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被虐(2)
被虐(2)
千夏は、足から順に上へと舐めあがっていった。
太ももを舐めながら、手でぎゅっと薫のペニスを握り締める。
もうがちがちに固まっている。
足の付け根からペニスの根元へ、そして裏を這って先端をすっぽりと口に入れた。
口をすぼめ吸い上げる。
舌に力を入れて、押し下げる。
薫が膝を立てて太ももで千夏の頭を挟みつけた。
喉に来る。
千夏は大きく息を吸って身構えた。
薫の手が千夏の後頭部を押さえた。
強い力で引き寄せられる。
千夏は、体の力を抜いた。
息を止め、力を入れるとよけいにむせる。
鼻がつぶれるほど引き寄せられて、両足で挟まれた。
苦しいが、まだ耐えられる。
薫の力が緩む。
「ぷはーっ」
その瞬間に息を吐き、また吸い込む。
すぐにまた引き寄せられる。
薫は向きを変えて、千夏を下にした。
薫は、仰向けの千夏とは逆向きになって、千夏の顔の上に乗った。
玄関で物音がした。
「あら、連れて来たの?」
女の声だ。
薫に顔の上に乗られて、千夏には女の顔は見えないが、聞き覚えはある。
毎日、食事を持ってきた女の声だ。
「ああ」
薫は、千夏の口を使いながら、返事をした。
「店は?」
「斉藤君が来たから、交替したわ」
「そうか」
「食事はどうするの?作っとこうか?」
「いい」
「そう。じゃぁ、帰るわね」
「ああ、それを取ってくれ」
「使うの?」
「ああ」
「おもしろそう。わたし、やっていい?」
「ああ、好きにしろ」
薫は千夏の足を左右に大きく広げた。
大きなモーター音が部屋中に響いた。
(あああ)
おそらく電気マッサージ器だろう。
千夏の股間を激しい振動が襲った。
なんとか保っていた千夏の余裕がいっぺんになくなった。
千夏が手を突っ張って、薫の腰を押し上げようとするのを、薫が押さえつける。
「ぐふぉぁああああ」
薫のペニスを咥えたまま千夏が絶叫するが、おかまいなしに薫は、また喉の奥深く差し入れる。
「ぐふぉっ…」
薫の動きが早まっていく。
振動はクリトリスから、下の穴の周辺へと上下する。
千夏のそこはぐしょぐしょに濡れて、大きな電気マッサージ器の頭すら咥え込めそうだ。
(はあぁぁぁぁあああああ)
千夏の背中が反りあがるのと同時に薫が千夏の口の中に放出した。
「いっちゃった?」
女も電気マッサージ器のスイッチを切った。
「はぁ、はぁ、はぁ」
急に静かになった部屋に千夏が息をする音だけが響く。
薫のものが口いっぱいに溢れそうだが、すぐには飲み込めそうにない。
「じゃぁ、帰るね」
「ああ」
「明日の朝は?」
「いい」
「そう。じゃぁ」
女の足音が遠のいていく。
玄関のドアが閉まった。
ごくん
ようやく千夏は薫のものを飲み込んだ。