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沙希の悪戯3-6
6.きれいになりな
「あっ」
陽一に責められて、優作のものが静流の口から何度もこぼれ出る。
ただ、小さかった優作のものは次第に固く太くなってきていた。
(えらそうに言ったって、大きくなってるじゃない)
静流の壊れそうになっていた心に、再び虚栄の花が開き始める。
静流は、優作の陰のうを口に含みながら、肉棒を強く握った。
優作は黙ったままだ。
今度は、肉棒の裏を舌で舐め上げる。
手は添えたまま…。
舐めながら、巧に手で肉棒をしごく。
(ヘルスじゃあるまいし、口だけでいかせるなんて、冗談じゃない)
今までもそうやっていかせてあげてきた。
優作が咎めないのをいいことに、静流は大胆に手を使い始める。
ただ、かなり大きくなっているのに、優作のそれは、握るとまだ柔らかい。
(嘘?“まだ”ってこと?)
もっと大きく固くなるとしたら、陽一のそれと似たようなものだ。
「あああ」
静流は、大げさに身体をしならせ、優作のものから口をはずした。
再び、咥えようと優作の股間に身体を伸ばしながら、手で数回しごきあげる。
それでも、優作の肉棒は、まだ柔らかく、張り詰めた感じは伝わってこない。
次第に、陽一の動きが単調になってきた。
(もうっ、どいつもこいつも…)
いかせることもいくこともできない。
静流は、だんだんとイラついてきた。
もはや、優作の肉棒の先端に口をかぶせているだけで、ひたすら手でしごいている状態なのだが、それでも優作はとがめずに、静流の様子をカメラで捉え続けた。
「時間だな」
ぽつりと優作が言い放った。
「しごけば、いくってわけじゃない」
優作は、カメラを置き、陽一に静流を仰向けにするように目配せした。
陽一が、静流の身体を回転させて仰向けにした。
「言っとくが、俺は、普通だ。不能者じゃない」
優作は、大きくなった自分のものを、仰向けになった静流の顔の上に置いた。
「反応しない女なんて楽しくもなんともない。なぁ」
優作は陽一に話しかけた。
「えっ、まぁ…」
優作をいかせるために静流は、自分のたかぶりを抑えてしまった。
それが陽一のやる気を奪った。
もともとしかたなくやっているだけだ。
いかせなくていいのなら、無理にがんばる必要もない。
「あんたは、男をいかせることも、男にいかせてもらうこともできない。つまらない女だ」
優作は、静流の顔を両手で押さえつけて固定すると、顔の上に下腹部を密着させた。
顔の上に乗られて静流は返答もできない。
優作に目で促されて陽一は、再び、静流を突き上げる。
「あんっ」
優作に押しつぶされた静流がくぐもった声をあげる。
優作は、静流の顔に肉棒をこすりつけようにしてしごき始めた。
ふっくりした頬を押しつぶすようにペニスをこすってしごく。
それにあわせるよう陽一が激しく突き上げ始める。
「あああ…」
顔にペニスをこすりつけられたことなどない。
おぞましさに鳥肌が立つ。
さっきはまるでやる気のなかった陽一まで調子に乗って突いてくる。
優作も陽一も静流のことなど考えてはいない。
自分勝手に出すだけだ。
腹立たしかったが、気持ちとはうらはらに子宮は勝手に収縮する。
レイプまがいの行為でいかされるのは悔しかったが、自分の体にすら裏切られて意地を張ったところで何の意味もない。
最近はなくなったが、付き合い始めた頃は、よく顔に放出された。
それを思えば、顔でしごかれるのもたいしたことでもない。
どうせすぐに終わる。
陽一も優作もいく気だ。
欲求不満の最初の20分とはうらはらに、わずか6~7分で二人とも放出した。
陽一は中に…、優作は静流の顔に…
それよりも先に静流が達していた。
