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精液
精液
まさに居酒屋という感じの店ののれんをくぐった。
各テーブルの間仕切りが高くテーブル毎に個室のようになっている。
純一は、きょろきょろと周辺を見回した。
奥のテーブルが、少し賑やかだ。
若い子の集まりなんだろう。
純一の視線がそこで止った。
「梨央あそこへ行って、仲間にしてもらえ」
「うそ。ほんとにするの?」
梨央は、薄地のジャケットの下は何も着ていない。
ブラもショーツもスカートもない。
素っ裸だ。
「ここで見てるから…脱いでテーブルの下に入れ」
「変態女だと思われる。通報されちゃうかも…」
「なんなら、ここで脱がしてやろうか?」
純一ならやりかねない。
電車の中でフェラさせられたこともある。
あのときは、そういう女だと思われて、まわりの男達にほとんど裸にされて触られた。
「わかった。いくわ」
「ちゃんと前をはだけて見せるんだぞ」
見ず知らずの男達に何も着ていない裸を見せるだけでも相当なのに、梨央の体には赤のペイントマーカーで大きく “精液飲みます” “おまんこをいじってください”と書いてある。
それを鏡で見ただけで泣きそうになった。
梨央は、勇気を出して純一に言われたテーブルに向った。
「あのぉ」
大学生っぽい男が4人、視線がいっせいに梨央に向けられた。
短いジャケットからむちむちの太ももが見えているはずだ。
その格好だけでも生唾ものに違いない。
「すいません。ちょっといいですか?」
「何?」
奥にいる男が応えた。
「仲間に入れてくださいませんか?」
そう言いながら、梨央は、ジャケットの前のファスナーを降ろしはじめた。
「ごめんなさい。突然…、あのぉ…驚かないでくださいね」
ファスナーを下まで降ろした。
男達の目が釘付けになる。
(ああ…前を開くの?怒られるよきっと…)
梨央は、少しずつジャケットの前を開いていく。
男達の食い入るように見つめる視線が痛い。
梨央は、完全に前を開いて見せた。
「ほーっ」
4人の声が揃った。
「それって、仕事?」
“精液飲みます” “おまんこをいじってください”
梨央のお腹に書かれた文字を見て、さっきの男が訊いてきた。
梨央は首を振る。
「ちょっと悪いことをしたので、お仕置きされてるんです」
「お仕置き?」
男達は互いに顔を見合わた。
「どこかで監視されてるの?」
梨央は首を振った。
監視されていると応えると、男達が警戒して中に入れてくれないかもしれない。
「別のところにいます」
「じゃぁ、しなくてもわからないじゃん」
すぐ横の男が、そう言いながら梨央のお尻に手を伸ばした。
「写真を撮ってもらえと…」
「なるほど。そういうこと」
「あのぉ、中に入れてもらっていいですか?」
「いいけど…ここでするの?」
奥の男が訊いた。
「はい。わたし、あのぉ…テーブルの下に入りますから…」
「そうか、そういうことね」
テーブルは広く、中に入れば完全に隠れてしまう。
すぐ横にいた男が席を立って、梨央を中に入れた。
すぐに店員がやってきた。
とりあえず梨央はテーブルの下ではなく、いったん男の間に座った。
「お飲み物は何にしましょう?」
「何がいい?」
正面右の男が梨央に訊いた。
「わたし?あ、じゃぁウーロン茶」
飲み物を注文するとは思っていなかった。
「飲まないの?」
横の男が訊いた。
「飲めないんです」
梨央はそう応えた。
飲めないわけではないが、飲むわけにもいかない。
「お酒を飲みに来たんじゃないしぃ…」
反対側の男が梨央のジャケットの前をはだけてお腹の文字を見せる。
“精液飲みます”と書いてある。
「ああ、そうだった」
男は、ついでに梨央の乳首を指で挟んだ。
「あっ、いや」
横の男が梨央の左足を持って自分の膝の上に乗せた。
それを見た反対側の横の男も梨央の右足を同じように自分の膝の上に乗せた。
前に座っている男達に向って、梨央の股間が大開脚だ。
