよじるが、それでも手は上にあげたまま降ろそうとはしない。
男が乳首に歯を当て、じわじわ噛みはじめる。
「・・・・ひゅわ・・・・」
呼吸なのか、声なのか、痛いのだろう、美菜子が背中をそらす。
男の口が乳首から離れると同時に、みぞおちに親指を立てられた。
「ふわっ・・・・」
不意のことに美菜子は、体を丸めて耐える。
男は、今度はわき腹を噛んだ。
だんだんと歯が食い込んでくる。
「・・・う・・・うう・・・・・」
一瞬、強く噛まれた。
「はあっ・・・・」
美菜子は、大声を上げた。
男の手が、美菜子の股間に伸び、襞を左右に掻き広げながら、2本の指を侵入させてくる。
「あっ・・・・」
まだ、美菜子のそこは十分ではない。
内壁が少しひっぱられ、痛い。
男の指が、外の突起と中とを上下する。
しだいに、痛みが消えていく…。
男が美菜子の上に乗った。
美菜子の顔に男のものが当たる。
美菜子はそれを咥える。
男は、根元まで差し入れるとゆっくりもどす。
それを繰り返しながら、男も美菜子の小さな突起を唇で挟んで、強く吸った。
美菜子の中に舌が入ってきた。
「ああああ・・・・」
美菜子は、激しく身体を揺らすと、男から口を外し。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・」
大きく息をして、また男のものを咥えなおす。
男は、舌だけで美菜子をいかそうとしているのか、突起への刺激を執拗に繰り返す。
舌で突起を押し付け、舐め上げて舌の先端で突起を叩く。
そしてまた舌全体で押し付け、今度は中に入ってくる。
「ああああ・・・・」
美菜子は、また、男のものから口をはずした。
美菜子の体が小刻みに揺れ始める。
男は、美菜子の足のほうに回り、美菜子の足を大きく広げ、ぱんぱんに張った肉棒を挿入する。
「ああ・・ああ・・・ああ・・・」
根元まで深々と収まった。
男の動きは、単調だったが、動きは激しい。
美菜子は、小刻みに突き上げられた。
「ああ・・・・・ああ・・・・・・ああ・・・・」
頭を振って、耐えているが、それでも手は上げたまま、降ろさない。
急に男の動きが止まった。
男が、美菜子に乗ってきた。
美菜子の体に男の体重がかかる。
重いが・・・それは苦にはならない。
男は、美菜子の顔を手で抱えるようにして、美菜子の口に舌を入れる。
腰の動きは、ずいぶんと遅く小さくなった。
ゆっくり奥へと入ってきて、当たって、止まる。
男の唇が、美菜子の首筋で止まった。
歯が当たる。
男は、片手を美菜子の腰の下に回して、美菜子の体を自分に密着させると、また激しく動きだした。
「ああ・あああ・あああ・・・・」
男は、しだいに強く噛む。
「ああ・・ああああ・・ああぁぁぁぁ・・・・」
男は、また最初の姿勢に戻って、美菜子のお尻を下から抱え上げるようにして、激しく突いてきた。
いくつもりだろう。
美菜子もあわせた。
「あああ・ああ・・・・・・」
「ああぁっ」
男が美菜子から離れ、美菜子の顔のほうにやってくる。
顔なのか、胸なのか、口なのか・・・どこなのかわからない。
美菜子は口をあけた。
放出直前の男が、そこに肉棒を差し入れた。
男のものがどくどくと脈打って、むせ返るような匂いとともに大量の精液が放出された。
息の乱れている美菜子は、ずっとそれを受けていられない。
白濁液が少し、美菜子の口の端からこぼれた。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
いつのもように美菜子は動けない。
男の服を着る音がした。
やがて男は、部屋を出て行った。