「これはレイプだ。あんたが誰だろうと関係ない。顔も体もどうでもいい。まんこだろうとお尻だろうと…、おっぱいでも、口でも、足でも、顔でもどこでもいい。こっちが出したいから出しただけだ。やりたいだけの若造なら、あんたのようなくずれきったばぁさんでもなんとか使えるが、男も年をとってくるとレイプする元気はない。本部長には、もっと若い女をあてがうよ。そのほうが本部長の為だし、俺も楽だ」
優作は、放出し終わったペニスを静流に掃除させて、さっさと服を着た。
陽一も同じだ。
静流ひとり、ベッドに取り残された。
優作がその静流の顔を覗きこんだ。
「あんたの会社は整理させてもらうよ。いいね」
静流に表情はない。
「以前、5年前だったかな、あんたに会ったことがある。俺は、まだ入社したての新人だった。あんた、あの時は、きれいだったよ。“社長”なんて呼ばれるより、“きれい”って言われたほうがいいんじゃないか?久保君はエステに勤める。彼にきれいにしてもらったら…どう?」
静流の頬を涙が伝った。
沙希の悪戯4-1
第4章
1.男と女
「ごめん、遅くなって…」
優作は、遅れてはいない。
真琴のほうが早かったのだが、優作は真琴に頭を下げた。
「ううん。わたしのほうが早かっただけ…。それより、美咲ママから聞いたんだけど、ケーキ屋さん閉めちゃうの?」
「ええ、ケーキ屋は、もともと社長の趣味みたいなもんだし、久保が辞めたら社員もいないし…」
「でも、優作が手を入れて、いい感じになってきたんじゃないの?」
「売上は伸びてますよ。真琴さん、やりませんか?お店、差し上げますよ」
「くれるの?」
「ええ。うちはもう撤退を決めてるんで、後はただ処分するだけ。厨房機器や什器、備品の処分と物件の原状復帰。もし、そのまま誰かが使ってくれたら、原状にもどさなくてすむから、うちとしてはそれでもう御の字」
「そうなんだ…」
「本気?」
「うん」
「お店どうするの?」
真琴は、“美咲”の店にも顔を出すが、美咲の社員ではない。
元は、美咲で働いていたが、今は、自分の店を持ち、その他にエステシャンの技能講習を行う教室も運営している。
陽一が今、通っているはずだ。
「志保ちゃん、パティシエになりたくて教室に通ってたの。でも、なんか先生に嫌われたみたいで、やめちゃったの」
よくあることだ。
願書には、本名を書く。
もちろん、性別は男。
ところが、やってくるのは写真とは似ても似つかない女。
そんなこと気にしない人もいるが、気にするやつもいる。
「まだ、そうなんだ」
「まだもなにも、ぜんぜん変態扱いよ。何も変わってないわよ」
優作の携帯が鳴った。
ケーキ屋の美穂からメールだ。
「ちょっと、ごめん」
優作は、真琴に断って、メールを受信した。
静流は、もう会社には出ていない。
陽一は、午後には真琴のところに行くので、ケーキ屋は今、実質、パートの美穂によって運営されている。
まぁ、店の方は心配ないのだが、心配なのはコスチューム。
大人の美穂はいい。
問題は、沙希と他の高校生のバイト。
特に沙希だ。
もし、学校で問題にでもなるようだと管理責任を問われる。
優作は、美穂に沙希のコスチュームを送ってくれと頼んでおいたのだ。
画像が表示された。
メイドの衣装。
(大丈夫だ。問題ない)
「店のバイトの子」
優作は、真琴に携帯を渡して画像を見せた。
「あら、かわいい。これ、お店の制服?」
「制服っちゃ、制服だけど…。コスプレなんだ。今日はメイド」
「そうなんだ。じゃぁ、ナースとか女子高生とか?」
「現役の高校生だって…」
「あっ、そうか」
「あら、またメールよ」
真琴が携帯を優作に返す。
沙希からだ。
「今の写真の子から…」
画像が表示された。
(何だ、こいつ…)
不覚にも優作は噴出してしまった。
「どうしたの?」
「えっ、あっ、いえ…」
「何よ。気になるわね」
見せていいものでもないが、見せないのもちょっと気まずい。
優作は沙希が送ってきた画像を見せた。
“おい、鬼太郎 カラオケいつ?”