手で隠そうにも、両脇の二人の男達に前に肩を入れられ手は前に出せない。
予想もしなかった行為だ。
「おまんこをいじってくださいって書いてあるよ」
確かにそれも書いてある。
梨央の乳房と股間に両脇の男達の手が伸びた。
「お待たせしました」
飲み物が運ばれてきた。
(やめて、お願い。店の人よ)
店員が来ても、足をとられたまま放してくれない。
店員にも梨央の股間は見えているはずだ。
店員の目も梨央の股間に釘付けだ。
(ああ、うそっ…)
梨央はうつむいた。
「他にご注文は?」
店員の声が上ずっている。
男達は適当にいくつか注文する。
「はい。…それでよろしいですか?」
「まぁ、とりあえずはそんなもんで…後で、ちょくちょくたのむから…」
「御用の際は、そちらのボタンを…」
「ちょくちょくオーダー取りに来れば?」
男のことばの意味がわかったようで、店員は照れながら戻っていった。
「店員が全員来たりして…」
「ありえるな」
「ごめんなさい。もう降ろして」
梨央が両脇の男に頼んだ。
「写真撮ってやるよ」
正面の男が手を伸ばしてきた。
両脇の男達が、梨央の足を持ったまま左右に開いた。
梨央は、正面の男に携帯を渡した。
「お願いします」
男は、なかなかシャッターを切らない。
どんどん恥ずかしさが増して来る。
梨央は、とうとう手で股間を隠した。
「ああ、だめだよ。隠しちゃ…」
左右の男達に腕も引っ張られた。
「顔を上げて」
言われるまま、梨央は顔を上げた。
やっとシャッターが着られた。
足を左右に引っ張られたまま写真を撮られた。
「じゃぁ、ご希望通り、飲んでもらおうかな。俺が一番でいいか?」
順番はすぐに決まった。
梨央の足を抱えていた両脇の男達が足を放し、梨央を前に押し出して、テーブルの下に押し込んだ。
ほとんど裸だ。
その格好で梨央はテーブルの下に押し込められた。
後ろから背中を押され、前から伸びてきた男の腕に梨央は頭をつかまれてひっぱられる。
男は足を広げ、ズボンのファスナーを下ろしてもうペニスを外に出していた。
梨央は、男のまだふにゃっとしているペニスを口に含んだ。
(早く大きくなって…早く…)
後ろの男が、梨央のお尻を足で挟んで、股間に指を入れてきた。
(ああ、だめ、触らないで…)
梨央の口の動きが止まると、男は梨央の頭をつかんで前後に動かした。
頭を前後に揺すられるのはきつい。
梨央は手を伸ばして前の男の腰に両腕を回した。
同じように揺すられても、このほうがいくぶん楽だ。
(いって…早く出して…)
さっきの店員は何も言わなかったが、ごく普通の居酒屋だ。やっぱり犯罪には違いない。
梨央は、股間の指の刺激に耐えて、目の前のペニスに集中した。
梨央の思いが通じたのか最初の男は意外に早かったが、量が多い。
後から後からあふれ出てきた。
吐き出そうにもティッシュも何もない。
飲むしかないが…。
一度には無理で、梨央は、何度かに分けて飲み込んだ。
「今度は俺だ」
後ろで声がする。
テーブルの上では普通の会話が交わされている。
その下で梨央は、4人の男のものを順番に舐めて回った。
店員は何度もオーダーを取りに来た。
見て見ぬ振り。
いや、慣れたのか露骨に覗き込んで来さえした。
4人目を終えて、テーブルから出た梨央はいがらっぽい口の中にウーロン茶を流し込んだ。
男達はもう帰ろうとしている。
「じゃぁ、俺達は帰るから…」
男達は、皆立ち上がった。
梨央も慌てて男達といっしょに出口に向う。
純一が知らん顔で焼き鳥を食べている。
梨央は、男達といっしょに外に出た。
「じゃぁ、ご主人様によろしく」
男達はそう言って帰っていった。
梨央は、もう一度店の中に戻った。
「あなたによろしくって…」
「そうか」
「で、あの人達、どういう人たちなの?」
「さぁね」
純一はとぼけた。
「お飲み物は?」
さっきの店員が来て梨央に訊いた。
おそらくこの店員も知り合いに違いない。
「精液」
梨央はそう答えた。