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悶絶 (2)
(2)
(ラブホって…女同士でもいいのかしら?)
梨央はふとそんなことを考えたが、美香は、どんどん先へ進んでいく。
(でも、ホテルの人と顔を合わすわけじゃないし…)
それでも、梨央は、美香から少しはなれて歩いた。
ラブホは久しぶりだ。
セックスのために作られた部屋っていうのは、やっぱりどこか特別で、梨央は特に不必要なまでに広いバスルームが大好きだ。
美香は、部屋に入るとすぐにバスタブにお湯を入れ始めた。
「シャワー浴びる?」
バスルームの中から美香の声がした。
「あっ、はい」
(そうだ。ショーに出るんだった)
どんなショーなのかは聞かされてなかったが、純一の考えることだ、裸になるのは間違いない。
(きれいに洗っとかないと…)
梨央が服を脱ぎ始めると、美香が近寄ってきた。
「脱がしてあげる」
すでにシャツは脱いで、上はブラだけだ。
美香は、梨央の前から背中に手を回して、ブラを外そうとする。
美香の顔が梨央の首筋に近づいた。
ブラが外されるより、唇が重なるほうが先だ。
美香の少し厚い唇が、梨央の唇に押し付けられる。
梨央は当然のように唇を開いた。
女の唇は、男の唇とは少し違う。
梨央は女性の唇も嫌いではなかった。
ブラが外され、解放された梨央の乳房に美香の手のひらが乗る。
手と指の感触は、唇以上に男と女では違う。
やはり、手は男のほうがいい。
特に梨央のような女には、太くて強い指のほうが合っていた。
美香の唇が、梨央の首筋から乳房へと下がり、美香の手が、スカートのホックにかかった。
スカートが床に落ちると、美香の手は、今度は梨央のお尻へと回された。
Tバックでむき出しの尻肉を美香がぎゅっとつかむ。
「あっ」
男より指が細い分が痛みがストレートだ。
前かがみで乳首を咥えていた美香のからだがすっと下にさがり、美香の目の前で梨央はショーツを下ろされる。
ヘアの手入れはちゃんとしている。
ちょっと薄めのヘアに美香が鼻を押し付けてきた。
美香の鼻の先が梨央の敏感な部分に押し当てられる。
さらに舌が伸びてきた。
「ああ、あの…シャワーを…」
来る前にシャワーは浴びては来たが…
「そうね。そうだったわね。先に入ってて、すぐ行くから」
「はい」
バスルームに入ると梨央は、すぐに股間から洗い始めた。
美香は、本当にすぐにやってきた。
「洗ってあげるわ」
美香はスポンジにボディソープを垂らしながら、
「壁に手をついて、お尻を突き出して…」
梨央は言われたとおりの姿勢をとった。
「お尻は自分じゃ見えないでしょ。きれいにしておいてあげるね」
「すいません」
「きれいなお尻ね」
「そんな…」
「お尻でもするの?」
「はい。たまに…」
「そう」
「あのぉ、ショーって…?」
梨央は、ようやくそれを尋ねた。
「まぁ、ショーには違いないんだけど、わたしと楽しみましょうってこと。周りのお客は気にせずにね…」
(やっぱり、そういうこと…)
アナルの周辺を洗っていた美香の指がお尻の穴の中に入ってきた。
(あっ…)
「一度に大勢とした経験は?」
訊きながら、美香はお尻に差し入れた指をくりくりと指を動かす。
「あります」
「そう」
「今日、大勢とするんですか?」
「わたしはOKなんだけど、あなたは?大勢は、嫌い?」
「そうでもないですけど…」
「お尻と口ね。あそこはNGっていうことでいい?」
「美香さんに任せます」
「そう。じゃぁ、そういうことで…ね」
「お尻、だいじょうぶ?」
美香が訊いた。
「えっ、ええ。今日は、そういうのもあるかなって…」
隷従の約束は、今日明日の二日で終了だ。
後二日は、何をさせられるかわからない。
梨央は、昨日から下剤を飲み、純一が帰ってくるまでにお腹のお掃除は済ませていた。
「そう」
美香は、梨央のお尻から抜いた指を、さりげなく鼻に当てた。
悶絶 (1) (2) (3) (4) (5) (6)