「カラオケ誘ったの?」
「いや」
「この子、最高。決めたわ、わたしケーキ屋さんやるわ。この子に会いたい」
「確かに…、笑える」
今度は、真琴の携帯が鳴った。
こっちもメールだ。
「ねぇ、武宮静流っておたくの愛人だった人よね?」
「俺のじゃない。本部長の愛人だ。どうかした?」
「うちの教室でエステの勉強するって…」
「彼女が?」
「陽一が連れて来たみたい」
「へぇー、久保が…ねぇ」
「わからないものね。男と女って…」
「だね」
「ねぇ、優作」
「ん?」
「したの?この子と…」
「まさか、高校生だぜ」
「でも女よ」
「ひがみに聞こえるぞ」
「うるさい」
「バイトのことは、オーナーに任せるよ。よろしく」
沙希の悪戯4-2
2.デートの約束
ケーキ屋の名前が変わった。
“リニューアルオープン”
やたらと広かった厨房のスペースを割いて、カウンターを作り、飲み物も用意した。
とは言っても、出せるのはコーヒーと紅茶。
インスタントに毛が生えた程度のもの。
新たな売りは、“レイヤーズ割引”
コスプレで来た客は、店内で写真を撮って一割引。
怪しい店になった。
「あら、優作」
優作が店に入ると、いかにもケーキ職人という格好の志保が顔を出した。
「それもコスプレか?」
「うーん、近いな」
「それじゃダメだろ」
「まぁ、そのうちプロになるから…」
相当なギャラダウンのはずなのだが、志保の表情は明るい。
「あっ、中島さん」
遅れて奥から沙希が出てきた。
着替えたばかりなのだろう。
「誰だ?お前」
「あら、ナミよ」
「ナミ?」
「知らない?ワンピース」
「知ってるけど…」
「何?」
「オッパイはナミだな」
「すごい?」
沙希は、小柄で童顔。
一見、ぽっちゃり系だが、ナミのコスプレで強調された胸はかなり大きい。
「ああ。なんか使ってる?」
「失礼な、自前です」
沙希は、ことさらに胸を突き出して見せた。
おへそは、ちらっと露出しているが、水着ではないし、真っ白でむっちりした太ももがなまめかしいが、ごく普通にショートパンツだ。
高校生としてまずい格好ではないはずなのだが、これを沙希がやるとかなりエロい。
微妙なラインだ。
沙希が店に立つとほぼ同時に、数名の客が入ってきた。
中学生の男だ。
しかもひとり。
彼は、ショートケーキを二個買った。
「ありがとうございます」
「あのぉ…」
レジに立った少年は、携帯を取り出した。
「写メ、いいですか?」
「はい」
沙希が笑顔で答える。
慣れた感じが伝わってきた。
「ケーキを買ってくださったお客様へのサービス」
「そうなんだ」
「衣装代は店もちなんだから、元は取らないと…」
「なるほどね」
店にとっては、売上アップの手段かもしれないが、もし、店員の写メで売上が伸びるとしたら、バイトにとってはちょっとシビアな競争になる。
沙希のターゲットは、男の子なのだろう。
「沙希のファン?」
少年が帰った後、優作が話しかけた。
「2回目かな?…彼は」
「今度、この店のサイトを立ち上げるんだけど…、スタッフ紹介に沙希、入れていい?」
その話は、さっき志保から聞いていた。
「あのぉ、紹介ってどんなこと?」
「写真と名前、後は自分で好きなように…生年月日とか、身長、体重、スリーサイズ」
「体重?スリーサイズ?だめだめ」
「プロフィールは任すよ。ただ、写真は、来た時に何枚か撮って帰ってくれる。志保が撮るから…」
「ええ、はい」
「志保にメイクの仕方教わった?」
「あっ…は、はい」
沙希が笑顔で写真に応じられるのは、ひとえに志保のメイクのおかげだ。
普段の自分ではない別キャラの自分だから写真に応じられる。
「今、撮る?」
ちょうど客がいない。
「はい」
志保がカメラを持って仕事中の沙希を撮る。
「優作、客になって…」
志保の指示で、優作はカウンターに腰をかけた。
沙希が優作の背後に立つ。
シャッターが切られる瞬間。
背後から沙希が優作に抱きついた。
「おい」
「あら、不倫写真になっちゃった」
わざとらしく志保が声をあげた。
「沙希ちゃん、優作に何かお願いがあったんじゃなかったっけ?」
仕組まれたっぽい雰囲気だ。
「ん?」
沙希は、相変わらず優作に抱きついたままだ。
優作が後の沙希に顔を向ける。
それを待っていたかのように、先の唇が優作の唇に重なった。
またしても志保がシャッターを切る。
「おい」
「中島さん」
「ん?」
「カラオケの約束」
そんな約束はしていない。
「約束はしてないだろ」
「映画でもいい」
優作は志保を見た。
優作がカラオケに行かないことは、志保は知っている。
きっとの志保の入れ知恵に違いない。
「わたし、土曜日、奈緒美さんに買い物誘われたの」
志保には、全く悪びれた様子はない。
「わかったよ。土曜日、…映画な」
「やったー」
優作の背中で沙希の乳房が大きく揺れた。
沙希の悪戯4-3
3.マンションの鍵貸します
「何のまねだ」
店が閉まってから、優作は志保を車で送った。
「何のこと?」
「沙希のことだ」
「ああ、沙希ちゃんね。彼女、かわいいわね」
「沙希に頼まれたのか?」
「頼まれたわけじゃないけど…。優作がなかなか誘ってくれないって言うから…」
「で、キスしろって?」
「違うわ。わたしは抱きつけって言っただけ。キスしたのはあの子」
「そうか…」
「何が、そうかよ。しらばっくれて…」
「何が?」
「何がじゃないでしょ。今日が初めてじゃないでしょ、…キス?」
突然の指摘に優作は返事ができなかった。
「あんなときに、キスできるっていうことは、キスしてもあなたが怒らないことを知っているっていうことよ。違う?」
「確かに、そうだな」
優作は観念した。
「奈緒美さんには黙っててあげる」
「ああ、頼むよ」
「あのさ」
「ん?」
「うちのサイト。美穂ちゃんは、自分のブログを持ってるからリンクさせてもらってるんだけど…、沙希ちゃんもブログ作ってもらえないかな」
「どうかな」
「モデル事務所やってる真希さん知ってる?」
「ああ」
真希もニューハーフで、ノア企画というモデル事務所に勤務している。
「沙希ちゃんのコスプレ写真、彼女に見せたら、けっこう乗り気で…」
「あまり前に押し出すと、同年代の子が引くだろ。それに高校生だし、いじめられるかもしれん」
優作は志保の話をさえぎった。
「沙希ちゃんにも話したの。そしたら、乗り気なのよ」
「そうなのか」
本人が乗り気なのなら他人の優作がどうこう言う話ではない。
「あの子が、自分でモデルとして活動するのなら、それはそれでいい。ただ、店のPRとしてやらせているというふうに伝わったら、それは困る」
「わかってる。で…」
どうやら今までのは前置きらしい。
「頼みがあるの」
「何だ?」
「彼女の写真を撮ってくれない?」
「店で撮ってるだろ」
「店じゃ味気ないし、わたしは素人でカメラマンじゃない」
「俺だって素人でカメラマンじゃない」
「前の店長が住んでたマンション、わたしが借りたの」
志保は優作の言葉を無視して勝手に話題を変える。
「ふーん」
「わたしにも馴染みのお客さんがいて、普段の夜はそこでエステやってるの」
「ほぉー。働くねぇ」
「で、土曜日は、空いてるから、その部屋使っていいから」
「なんの話だ?」
「素人の高校生が写真を撮る場所って難しいでしょ。スタジオじゃ素人感がなくてそれこそ反感買うし、ラブホじゃまずいし、自分の部屋じゃカメラマンが入れないし…」
「ちょっと待て。俺はカメラマンじゃないって言ってるだろ」
「奈緒美さんには黙っててあげるから」
「黙っててあげるって、お前が仕組んでるんだろ」
「キスは仕組んでないわ」
「ねぇ、優作」
「ん?」
「わたしね、中学の頃から、ずっと自分の身体が嫌で嫌でしょうがなかった。男の子の仲間に入ろうとするんだけどどうにもだめで…。いじめられたわ。男の子にも女の子にも…。好きな子もいたの。高校生の時、男の子。でも、何も言えなかった」
そりゃそうだと思う。
同じ学生服を着た男に愛を告白されても…
「これ、鍵」
志保が鍵を取り出した。
「後でいい」
「ううん。あのマンション、わたしじゃなくてお店で借りたの。社員寮ってわけ。平日はわたし、土日の管理は優作に任せるわ。好きに使って…」
志保は半ば強引に鍵を優作のポケットにねじ込んだ。
「あの子、きっとバージンよ」
「何が言いたい」
「別に…。わかるのよ。女には…」
「男だろ、お前」
沙希の悪戯4-4
4.もっとセクシーになる
「悪いな、映画は別の誰かと行ってくれ」
土曜日、優作は、沙希に予定の変更を告げた。
「うん。志保さんから聞いた」
「で、モデルやるのか?」
「うん」
「親には話したのか?」
「まぁ…。でも、うちはなんでもOKだから…」
「放任ってやつか?」
「自分たちのことで手一杯で、子どもにまで手が回らないのよ。うちの親達は…」
(親たち?)
親を複数形で話すのは、なんらかの事情があるのだろうが、優作はそこには立ち入らなかった。
女子高生に家庭の事情を打ち明けられるのは、気が重い。
「学校は大丈夫なのか?」
「ブログやってる子は、いっぱいいるし…」
「そうか…」
ここも深入りは避けた。
「これ、劇場の優待券だ。二人分ある。彼、いるんだろう?」
「えっ?ええ…まぁ…」
同級生の研二とは、あまり進展はない。
というより、沙希には、済まさなければならないことがまだ残っている。
優作に渡された優待券を、沙希は受け取った。
そう何度も、“また誘ってください”というわけにもいかない。
「ここだ」
なんの変哲もないマンションの一室。
ついこのあいだまで、店長の久保と静流のセックススペースだったところ。
優作は、志保から預かった合鍵で中に入った。
大きなベッドがエステ用のこじんまりとしたものに変わっているが、相変わらず殺風景な部屋だ。
確かにラブホではない。
スタジオでもない。
ただ、女子高生の部屋には程遠い。
優作は、部屋の中で女子高生の部屋っぽい雰囲気を探した。
淡いピンクのカーテンがかかっている窓際なら、なんとかなりそうだ。
「すぐ撮ります?」
「ああ。ちょっと準備するから、着替えてくれる?」
「はい」
シンプルなメイド服とコスプレ用の制服。
沙希は服を脱いで、下着姿でドレッサーの前に座った。
優作は、小さなスポット照明を左右に設置した。
大げさな照明を使うと素人っぽさが消える。
といって、照明なしでは映えない。
「沙希、ちょっとそこに立って…」
沙希は、下着姿のまま言われた場所に立った。
沙希の肌は白い。
ホワイトの調整も必要だ。
小柄で丸顔。
ぽっちゃりはぽっちゃりなのだが、けっこうウエストは細い。
中央に寄せた乳房は、見事な谷間を作っている。
優作は、沙希の胸の谷間に見入った。
「沙希、後ろ向いて」
「はい」
見入ってしまった自分が恥ずかしかった。
「おい」
「何?」
「なんでTバックなんだ?」
かなり小さなショーツだとは思ったが、まさかTバックだとは思わなかった。
ボリュームのある沙希のお尻が、細いTバックを隠してしまっている。
「志保さんが、そうしろって」
「志保が?」
「わたしのお尻ってきれいなんだって…」
(志保の企みか…)
優作は、沙希に近寄り、背後から腰に手を回して沙希を抱き寄せた。
「キスしていいか?」
沙希が、小さくうなずいて、顔を後ろに回すと、そこに優作の唇があった。
優作の唇が強く押し付けられ、舌が沙希の口の中に入ってくる。
「はっ…」
沙希は思わず息を呑んだ。
ついさっきまで子どものように扱われていたのに…
沙希の身体がくるっと回され、優作の胸の中にすっぽりと身体がおさまる。
優作の手が沙希の腰に回る。
「志保の言う通り、沙希のお尻はセクシーだ。触っていいか?」
面と向かって触っていいかと聞かれてどう答えたらいいのか?
沙希は、黙って小さくうなずいた。
優作の手が沙希のお尻の上に乗り、ゆっくりとまぁるく撫でていく。
沙希は、優作の胸の中に顔を埋めた。
「柔らかくて気持ちいい」
優作の手は、次第にさがり、太ももの内側から股間に滑り込む。
「あっ…」
優作は、沙希の身体を再び窓際に向けて沙希の横に立った。
「窓に手をついて」
沙希は腰を曲げて窓に手をついた。
お尻がつんと後に突き出る。
優作の手が、太ももの内側をつかむ。
指が股間に触れた。
もう一方の手が、沙希の乳房に触れる。
沙希の体が一瞬、硬直した。
望んでいたことだが、実際にそうなるとやはり戸惑う。
「ああ、ごめん」
優作の手が引かれた。
(ううん、違うの)
「写真、撮ろうか?」
優作が、元の位置に戻った。
(えっ…)
沙希の表情が強張った。
「沙希」
「ん?」
「セクシーだ」
沙希は照れを隠して、メイド服を手に取った。
「沙希」
「何?」
「パンツ脱ごうか?」
(えっ?)
「たぶん、もっとセクシーになる」
優作は真顔だ。
沙希は、ショーツを脱いだ。